ピアノの椅子のおすすめ厳選8選を紹介!
「おすすめのピアノの椅子」とは、一体どういう製品なのでしょう?高額で人気のモデルならば一概に何でも良いという訳ではありません。自分に合うかどうかが、購入の際に最も重要なポイントになります。今回はピアノの椅子の正しい選び方と、おすすめのモデル8選をまとめました。
ピアノの椅子の重要性
ピアノの練習は椅子が合わなかったり質が悪かったりすると、間違った癖が身体に沁みついてしまい、後々直すのが難しいため必ず正しく選ばなくてはいけません。
ビギナーの方は特にその重要性が分からず、座れるなら何でも良いと考えるかもしれませんが、上達が遅れ綺麗な音色を出せなくする大きな原因にもなります。
ピアノの椅子の、正しい選び方とおすすめ製品をチェックしましょう。
ピアノの椅子の選び方
ピアノの椅子の選び方①:高さ
ピアノの椅子を選ぶ際に最も重要なのが、自分に合う高さかどうかです。
椅子が高いと腕・肩が上がり、疲れやすくなるため長時間の演奏が難しくなります。
低いと猫背になり、背中や腰が痛むでしょう。
さらに高さが合っていないと手首や指に余計な負荷がかかるため、腱鞘炎などにつながります。
ピアノの椅子には高さ調整ができるものがあるので、成長が早い子供の場合は特に微調整が効くものがおすすめです。
また自宅や音楽教室で同じピアノを誰かと共有している場合も、細かい高さ調整ができるものは重宝します。
ピアノの椅子の選び方②:タイプ
ピアノの椅子は背もたれがあるかないかで、大きく2つのタイプに分かれます。
基本的には背もたれに寄りかかるようなピアノの演奏方法はないですが、それぞれどのようなメリットがあるのでしょう?
各タイプの特徴を見ていきましょう。
ピアノの椅子のタイプ(1):トムソンタイプ
背もたれがあるのがトムソンタイプと呼ばれるピアノの椅子です。
この背もたれは寄りかかって演奏するためではなく、椅子の重さが後ろになるため前に体重をかけた時、椅子が浮くのを防いでくれる効果があります。
またこのタイプの椅子は後ろに付いているツマミで、比較的簡単に高さの調整が可能です。
そのため音楽教室や発表会、学校など同じピアノを複数人で共有する場合にも購入されます。
ただ背もたれがないタイプのものより値段が高いです。
ピアノの椅子のタイプ(2):ベンチタイプ
背もたれがないピアノの椅子がベンチタイプです。
サイドに付いているネジで無段階の高さ調整ができ、トムソンタイプより安い価格で入手可能なのと、クッション性に優れています。
ただし高さ調整にはやや時間が必要で、複数人での使用には不向きです。
そういった場合に便利なのが油圧式という、高さ調整を簡単にできる機能のベンチタイプになります。
価格もおさえられているものが多いので、チェックしてみるとよいでしょう。
ピアノの椅子の選び方③:クッション性
クッション性の高いピアノの椅子は、長時間の練習でもお尻や腰が痛くなりにくいです。
しかし柔らかすぎると正しい姿勢で練習を続けるのが難しくなるため、適度な柔らかさのものを選ぶとよいでしょう。
ピアノの椅子の選び方④:安定感
ピアノは時に激しい演奏もするため、その振動に耐えるだけの安定感を持った椅子を選ぶことが大切になります。
身体全体で表現することもパフォーマンスとして重要です。
しっかりした椅子で、自分のスタイルを研究しましょう。
演奏中ぐらついたりひっくり返ったりするような椅子は、単純に危険です。
電子ピアノ用のものを時々ピアノの練習に使っている方がいますが、実は安定感が望めずあまり適していません。
ピアノの椅子の選び方⑤:デザイン
ピアノの椅子は一般的に黒いものがスタンダードですが、白いピアノに合うように白い椅子や、茶色のピアノに合うように茶色い椅子も販売されています。
アンティーク調のピアノには猫足のデザインの椅子もあり、調べてみるとバリエーションが豊富で、見ているだけで楽しいです。
ただし使うピアノのデザインに合わせないと、見た目が大変ちぐはぐになるので注意しましょう。
ピアノの椅子のおすすめ8選
それでは次に、具体的におすすめのピアノの椅子を厳選して8選紹介します。
自分に合っていて、かつ求めている製品を、先ほど紹介した選び方を参考に見つけ出してみましょう。
ピアノの椅子のおすすめ①:FS-201QZJ(キクタニ)
シンプルなデザインで、色もBlack・Brown・whiteと3種類あるので、幅広いピアノと相性がよいでしょう。
リーズナブルな価格で入手でき、座面幅は広めです。
レッスン用にも良いですし、連弾にも向いています。
FS-201QZJ(キクタニ)
参考価格: 10,725円
安定感 | ★★★☆☆ |
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高さ | 470mm~570mm(無段階調整可) |
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タイプ | ベンチタイプ |
クッション性 | やや硬い |
デザイン | スタンダード/Black・Brown・white |
ピアノの椅子のおすすめ②:AE(イトマサ)
クッション性・安定感ともに抜群の評価を得ている椅子です。
2人で座ってもどっしりしているため、こちらも連弾・レッスンにおすすめでしょう。
また脚にキャップが付いているため床を傷つきづらく、フローリングにも優しいです。
AE(イトマサ)
参考価格: 18,400円
安定感 | ★★★★★ |
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高さ | 460mm~540mm |
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タイプ | ベンチタイプ |
クッション性 | 丁度よい |
デザイン | スタンダード/黒(脚:黒・ウォールナット・マホガニー・Yマホガニーの4種)・白 |
ピアノの椅子のおすすめ③:SG16(HIDRAU)
おしゃれなアンティーク調の椅子です。
高額ではありますが、長く使いたい場合にはかなり重宝します。
耐久性もあり、色のバリエーションも豊富です。
SG16(HIDRAU)
参考価格: 85,000円
安定感 | ★★★★☆ |
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高さ | 495mm〜585mm |
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タイプ | トムソンタイプ |
クッション性 | やや硬い |
デザイン | アンティーク/ガーネット・グリーン・ゴールド・サウンド・ピンク・グリーンアップル・ライトブラウンなど(脚と背もたれもカラーバリエーションあり) |
ピアノの椅子のおすすめ④:NAW60(甲南)
座面が60cm×34cmと、広めの椅子です。
身体が大きい人にも嬉しいでしょう。
コストパフォーマンスの高さに定評があります。
NAW60(甲南)
参考価格: 13,037円
安定感 | ★★★★☆ |
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高さ | 470mm~550mm |
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タイプ | ベンチタイプ |
クッション性 | 丁度よい |
デザイン | スタンダード/黒 |
ピアノの椅子のおすすめ⑤:No.45(ヤマハ)
通常座面は6つのボタン留めですが、こちらは中心位置を除いた4つボタンです。
ヤマハは高額な椅子が多い印象ですが、こちらは非常に低価格になっています。
スタンダードなデザインも、あらゆるピアノに合わせやすくて嬉しいところです。
ヤマハ ピアノ椅子 No.45 ブラック
参考価格: 18,800円
安定感 | ★★★★☆ |
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高さ | 480mm~545mm |
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タイプ | ベンチタイプ |
クッション性 | 丁度よい |
デザイン | スタンダード/黒・白・マホガニーなど、座面と椅子素材ともに各8つのバリエーションあり |
ピアノの椅子のおすすめ⑥:No.5(甲南)
トムソンタイプのスタンダードな椅子です。
非常にしっかりした作りな上に、高さ調整の幅が広く重量が軽めなため子供の練習にも向いています。
KONAN 甲南 ピアノ椅子 NO.5
参考価格: 42,000円
安定感 | ★★★★☆ |
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高さ | 430mm~550mm |
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タイプ | トムソンタイプ |
クッション性 | やや硬い |
デザイン | スタンダード/椅子:黒/座面:赤 |
ピアノの椅子のおすすめ⑦:CB-18N(吉澤)
デザインのバリエーションが豊富で、色は4色から選ぶことができます。
猫脚のものもあるため、アンティーク調のピアノにもぴったりです。
見た目にも完璧にこだわりたい方は、こちらがおすすめでしょう。
CB-18N(吉澤)
参考価格: 25,000円
安定感 | ★★★★☆ |
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高さ | 470mm~550mm |
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タイプ | ベンチタイプ |
クッション性 | やや柔らかい |
デザイン | スタンダード/アンティーク/黒・マホガニー・ウォルナットなど |
ピアノの椅子のおすすめ⑧:EEX-CH72(イーサプライ)
こちらは折りたたみ式のピアノの椅子です。
安定感の面で不安に思う方もいるかもしれませんが、こちらはとてもしっかりしています。
ただしその分やや重たいので、移動する際には少し体力が要るようです。
とは言え、いつも同じ椅子で弾きたいという方にとっては非常に便利でしょう。
EEX-CH72(イーサプライ)
参考価格: 5,280円
安定感 | ★★★★☆ |
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高さ | 520mm~640mm(4段階調整タイプ) |
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タイプ | ベンチタイプ |
クッション性 | 柔らかい |
デザイン | 折りたたみ/黒 |
まとめ
今回はピアノの椅子のおすすめを厳選して8選と、選び方も含めて紹介しました。
ピアノの演奏は正しい姿勢で、身体にかかる負荷を最低限に抑えて弾くために、自分に合う椅子を使用することがかなり重要です。
この記事を参考にピアノの椅子を正しく選び、快適に演奏できるようにしましょう!
それではどのようにピアノの椅子を選ぶのか、必ずチェックしたいポイントごとに解説します。
次の選び方を、自分に合う椅子を購入する際の参考にしてみてください。