クラシック音楽とは?定義や歴史・作曲家をご紹介!
クラシック音楽とよく聴きますが、どんな意味や定義があるのでしょうか?ポップスとどう違うのでしょうか?クラシック音楽とはどんなものかをお伝えします。クラシック音楽の意味や歴史、時代ごとの作曲家、有名な作品などをご紹介します。
クラシック音楽の古典派
古典派は今でいうクラシック音楽の基礎ができたといってもいいでしょう。古典派の特徴は和声や形式が確立されてきたということです。それまでの古い舞曲を基にした曲から進歩したソナタ形式の曲や交響曲がたくさん作曲されています。
古典派の代表的な作曲家はハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンです。
ハイドンは106曲の交響曲、モーツアルトは41番までの交響曲、ベートーベンは9曲の交響曲を作曲しています。もちろんそのほかにもピアノ曲やオペラなども作曲されています。
モーツァルトは35歳でなくなっているので天才と呼ばれるのも納得ですね。
またベートーヴェンは古典派からロマン派につながる重要な役目をしています。ベートーヴェンの作曲の後期はロマン派の香りのする曲を作曲しています。
クラシック音楽のロマン派
ロマン派の意味
ロマン派とは、それまで音楽の決まり事、和声や形式を重んじた古典派を引き継ぐ音楽様式で、古典派で確立された形式を踏まえさらに発展させた音楽です。
貴族などの一部の人々の音楽がリサイタルの開催などによって一般市民も楽しめるようになりました。ロマン派の音楽も個人の感情や思いを表すようになってきました。そのような音楽の時代をロマン派と呼んでいます。
前期ロマン派
ロマン派の中にはいろいろな分類があり、どの作曲家から紹介しようか迷いました。ここではまず前期ロマン派の中から「ピアノの詩人」と言われて有名なピアノ曲をたくさん作曲しているショパンを選びました。
ピアノ曲といえばショパンと言われるほど今でもリサイタルでも多くプログラムされていますし、フィギュアスケートの音楽でも多く使われていますので、耳なじみがあると思います。
ショパンの他、「歌曲王」と呼ばれているシューベルトやシューマン、メンデルスゾーンなどがいます。
後期ロマン派
後期ロマン派は文学や絵画的な要素を持った標題音楽が多くなり、交響詩や無言歌など新しい音楽もできてきました。
写真は今でもニューイヤーコンサートでウイーンの方々に愛されている「ワルツの父」のヨハンシュトラウス、その他には「楽劇王」のワーグナーや「ピアノの魔術師」のリスト、ベルリオーズやサンサーンスなどが有名な作曲家です。
新古典派
新古典派とはロマン派の中で個展はの作風を尊重した作曲家で代表的な作曲家はブラームスです。バッハ、ベートヴェン、と合わせてドイツ三大Bとも呼ばれています。
緻密な作品が多く交響曲は4曲と少ない弟子が今でもコンサートでよく取り上げられて、ファンも多いです。
国民楽派
北欧を中心に祖国の民族性や国民性を重んじた曲を作りました。祖国の民謡などをテーマにした曲が多くどこか懐かしく親しみのある曲が多いです。
主な作曲家はロシアではチャイコフスキーやロシア5人組、ボヘミアではスメタナやドヴォルザーク、北欧ではグリーグやシベリウスです。
次のページではクラシック音楽の「印象派」について紹介していきます。