透明感のある声を出すコツと練習法を紹介!

透明感のある声を出すコツをご紹介します。透き通るようなクリアーボイスで歌えたり、綺麗な声で話せることができたら、聞いている人も自分自身も気持ちが良いですよね。今回は透明感のある声を出すコツとその練習方法についてまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.透明感のある声を出したい
  2. 2.透明感のある声のアーティスト
  3. 3.透明感のある声を出すコツと練習法
  4. 4.透明感のある声を出すコツのまとめ

透明感のある声を出したい

Photo byMyriams-Fotos

透明感のある声』という表現があります。またそれとは逆に『濁った声』という表現もあります。目に見えない『声』を透明とか、濁っていると表しているところが興味深いですね。でも、伝わってくるものは確かにあります。

『透明感のある声』とは、どんな声なのでしょうか?声色、なんて言われるように、声には目には見えない色があります。『黄色い声援』なんていうのは秀逸な例えです。

人の声に耳を澄ませてよく聴いてみると、それぞれに違う色彩を持っていることに気がつきます。

透明感のある声とは?

『透明感のある声』とは、一般的に透き通っていて張りのある綺麗な声のことを表します。

Spitzの草野マサムネさんや、家入レオさん、小田和正さんなんかの声はそういった透明感を感じる、張りのある綺麗な声の代表格です。

共通していえるのは、聴いていて気持ちが良く、吹き抜ける風のような爽快感を感じさせてくれる点です。

そんな風な声が出せたら、そんな風に歌えたらさぞかし気持ちが良いでしょうね。この『透明感のある声』には練習次第で近づけることができます。

アマポーラ/ううじん

『アマポーラ』は2005年よりミュージシャン活動をされている、ううじんさんが2007年に出したアルバム『おめでとう ありがとう』に収録されている楽曲です。

神々しいまでに美しく、透き通ったボーカルは何度聴いても感動的で、透明感のある声ということで、まずこの声を聴いていただきたいと思いました。

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透明感のある声のアーティスト

Photo byalisaapps

私が思う、透明感のある声を持つアーティストをご紹介していきます。男性も女性も張りのある綺麗な声質で、丁寧に歌っているところは共通しているようです。

渚/Spitz(草野マサムネ)

邦楽男性ボーカル界のクリアーボイスといえば、スピッツの草野マサムネさんは、真っ先に名前が挙がるのではないでしょうか。

曲を知らなくても、少し歌を聴けば「これ、スピッツだ!」とわかってしまう程、マサムネさんのクリアーボイスは印象的です。

高音で少し力が入るところでも、決してその透明感は薄れず、それどころか純度が増していく儚くガラスのような声は、女性も男性も胸を打たれます。

スターライトパレード/SEKAINOOWARI(fukase)

セカイノオワリのボーカル、fukaseさんは少年のようなピュアさと透明感を持ち合わせた声を持っています。

このバンドの世界観を引っ張っているのは、間違いなくイノセンスを感じさせる彼の声です。
 

明日への手紙/手嶌葵

手嶌葵さんはジブリ映画『ゲド戦記』の主題歌『テルーの唄』などでお馴染みの歌手で、その高い歌唱力には定評があります。

決して声を張り上げることはありませんが、彼女の歌声は優しく、透明な水の流れのように私たちの心にサラサラと流れ込みます。

Hello,Again〜昔からある場所〜/マイ・リトル・ラバー(akko)

マイ・リトル・ラバーのボーカル、akkoさんの声は業界屈指の透明感があると評判です。

代表曲である『Hello,Again〜昔からある場所』でもその透き通る歌唱はキラキラ輝いています。『エバーグリーン』という言葉がこれほど似合う楽曲もなかなかないでしょう。

元メンバーでプロデューサーの小林武史さんは初めてakkoさんにあった時に、その透明性に惹かれたと、彼女の魅力について語っています。

透明感のある声を出すコツと練習法

Photo bycocoparisienne

上のアーティストの歌唱を聴いてみると、透明感を感じさせる声には共通点があることに気がつきます。

草野マサムネさんや手嶌葵さんの声は息の倍音成分が多く含まれています。つまり息が声帯を通る音が、声の音と混じりあって音色を作り、声を魅力的に響かせているのです。

そしてfukaseさんやakkoさんの声は、はっきりと聞き取りやすい明るい声質で、これは口の上側に向けて共鳴している発声法と考えられます。

声は持って生まれたその人だけの宝物です。それぞれのオンリーワンの声の魅力はそのままでも、意識的に透明感のある声を作ることはできます。

上にあげた、息の倍音成分を多く含ませるようにすること。口の上側に向かって共鳴するように意識すること。この2つがポイントです。

倍音と共鳴について

倍音について詳しく説明してくださっています。同じドの音を出しても、人によって感じが違うのは、そこに含まれる倍音の量やバランスに個人差があるから、という興味深いお話です。

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倍音とは?吹奏楽をされている方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。数ある楽器の中でも、ベースは特に倍音が豊富な楽器と言われています。そもそも倍音とは一体何なのでしょう。ここでは、倍音の意味を分かりやすくご紹介します。

高い音を出そうとすると、どうしても力が入って喉が狭くなってしまいます。そうすると、倍音を多く含んだ豊かな響きの声は出しづらくなってしまいます。

まず、低い音をしっかりお腹を使って出す練習をします。低い音を出そうとすると自ずと喉の共鳴筋が広がってきます。

この喉の共鳴筋が開いた状態で、だんだんと高い音を出せるように練習をしましょう。少しずつで構いません。声と一緒に息が声帯を通る感覚があると思います。

それが倍音となります。1つの音でも豊かな響きが共鳴して、声に透明感が感じられるようになります。

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透明感のある声を出すコツのまとめ

Photo byagnessatalalaev0

今回は透明感のある声についてや、その練習法について解説してきました。

声は自分で思っている以上に、多くの情報を相手に与えてしまいます。家族のちょっとしたひとことでも、具合が悪いのかなとか、今日は機嫌が良いんだな、とわかってしまうように。

なるべくでしたら、周りの人を明るい気持ちにさせるような、気持ちの良い透明感のある声でいたいものですね。声はその人そのものなのですから。

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