ダミ声の出し方とそのコツを紹介!
ダミ声の出し方をご紹介します。ダミ声は濁っといて、あまり良い印象ではなく、どちらかというとネガティブに捉えられることが多いかも知れません。しかし、ダミ声に憧れていたり、出せるようになりたいと思っている人も少なくありません。今回はダミ声について解説していきます。
ダミ声を出したい
ダミ声とは、漢字で書くと『濁声』となります。つまり、濁った声、ガラガラ声という意味です。
市場の魚屋で大きな声を出しているおじさんをイメージしてもらうと、わかりやすいかも知れません。
アニメでいうと、ドラえもんやジャイアンなんかは皆さんがよく知っているダミ声ではないでしょうか。一般的にはダミ声は聴きづらく、あまり良いものとはされないというイメージの方もいるかと思います。
しかし、ダミ声をあえて出したいという人もいらっしゃるのです。
ダミ声を出したい
例えば、上野のアメ横や魚河岸で働く人が、あまりに線の細い、透き通ったシルキーボイスでもあまりしっくりこないでしょう。そういうところで働くには、少しダミ声の方が迫力があるし、説得力があります。
また、激しいロックやデスメタルの様なジャンルを歌いたい人は、そういったダミ声を出せるようになりたい人が多いようです。
今回は男女問わずダミ声を出したい人のために、ダミ声の出し方、ダミ声での歌い方をご紹介していきます。
ダミ声については、こちらの記事にも詳しくありますので、ご参考にしてみてください。
ダミ声の出し方のコツ
初期ローリング・ストーンズのリーダー、ブライアン・ジョーンズは素晴らしいダミ声の持ち主でした。
ブルースなどの黒人音楽をいち早く取り入れ。ストーンズの音楽性の舵を取っていたブライアンのダミ声は、ストーンズの不良っぽさや荒々しさをいい感じで演出しています。
Walkinthedog/TheRollingStones
ダミ声の出し方のコツ
ダミ声の出し方にはいくつかのコツがあります。間違った出し方をしていると、喉を痛めてしまい声が出なくなって『ダミだこりゃ』なんてことになってしまうので、気をつけましょう。
腹式呼吸を意識して
他の発声法にも言えることですが、しっかりとお腹を使って呼吸をして、胸に響かせるように声を出すようにしましょう。
胸を開くイメージで、腹筋を使って声を出すように意識をして、モゴモゴ喋らずきちんと相手に伝わるように、抜ける声を心掛けましょう。
喉を締め付けない
よくダミ声の真似をしようとして、無理に喉を締め付けて声を出す人がいますが、その出し方ではすぐに喉を痛めてしまいます。
喉元をリラックスさせ開いた状態で、腹筋と舌の付け根あたりに少し力を入れるようにして、魚屋さんになったつもりでダミ声を作ってみましょう。
どんな声に近づけたいかのイメージを、出来るだけ明確にしておく事も大切です。最初は難しいかも知れませんが、イメージがあれば少しずつでも近づいていくことが出来るはずです。
大切なのは、声は相手に届けるものであることを意識することです。
ダミ声の出し方のまとめ
ダミ声の出し方について、ご紹介しました。繰り返しになりますが、自分がどういう声に近付きたいのかのイメージが、なるべく具体的に持つことが大切です。
ダミ声に限らず、様々な声を練習することにより、自分自身が持っている本質的な声に向き合うことになるでしょう。
人の声は、その人をそのまま表しています。あなたの持って産まれた声は、あなたの宝ものです。
自分の声にコンプレックスを抱いている人もいるかも知れませんが、あなたの声に憧れている人も、きっといると私は思います。