【映画】「横道世之介」主題歌ASIAN KUNG-FU GENERATION『今を生きて』とは?曲について徹底考察

映画『横道世之介』の主題歌であるASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲『今を生きて』についてご紹介します。さらに、『今を生きて』というタイトルと歌詞から、楽曲と映画『横道世之介』の内容についてのリンクも解説します。

記事の目次

  1. 1.高良健吾が主演を務めるハートフル映画「横道世之介」
  2. 2.主題歌ASIAN KUNG-FU GENERATION『今を生きて』について、歌詞から曲を徹底考察
  3. 3.まとめ

『今を生きて』が本作の主題歌として採用された理由について、歌詞から考察していきましょう。

オレンジになった
朝焼けの積もったような砂浜で
酔ってまた君の名を呼んで
空っぽになって転げ回る
遠く淡い模様

閉店後の店先で
害虫灯の青い灯を頼って集った
夜風を泳いで
触れた手を少しだけ思い出して

軽やかなリズムから始まる『今を生きて』。歌詞の中では、甘酸っぱい思い出を懐かしむ様子が描かれています。
しかしサビに入ると、一転して力強く先を見据えた印象の歌詞になることに気づくのではないでしょうか。

優しく笑って
今日でサヨナラしようぜ Baby
永遠をこのフィーリングに刻み込もう

駆け出そう世界へ Say yeah!!!
肉体の躍動だ Baby
永遠を このフィーリングをずっと忘れないでいよう

思い出を大事にしながらも、その記憶だけに縋るのではなく、自分の中に刻み込んだ気持ちを糧にしてこれからを生きていくんだという決意がサビの部分から読み取ることができるのではないでしょうか。

このように、『今を生きて』という曲は懐かしさと喪失を描きながらも人生はさらに先に進むものだということを伝え、力強く生きていこうとエールを送る歌となっています。加えて明るい曲調や合間に入る掛け声も、私たちを後押ししてくれているように聞こえるのではないでしょうか。

映画『横道世之介』の作中では、世之介が過ごしたたくさんの思い出が語られています。哀しい喪失もありながら、それでも一瞬一瞬を懸命に生きる様子を描いたこの作品の主題歌としてふさわしい音楽といえるでしょう。

アジカンと高良健吾がタッグを組んだ映画1作目『ソラニン』

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なお、アジカンと高良健吾がタッグを組んだのは本作『横道世之介』が初めてではありません。
2010年に公開された『ソラニン』という映画でも、高良健吾が主人公のミュージシャン役を務め、アジカンが主題歌である『ソラニン』の作曲を担当しています。
こちらは浅野いにおの漫画『ソラニン』を映画化したもので、「アジカンが作った『ソラニン』という歌」が物語の鍵となっている作品であるため、歌詞がすでに存在しているところにアジカンが曲をつけたという形で作られました。

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まとめ

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ここまで、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲『今を生きて』について解説してきました。
『横道世之介』という映画には、『今を生きて』というタイトルも歌詞も強くリンクしています。上映時間が2時間40分とそこそこ長い映画ではありますが、『横道世之介』を観たあとに『今を生きて』を聞けば、映画の余韻と共に音楽をさらに楽しむことができるのではないでしょうか。

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