【ドラマ】米津玄師『Lemon』は大人気ドラマ「アンナチュラル」の主題歌だった!
石原さとみと窪田正孝が演じるコンビに注目が集まり大反響を起こした人気ドラマアンナチュラル。もう一つの人気の理由はアンナチュラルの主題歌である「Lemon」でした。今回はその主題歌のLemonやドラマのあらすじについて解説していきたいと思います。
YouTubeのMV再生回数は4.7億回を超え、今や日本の若者ならだれもが知っているといっても過言ではない「Lemon」ですが、一体作詞作曲をした米津玄師さんはLemonをどのようにして作曲したのでしょうか。また、どんな思いが込められて作られた歌なのでしょうか。歌詞や本人談から考察してみました。
まず、「Lemon」というタイトルの意味ですが、みなさん、レモンは食べたことありますよね。
レモンは食べた後は強烈な「酸味」が飛んできますが、数秒後には口からのどにかけて「苦味」が匂いとともに残り続けます。
その味の感じ方を米津さんは強い衝撃とわずかに残り続ける記憶。という風に置き換え、そんな歌にしようと思い「Lemon」というタイトルにしたのです。
そして「Lemon」のテーマですが、米津さん曰く、ドラマ「アンナチュラル」の根底にあるのは「人の死」。
それをどうやって1曲に押し込むかが重要かを考えて作詞したようで、当初は「傷ついた人の心をやさしく包み込むような曲」という路線で作曲していたそうですが、米津さんは作曲中に「身内の死」を体験してしまいました。
それにより、米津さん自身の「死の概念」が崩されてしまい、作りあがった曲は、「あなたが死んで悲しいです」と嘆くような曲に仕上がりました。
つまり、「Lemon」のテーマは当初と変わってアンナチュラルの根底にある「人の死」を悲しく嘆く1曲となったのです。
そして、歌詞そのものの意味ですが、「夢ならばどれほどよかったでしょう」から始まる冒頭の4行は、
「死」に対して、夢ならよかったと空想を描き、夢を見る。
「死」とは人間にとって最も辛く忘れがたいもの。
いくら時がたっても、忘れ物を取りに帰るかのように思い出してしまうもの。
という意味が込められて作詞されていたのだそうです。米津さん自身が「身内の死」を経験したからこそ自分の身内が死んだときに描いた空想を「Lemon」の歌詞にそのまま描けたのではないかなと思います。
そして「戻らない幸せがあることを」から始まる4行は、
あなたの「死」は決して覆らず、あなたとの幸せの日々はもう来ない。
そんな当たり前のことをあなたは「死」をもって教えてくれた。
あなたが死んだことによって私の視界は昏いままだ。
というような意味が込められているそうです。実際に身内が死んで「死」の辛さを痛感した米津さんの気持ちをそのまま表しているのがこの歌詞なのだと思います。
そのほかの歌詞にも、1つ1つ深い意味が込められていて、なにかグッとくるような歌詞になっています。
この曲は、米津さんの身内の方が亡くなって、亡くなったときに米津さんが思ったことを前面に出している曲だと思うので、まさに米津さんの世界観そのものが出ているため、人気が出たのではないかなと思います。
まとめ
今回は、大人気ドラマ「アンナチュラル」の人気になった理由2つについて考察していきました。
ドラマの最後のほうにしか流れない「主題歌」ですが、ドラマ自体よりもインパクトを与え、印象付けた米津さんの「Lemon」は本当に凄かったと思います。
ただ、こんなにもいい曲なのにもかかわらず、未だアルバム収録はされてないので、レモンを聴きたい方は、singleで聞くか、YouTubeで視聴することをおすすめします。
今度「Lemon」を聴くときは、歌詞の意味などを考えてから聞いてみてください。普段聞いているときよりも、深く、感情が揺さぶられるような気持になると思いますよ!
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