ピアノ曲で超絶技巧の難易度MAXの曲10選をご紹介!最高難度の曲とは?

ピアノで「弾くのが難しい曲」とは?こちらでは、「弾けたらかっこいい!超絶技巧のピアノの難易度MAXの難しい曲10選」をご紹介しています。現役で活躍するピアニストでさえ難しいと弾くのを避ける曲、あなたもチャレンジしてみませんか?

ピアノで弾くのが難しい曲とは?

ピアノをある程度まで極めたことのある方にとって、「弾くのが困難な曲」「難しい曲」と感じるのはどんな曲でしょうか?

ピアノで弾くのが難しい曲ってどんな曲?

ピアノ 難しい
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1つは、「音の多さ」が挙げられるのではないでしょうか。楽譜を見た瞬間に、音符が多すぎるのを見ると、ああこれは難曲そうだと感じますよね。さらにテンポが速い曲だと、指の速い動きも要求されてくるのでたくさん練習しなければならない、と思うでしょう。

2つ目に、音が飛びすぎる曲は難曲である、と感じます。さらに、オクターブ以上の音域をおさえなければならない曲も弾きづらいですね。どちらのケースも、手が大きくなければ弾きこなすのに困難です。最高難度の曲ともなると手が大きくても不可能ではと思える曲もあり、最適な練習方法を見出さなければならない、といったところでしょう。

そして3つ目。テクニックだけではなく、表現力が求められる楽曲でしょうか。ピアノにおいて、表現力はいくらテクニックがあっても練習だけではカバーしきれない部分がありますよね。

こちらではこれらのことを元に、超絶技巧のピアノの難易度MAXの難しい曲を10曲選び、ご紹介していきます。

ピアノで難しい曲を弾けるようになることの価値やメリット

ピアノ 難しい
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こういった難曲を弾けるようになることには一体どんな価値があってどんなメリットがあるでしょうか。

1つには、やはり自分の技術向上、ということが挙げられます。難しい曲を弾けるようになることによってさらに自分のテクニックが磨かれ、さらなる上を目指していける、という点ですね。こういった難曲に挑戦しよう、というからにはある程度テクニック、腕に自信がある方々でしょう。難易度の高い曲を弾きこなせれば自分にとって明らかにプラスになりますよね。

また、難しい曲を弾ける、ということは単純にかっこいい!ということにもなります。こういう曲を披露する場というのはある程度人が集まっているようなところ、発表会であったり演奏会であったりするのでしょうが、難しい曲をさらっと弾けたらかっこいい、と絶賛されそうですよね。

ピアノで弾くのが難しい曲10選

鉄道(シャルル=ヴァランタン・アルカン)

「鉄道」という名の通りですが、アルカンが1844年に作曲した、蒸気機関車が走る様子を曲にしたものです。難しい曲ランキングトップ10に必ず入るといってもいいでしょう。

左手はひたすら8分音符の連打で、こちらでリズムをとるような感じですが、右手は16分音符の連続、しかもテンポがとても速いです。これを保ちながら最後まで弾ききるのは相当のテクニック、練習が必要となるでしょう。

しかしまさに「蒸気機関車がシュッシュと音を立てながら走ってゆく」映像が脳内に浮かびますね。

ピアノ協奏曲第3番の大カデンツァ(セルゲイ・ラフマニノフ)

ラフマニノフ作曲の「ピアノ協奏曲第3番の大カデンツァ」は最高難度の曲の1つ、として「超絶技巧を必要とする曲」の代表のように扱われる楽曲です。あまりに難しいので小カデンツァのほうが好まれ、よく弾かれるほど。プロでも避ける曲なのです。

1996年に公開された映画「シャイン」ではピアノ史上一番難しい曲とも言われ、主人公が弾き終えたあとに精神が壊れてしまうというなかなかショッキングなシーンがあるほどです。
手の大きなラフマニノフらしく、広範囲に広がった和音が多く使われた曲。

パガニーニによる超絶技巧練習曲第5番「鬼火」(フランツ・リスト)

超絶技巧練習曲第5番はリスト作曲。タイトル通り、超絶技巧を必要とする曲です。こちらも、「弾くのが難しい曲ランキング」といえば必ず入ってくる曲の1つでしょう。この曲はテクニック的にも難度が高いですが、表現力も求められる曲です。「練習曲」という名の通り、指の動き、それから表現力と多方面において技術を磨くことができます。

トリルなどが多用されていますので練習方法としてはリズムが崩れないようにしっかり弾きこなすことの積み重ねが大切になると思います。

モーツァルトの「トルコ行進曲」(アルカーディ・ヴォロドス)

モーツァルトの「トルコ行進曲」はオリジナルはそう難易度も高くなく、小学生のころに弾いた、という方もいらっしゃるのではと思いますが、このトルコ行進曲をヴォロドスがさらに難しくアレンジした曲があり、これが「難しい曲ランキング」には必ず入るほどの難曲となっています。今モーツァルトがいてこの曲を弾いてみてと言われたら、弾けないかもしれないとまで言われています。

これが同じ曲だろうか?と思えるほどに難しい曲に変わっていますので興味を持たれた方はチャレンジなさってみては?

イスラメイ(ミリイ・バラキエフ)

「イスラメイ」は、ロシアの作曲家、ミリイ・バラキレフが1869年に書いた曲です。カフカス地方におもむいた時にこの曲のアイディアを得たそうで、イスラメイとは元々民族舞曲のことで、これをピアノ曲として作ったそうです。

この曲も最高難度の曲の1つで、「難しい曲ランキング」には必ず入る曲といえるでしょう。こちらも音符が多い上にテンポが速く、指のテクニックが必要になりますが、さらに楽譜を見るとお分かりになると思いますが、転調が多く、かなり複雑になっています。
バラキレフ自身、自分が弾けない箇所がある、と告白するほどの難曲ですが、腕に覚えのある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ショパンのエチュードによる練習曲(レオポルド・ゴドフスキー)

ショパンのエチュードは難易度がそこそこ高く、革命のエチュードや木枯らしのエチュードなど、発表会などでも弾いた、という方は多いでしょう。

12の練習曲op10はあのリストでさえ、初見では弾けず練習を要した、と言われるほどです。しかしこの、ただでさえ難しい曲を、ゴドフスキーがさらに編曲、最高難度とも言われる曲にしてしまったのです。

こちらでご紹介している動画はその中でも第47番「おふざけ」と題された曲ですが、これは黒鍵(op10-5)と蝶々(op25-9)の旋律を同時に弾くアレンジにしている、というまさに「意味不明」、なんていうことをしてくれたんだ、ともいえる超難関な曲へと進化しています。
この曲を弾けたらさぞかしかっこいいのでしょうね。

さすらい人幻想曲Op.15(フランツ・シューベルト)

「さすらい人幻想曲」はシューベルトの作品。シューベルトの作品は割と弾きやすい曲が多く、多くの方がおそらく通ったことのある作曲家だと思います。しかしこの「さすらい人幻想曲」は数あるピアノ曲の中でも難易度が高い曲と言われています。一応ソナタ形式ではあるのですが、ほとんど切れ目なく4楽章まで続きます。指の動きも複雑ですが、さらに高度な表現力も求められる楽曲となっています。

シューベルト自身がうまく弾けなくて「こんな曲は悪魔にでも弾かせておけ」とブチ切れた、というお話まであります。シューベルト自身も弾くのに苦労したという曲、是非ともチャレンジしてみてください。

夜のガスパール(モーリス・ラヴェル)

「夜のガスパール」はフランスの作曲家、ラヴェルによる曲で、同じくフランスの詩人、ルイ・ベルトランの詩集を題材にした組曲です。

この組曲は3楽章からなっており、1曲目、2曲目はゆったりとした演奏でいいのですが、3曲目はテンポが速くなり、複雑な指使いを要求される楽曲となっています。「小悪魔が飛び回る様子」を描いており、まるでその情景が浮かぶかのように不気味で、また激しい強弱でもってそれを表現しなければなりません。

この曲が発表されたときは、ちょうど同年代に発表されていたバラキレフの「イスラメイ」と並ぶほどに難曲である、と言われていたそうです。

半音階的大ギャロップ(フランツ・リスト)

半音階的大ギャロップはリストの曲です。

ギャロップということでリズムとしてはとらえやすく、一度掴めば弾きやすい曲かもしれませんが半音階で目まぐるしく動かさなければならない指、音域の広い和音が続く部分はやはり高度なテクニックが必要といえます。しかし弾きこなせたら確実に、かっこいい!と思われる曲ですね。

パガニーニによる超絶技巧練習曲第3番「ラカンパネラ」(フランツ・リスト)

そして多くのピアニストが一番難しい曲と思うのがこの曲、リストの「ラカンパネラ」でしょうか。もともとパガニーニが作ったバイオリンの楽曲をリストがピアノ用に編曲したものがラカンパネラですが、「難しい曲といえば」と言われて一番最初に思い浮かべるのがこの曲ではないでしょうか。実際筆者も、まず「ラカンパネラだ」と思いました。

しかしこの曲は弾きごたえがある上に聴く側にとっても馴染みがあり、人気も高い曲です。
ちなみにこの曲は速すぎるためにアップライトのピアノでは反応が間に合わず、演奏が不可能とすら言われています。

難易度の高い曲の練習方法

難しい曲の練習方法①片手ずつ練習する、部分練習をする

一般的に難易度の高い曲にチャレンジしてみよう、という方はおそらくすでに相当高い技術をお持ちの方だと思われますが、チャレンジする際にはやはり初心にかえって、まずは片手ずつマスターしていくようにしましょう。

それから部分練習、それからゆっくりとしたテンポでミスタッチのないよう最後まで弾いてみる、という方法がおすすめです。

難しい曲の練習方法②苦手なところを見つける、メトロノームに合わせる

弾いているうちに、自分にとって苦手な箇所というのが分かってくると思います。そうしたらそこを重点的に繰り返し弾くようにしましょう。

音をフォルテで弾く、というのもトレーニングとして有効です。苦手なところが克服できたかなと思ったら次はメトロノームに合わせて一定の速さでミスタッチなく弾けるようにし、徐々にテンポを上げていくと良いでしょう。

難易度の高いピアノ曲を弾けるピアニストは?

フジ子・ヘミング

超絶技巧をもつピアニストというとまずフジ子・ヘミングの名が浮かびます。彼女はもちろん、テクニックだけが売りのピアニストではありませんが、現時点で「ラカンパネラ」を彼女以上に弾けるピアニストはいないのではないかとも言われているピアニストです。

また、彼女のこれまでの生き様というのもなかなかに壮絶で人の心を打つものがあります。

アレクサンダー・ガヴリリュク

ウクライナのピアニスト、アレクサンダー・ガヴリリュクも超絶技巧の持ち主であるピアニストです。彼はベートーヴェンからブラームス、そしてラフマニノフと、幅広いレパートリーをもったピアニストで注目されています。

辻井伸行

辻井伸行は盲目のピアニストとして注目されていますが、彼もまた超絶テクニックをもつ天才ピアニストです。上記してきた中に彼の演奏の動画も含んでいますが、まさに神業とも思える指の動きには視線が奪われてしまいますね。

まとめ

ピアノ 難しい
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こちらでは「弾くのが難しいとされる曲」について代表曲を10曲あげ、それぞれの曲の特徴などをまとめました。また、難しいと言われる曲の練習方法などもご紹介しています。

現役のピアニストでさえ「難しい」といって避ける曲を弾けるようになったら自分でも誇らしくなりますね。また、ラフマニノフにしろリストにしろ、現代のわたしたちへの「弾いてみろ」という挑戦状だとすれば、受けてたとうじゃないか、という気にもなります。

是非、チャレンジしてみてください。

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