誰でも高音を出せるように!高音ボイトレのコツをご紹介!

カラオケで高音の出し方がわからない、または高音が出なく、オクターブ下で歌うことってよくありますよね。男性でも女性顔負けの高音を出すプロ歌手はどのように高音を出しているのでしょうか?今回誰でも出せる高音の出し方についてご紹介していきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.うまく高音を出すことができない
  2. 2.高い声って本当に誰でも出せるの?
  3. 3.高音を出すにはコツがある!練習方法ご紹介
  4. 4.「高音の出し方」練習のポイント・コツ
  5. 5.ボイストレーニングをする際の注意点
  6. 6.女性顔負け!? 高音が特徴の男性歌手
  7. 7.筆者厳選!高音曲!
  8. 8.まとめ

うまく高音を出すことができない

皆さんは高音を出すことはできますか?

カラオケに行った際に思いっきり歌うぞ!と意気込んでは見たものの、「サビのキーが高すぎて歌えない・・・」や「声がかすれちゃったからオクターブ下げて歌う」という経験があると思います。

女性の場合は元々声が高く、比較的高音を出すのは容易ですが、男性の場合は声変わりとともに、地声が低くなります。

そのため、高音を出すことが難しくなってきます。

ですが、男性歌手の中には、女性顔負けのきれいな高音を出す歌手がいたり、男性なのに女性のような声(女声)を出す男性もいますよね。

そんな高音を出すプロ歌手もやっている高音の出し方についてご紹介していきたいと思います。

歌手
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高い声って本当に誰でも出せるの?

カラオケで歌ってみて、「サビの高音が出ない」ということはよくあることです。

また、地声が低いから高い声なんて全然でないんじゃないかと思う人もいるでしょう。

高音の曲を誰でも歌い上げるくらいに、高い声を出せるようになるのでしょうか?

結論から言いますと、できます!

ですが、ボイストレーニングを重ね、正しい呼吸、発声方法を身につけることで、高い声を出すことができるようになります。

プロのアーティストは、ほぼ毎日専属トレーナーとともにボイストレーニングに励んでおり、私生活では喉の乾燥などを避けるために、マスクを着けて生活をすることが多いそうです。

マイク
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高音を出すにはコツがある!練習方法ご紹介

男女共通で高音を出すコツですが、初心者から上級者向けまで様々な方法がありますので、自分に合ったレベルや歌唱力に合わせて練習し、スキルアップしていってみてください!

テクニックが上がることにより、歌唱力(表現力)や音域がグンと良くなりますので、根気強くボイトレをしてみることをお勧めします!

「高音の出し方」初心者編:腹式呼吸

まず初めにやることは「腹式呼吸」を覚えることから始まります。

カラオケで喉が痛くなってしまって声がかすれてしまったという経験はありませんか?

その原因は喉を酷使したことによる炎症です。

風邪をひいたときには喉が腫れてしまいますが、喉を酷使した状態は風邪を引いたときと同じ状態になります。

これでは安定したきれいな高音を出すことはできず、カラオケでは音程も安定せず、音痴に聴こえてしまう原因となります。

そのため、まずはおなかから安定した力強い声を出すことを意識しましょう。

よく剣道部が返事するとき「ハイッ!」と短く力強くおなかから声を出していますが、そのようにおなかから声を出すことがとても大事になってきます。

コツとしては、重心をしっかりと置くことです。

両足を肩幅に開き、どっしりと構え、背筋を伸ばします。

このとき、あごは閉めないと喉を使ってしまいますので気を付けてください。

腹式呼吸を使用しての発声ですが、まずは「スーッ」と力強くおなかから息を吐く練習をしましょう。

口の形は「い」の形で、手を前に飛ばし、指先まで吐いた息が届くまで練習します。

こちらの練習ですが、音楽にとどまらず、武道でも正しい呼吸術として取り入れられている腹式呼吸の基本となり、呼吸を整えるやリラックス効果があるため、歌唱前にやるだけでも緊張が緩和されて、声帯の筋肉が柔らかくなります。

もし息が指先に届くようになったら、「スー」を「スッ、スッ、スッ」と細切れに力強く吐いてみましょう。

こちらは腹筋や下っ腹の動きを意識して呼吸をしてみてください。

次に、声を発するときは下っ腹に力を入れ、声をできるだけ前に飛ばすイメージで発声をします。

(または、おなかから鼻や頭にかけて身体の気管を声が駆け上がるイメージでも大丈夫です。)

そうすると力強い声が出ると思いますが、それを歌唱中にも取り入れることにより、喉を酷使せずに歌い続けることができます。

もし、腹式呼吸を意識してうまく声が出ない場合は、呼吸の部分を重点的に繰り返し練習してみると良いと思います。

これからお教えするボイトレの基礎は腹式呼吸になりますので、こちらの腹式呼吸をしっかりとマスターするようにしましょう。

ボイストレーニング
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「高音の出し方」中級者編:地声、歌声を使い分ける

腹式呼吸をマスターしたら、次は自分の「地声、歌声」を意識して練習してみましょう。

なるべくゆっくり目なリズムの曲を腹式呼吸を使って一曲歌ってみましょう。

このとき、録音やカラオケの採点を使い、音程のブレがわかるとより正確に歌声がどのようなものかわかります。

録音をした場合、少々自分の声が気持ち悪く聞こえるかもしれませんが、自分で発している声は自分の体内の中で反響しており、それを含めた音が耳に伝わります。

メガホンなどを使って声を出した場合、こもったような声になると思いますが、それと同じ現象です。

他人視点で聞くことにより、音程のズレや自分では気づかないクセを見つけることができるので、録音やカラオケの採点を利用してみると良いです。

一度腹式呼吸を使った歌声を聴いてみて、地声との音域がかなり差があるのではないかなと思います。

声の高さでいうと、地声<歌声なると思いますので、「地声から歌声」や「歌声から地声」への切り替えを声が途切れずに練習をしてみてください。

声の出し方のイメージとしては、ピアノの「ドレミファソラシド」を一音ずつあげていくイメージで発声していきます。

発声練習は音域が広がる一つのステップとなり、プロ歌手でも毎日ボイトレをおこなっておりますので、継続して練習してみましょう!

ボイス
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「高音の出し方」中級者編:ハミングの練習

次に高い声を出すための準備をご紹介していきたいと思います。

その練習とは「ハミング」です。

ハミングとは、口を閉じて声を出すことで、小さい頃に誰でも一度はやったことがあると思います。

そのハミングで練習曲を歌ってみてください。

鼻歌で歌う形になり、高音を出そうとすればするほど、喉の奥や鼻の奥が振動を感じると思います。

その振動の感覚をしっかりと覚えるようにすると、高音を出す第一歩となります。

ハミング
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「高音の出し方」上級者編:ミックスボイスを習得する

自分の歌声や音域を理解できたら、次は高い声を出す練習をしていきましょう。

高い声といっても、歌声ではなく、「ミックスボイス」というものを使います。

ミックスボイスとは、地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)の中間の声のことを言い、「ミドルボイス」とも呼ばれます。

ミックスボイスを習得するためには、まずは裏声を習得することから始めます。

裏声といえば、とても高い音となり、仮面ライダーに出てくるショッカーになったイメージで、「キー!」と発声してみましょう。

この裏声を出す感覚で一曲裏声のみで女性の曲を歌ってみてください。

ハミングの時同様、鼻の頭などにピリピリと振動する感覚があると思います。

次に先ほど地声から歌声への切り替えを練習したと思いますが、その練習の延長線上で「地声から歌声(ミックスボイス)から裏声」と声を切り替える練習をしていきます。

初めはうまく声が出なくても、声帯の筋肉を緩めることを意識して毎日練習をしてみてください。

この練習をすることにより、現状のおおよその音域を知ることができます。

もし裏声に近い高い音を地声の出し方で安定して発声ができるようになれば、男性の場合は音域がぐんと広がり、女性の場合はきれいな歌声が出せるようになってきます。

いわゆるこれがプロ歌手も使っている「ミックスボイス」という技術になってきます。

発声
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「高音の出し方」番外編:女声を出してみる

こちらは番外編で、男性なのに女声を出す方もいらっしゃいますよね。

実はこの女声もボイトレを続けた結果にできるようになったものです。

男性の場合は思春期に声変わりがあり、声が太く(低く)なります。

その際に身体的特徴にも変化が起き、喉仏が飛び出てきます。

逆に言うと、喉仏が飛び出ていない女性の声に近づくには、喉仏を飛び出ない状態で発声することで、女声が出せるようになります。

ミックスボイスの練習をしたりしていると、高音を出す場合には喉仏が上にクッと上がっているのがわかります。

また、ハミングの練習の際には、鼻の頭あたりにピリピリとする感覚を覚えましたよね。

原理は同じで、「ミックスボイス~裏声」をハミングのように、身体の内部で響かせて、女の子のような女声を出せるようになってきます。

女声の練習には他人からどう聴こえるかが重要なため、録音機材は必須となってきます。

今回ご紹介した女声の出し方は数多くあるうちの一つの方法となるため、Youtubeの動画なども参考にして練習してみてください!
 

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「高音の出し方」練習のポイント・コツ

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