【君の名は】新海誠の大ヒット超話題作は主題歌にも注目が集まる?!物語をRADWIMPSがバックアップする!

大ヒットアニメ映画「君の名は。」の新海誠監督は、かねてよりのファンであったロック・バント、RADWIMPSに映画の主題歌・挿入歌等をオファーし、その出来映えがあまりによくて「君の名は。」をRADWIMPSの歌に合わせるように作製したことは有名です。

記事の目次

  1. 1.新海誠の大ヒット超話題作「君の名は」
  2. 2.「君の名は。」のあらすじ・ネタバレあり
  3. 3.作品制作にあたり、RADWIMPSは密接に関わっているらしい?
  4. 4.RADWIMPSの野田洋次郎らも「君の名は。」以前の新海誠監督作品を観ていた
  5. 5.「君の名は。」の脚本段階でその後、映画で重要となる2曲の歌を含む3曲の歌のデモが新海誠に渡される
  6. 6.映画「君の名は。」の音楽は歌以外も全てRADWIMPSが担当
  7. 7.「君の名は。」のオープニングを劇的な幕開けにする主題歌『夢灯籠』は観るものの心を鷲掴みにするカッコイイ歌!
  8. 8.「君の名は。」の挿入歌の一つであり主題歌の一つでもある『スパークル』は味わい深いラヴソング!
  9. 9.主題歌『前前前世』について徹底考察
  10. 10.「君の名は。」を感動の末にその余韻を噛み締めるに相応しいエンディングの『なんでもないや』にしみじみと!
  11. 11.まとめ

情緒的な優しさ溢れるメロディで上記のツイートの歌詞から始まる『スパークル』は、聴けば聴くほどに深い味わいに胸震わせるラヴソングです。

言葉の選び方が野田洋次郎ならではのもので、考えに考え抜かれて紡がれたであろう『スパークル』は、「君の名は。」の挿入歌でもあります。「君の名は。」はRADWIMPSの歌が起承転結の合図になっているように思われ、『スパークル』で瀧と三葉の恋が予感され、実際、そのように物語は進んで行くのです。

上記2つのツイートのように野田洋次郎はなんて洒落た言葉を操るのでしょう。それらキラキラと輝く歌詞がリリカルな旋律で歌われてしまうと、聴くものはもうその場を離れられないのです。

この美しい歌は「君の名は。」の主題歌、挿入歌でも随一とといっていいほどに素晴らしい歌です。美しい映像美と相まって『スパークル』は聴き惚れてしまう歌なのです。

主題歌『前前前世』について徹底考察

RADWIMPSの魅力の一つである疾走感溢れるバンド演奏に乗って上記のツイートの歌詞で始まる『前前前世』は、余りにも有名な主題歌で挿入歌でもあります。

挿入歌である『前前前世』は瀧と三葉との掛け合い漫才を見ているようなやり取りを華やかに彩り、音楽にシンクロした映像もまた見物です。

そして、歌詞の持つ力が歌にとってどれ程重要かを思い知らされるナンバーが『前前前世』なのです。

ツイートで呟かれているとおり、演奏も素晴らしいのですが、なんといっても歌詞がいいのです。上記のツイートの歌詞なんて、相当考えあぐねた末にポッと天から降ってきたかのように神がかっています。

『前前前世』の歌詞には、「愛」が詰まっていて、それも野田洋次郎の詩才が存分に発揮された凡人には思いも及ばない言葉がちりばめられています。

この主題歌でもあり挿入歌の『前前前世』は、「君の名は。」の上映に先立ち先行発売されたRADWIMPSのシングル曲で、発売時、RADWIMPS初の№1を獲得したナンバーでもあります。

それ故に「君の名は。」といえば、『前前前世』を思い浮かべるほどに、『前前前世』は映画と切っても切れない関係にあります。

激しく情熱的な演奏に乗った歌詞に誘われるように聴くものの心も颯爽と自由の扉を開けて、想像の羽を伸ばし、深い愛の形を満喫するのです。名曲といえるのではないでしょうか。

「君の名は。」を感動の末にその余韻を噛み締めるに相応しいエンディングの『なんでもないや』にしみじみと!

飛騨・糸守のティアマト彗星が割れての糸守へのその断片群が落下した糸守隕石落下事件から8年。立花瀧も宮水三葉もお互いに誰かを求めているにもかかわらず、それが誰なのか忘却の彼方に消え、会えず仕舞いなのでした。

互いにすれ違うことはあっても気付かないまま、月日は冬から春へと流れて行きます。たぶん、新宿駅だろうと思われますが、並行して走る電車に「探していたのはこの人だ」と気付いたのは三葉の方だったのです。そして、瀧も三葉の存在に気付き、お互い次の駅で下車してお互いを求めて走ります。

この辺りで既にRADWIMPSのエンディング『なんでもないや』が流れています。その歌詞と走る瀧と三葉の思いがピタリと重なって、二人はある坂で落ち合います。しかし、二人とも相手に声がかけられずに坂道の階段をすれ違うのです。

ともに秘めた思いを抱えながらのことです。瀧が階段を上りきり、意を決して三葉に語りかけます。どこかで会ったことがあると声をかけた瀧に対して振り向いた三葉はもう泣いています。そして、頷く三葉。

そこで、二人は「君の名は。」と問うて「君の名は。」は感動的なエンディングを迎えます。『なんでもないや』は映像に「君の名は。」と映画の題名が文字として浮かび上がったときに二人の間に風が通り過ぎた、というさりげない歌詞が流れ、映画「君の名は。」の感動を増幅します。その余韻に浸れ、とばかりに『なんでもないや』はエンドロール中、流れます。

RADWIMPSの『なんでもないや』を聞き終わるまで、つまり、エンドロールが終わるまで観客は立ち上がれません。それだけ「君の何は。」は感動的で、劇的な展開でエンディングを迎えるからです。

まとめ

関連記事

Article Ranking