【映画】容疑者Xの献身で主役、そして主題歌をも務める福山雅治がすごい!
東野圭吾原作「ガリレオ」シリーズ第三弾、福山雅治主演『容疑者Xの献身』この映画の主題歌になった「最愛」という曲をご存知ですか?作詞作曲は福山雅治ですが、今回は「最愛」がどのような曲なのか、映画のエピソードも交えながら徹底解説していきたいと思います。
「容疑者Xの献身」といえば、福山雅治が思い浮かぶ?
『容疑者Xの献身』(ようぎしゃエックスのけんしん)は、東野圭吾の推理小説(ガリレオシリーズ第三弾)として有名で、主演を務めたのは歌手・俳優で大活躍中の福山雅治。
フジテレビ系「月9」枠で、第1作(第1シーズン)が2007年10月15日から12月17日まで放送され、好評につき第2作(第2シーズン)が2013年4月15日から6月24日まで放送されていました。
両シーズンとも主演を務めたという事もあり、『容疑者Xの献身といえば福山雅治』という方も多いのではないでしょうか。
福山雅治主演の「ガリレオ」シリーズ劇場版
映画『容疑者Xの献身』は劇場版として、2008年10月4日に公開され、映画第2弾『真夏の方程式』が2013年6月29日に公開されました。
実は、福山雅治にとってこの作品は20年ぶりの本格的な映画出演で、映画主演は初めてだったそうです。
2003年から文芸誌『オール讀物』に連載され、2005年8月に文藝春秋より出版、2008年8月には文春文庫より文庫化されるほど、大きな話題を呼びました。
映画化については、2008年に日本版、2012年に韓国版、2017年に中国版としてそれぞれ映画化されているほか、舞台劇にもなっています。
主題歌には福山雅治『最愛』が起用された
この映画の主題歌を務めたのは福山雅治、
はじめは、フジテレビ系月9ドラマ『ガリレオ』テーマソング制作のために結成されたユニットでしたが、その後『ガリレオ』の劇場版『容疑者Xの献身』のエンディング・テーマを担当するためにもKOH+が組まれることになりました。
タイトル曲は『最愛』
KOH+の動画を見て頂いても分かるように、この『最愛』は切ないラブバラードに仕上がっており、歌詞はずっと好きな人を思い続けるひたむきな愛がテーマになっています。
福山雅治がKOH+を紹介する際には、柴咲コウを「KOH(コウ)さん」、自身を「+(プラス)さん」と呼んでいるそうです。
2017年10月28日東京ドームで開催され KANPAI JAPAN LIVE 2017では、観客の前で初めてKOH+として楽曲を披露。 柴咲コウのステージでは「KISSして」を、福山雅治のステージでは、「最愛」を前半を福山雅治が歌い、後半から柴咲コウが登場し、最後は二人で歌い上げ観客を沸かせました。
「ガリレオ」シリーズを紐解く
『ガリレオシリーズ』は、日本の推理作・家東野圭吾原作の推理小説で、物理学者・湯川学を主人公とした連作ミステリーシリーズの総称。
1988年5月に発売した『探偵ガリレオ』からスタートしたミステリー小説。
推理シーンで出てくる「実に面白い!」という名言は色んな人がマネをして話題になりましたね。
天才的なインスピレーションで、科学的なトリックや仕掛けを紐解く面白さや、事件の真実を明らかにしていく上で、背景に隠された人間関係などに深く関わっていく湯川の姿がとても魅力的です。
ガリレオシリーズは1冊完結型なので、どのシリーズから読んでも楽しむことができますよ。
『最愛』に込められた意味を徹底考察
夢のような人だから
夢のように消えるのです
主人公にとって「夢のような人」というのは、雲の上のような存在みたいなものでしょうか。
例えば
・イケメンの先輩、またはスタイル抜群美女
・高収入の医者やパイロットや弁護士
・TVに出ているような売れっ子芸能人(歌手、俳優、アイドルなど)
のような、自分とは釣り合わないような相手の事でしょうか。
もし偶然知り合う事が出来ても、現実付き合ったり結婚したりするのは難しく、もし上手くいっても別れた後は、アレって夢だったんじゃないのかな?と思ってしまうのかもしれませんね。
その定めを知りながら
捲られてきた季節のページ
季節のページを捲るという表現、なんだか映画のワンシーンみたいですね。
写真がどんどんスライドされていくショーにも感じられます。
その定め(別れ?)を最初から知っていた主人公は、二人の出会いから別れまでのシーンを移り変わる季節に重ね合わせて、色んな思い出に浸っているのでしょうか。
落ちては溶ける粉雪みたい
止まらない想い
雪が積もる事なくすぐに溶けてしまうという表現。
桜が咲いてもすぐ散ってしまう儚さと似ていますね。
二人の関係は粉雪や桜の花びらと同じように、季節のほんの瞬間で過ぎ去ってしまったという事でしょうか。
愛さなくていいから
遠くで見守ってて
強がってるんだよ
でも繋がってたいんだよ
あなたが まだ好きだから
愛さなくても見守られたいという主人公の思い。
これはどういう風に解釈したらよいのでしょうか?
相手には他に好きな人がいるので、今はその人の事を大事に思ってほしい。
だけど、私(主人公)の事は忘れないで欲しい。
あんな人がいたな~くらいでいいから、遠くで見守ってくれたらいいなという想いでしょうか。
忘れられたくない、二人で過ごした思い出は思い出のままずっとずっと二人の中で永遠に残しておきたいという事でしょうか。
歌詞には『まだ好きだから』と書いてある通り、この主人公はまだ失恋から立ち直れていない様子が伺えますね。
もっと泣けばよかった
もっと笑えばよかった
バカだなって言ってよ
気にするなって言ってよ
あなたに ただ逢いたくて
本人を目の前にすると、感情を素直に出せなかったりして、バイバイした後に、あんな事言っておけばよかった、とかもっと話を聞いてあげればよかった、なんて思う事って誰でもありますよね。
主人公が好きだった相手は、悪い事をダメだと叱ってくれる相手だったんでしょうか。
自分の弱いところをカバーしてくれる相手だったのかもしれませんね。
仕事も恋愛もですが、居なくなってからその人の存在価値に気づけるものです。
初めてでした これまでの日々
間違ってないと思えたこと
主人公は生きていく中で色んな失敗をしてきたのかもしれません。
でも、今回の相手に出会えたことで、正しい道が切り開けたのかもしれません。
恋愛は楽しい事ばかりではありません。
時にムカついて、時に悲しくなることもあります。
そんな中一緒に成長しあえる相手だったのかもしれませんね。
陽だまりみたいな その笑顔
生きる道を照らしてくれました
笑顔は人の心を豊かにしますよね。
街で出会った知らない人に微笑みかけられたり、犯罪者が笑ったりしてるのは気持ち悪いですが、家族や恋人など身近な人の笑顔を見ると、元気が出ます。
心の雨に傘をくれたのは
あなたひとりだった…
主人公がこの相手と出会ったのは、主人公が苦しかった時期なのかもしれませんね。
この曲もですが、福山雅治の歌詞はよく雨のシーンが登場します。
愛せなくていいから
ここから見守ってる
強がってるんだよ
でも繋がってたいんだよ
あなたが まだ好きだから
愛せなくていいから、と言っているのは、別れた原因は相手が主人公の事を嫌いになってしまったからなのでしょうか?
2人が別れる原因は何だったんでしょうか?気になりますね。
浮気、金銭的問題、体臭などもありますが、一番多いのは性格の不一致とかでしょうか。
おなじ月の下で
おなじ涙流した
ダメなんだよって
離れたくないって
ただひとこと ただ言えなくて
主人公は相手に対して、離れたくない、おまえじゃなきゃダメなんだ、その一言を言えなかった事をすごく悔やんでいますね。
どんな別れ方をしたんでしょうか。
今更LINEなどで、あの時・・・みたいに言うのも変ですもんね。
もしかしたら福山雅治が過去にこんな経験をして、どうしても相手に伝えたかったから、実体験を歌詞にしているのかもしれません。
いつか生命の旅
終わるその時も
祈るでしょう
生命の旅が終わる時、これは死ぬときという事でしょうか?
主人公が20代だとすると、寿命を迎えるまであと60年位あると思います。
きっと他の人と結婚をしているかもしれませんし、本当にその時までこの相手の事を思い続けられるのでしょうか?
だとしたら、本当にすごいですね。
あなたが憧れた
「あなた」であることを
その笑顔を 幸せを
あなたが憧れたあなたというのはどういう意味でしょうか?
あなた(別れた相手)は何か夢があって、それに向かって頑張っていたのかもしれません。
相手が女性だとすれば、大学進学か何かの資格取得、就職活動、女優やアイドルを目指す為にレッスンを受けていた、または語学留学とか。
何か始めると言う事は、二人が会う時間がどうしても削られてしまう事になります。
田舎から上京したり、仕事で転勤となれば、離れ離れになってしまう事もあります。
夢(なりたい自分)を手に入れると言う事は、何かを犠牲にする事もあります。
遠距離恋愛をして頑張っている人もいますが、上手くいかないケースも良く聞きますよね。
まとめ
さて、今回は福山雅治、
福山雅治と言えば、昔から多くの女性アーティストへの楽曲提供を行っており、松本英子さん、新山詩織さん、藤原さくらさんなどの曲が有名です。
優しいメロディーと甘い歌詞がピッタリハマるので、女性が歌っても違和感ありませんね。
楽曲提供した曲を自らカバーして歌うこともあり、女性が歌うのとはまた違う味が出ていいですよね。
ガリレオシリーズは、本当に奥が深くて面白い作品です。
まだ知らないという方は小説をぜひチェックしてみてくださいね。
そして、KOH+としての活動再開や、続編が公開される事を期待しましょう。