【ドラマ】世界的人気作品の踊る大捜査線で、織田裕二が歌う『Love Somebody』とは?

踊る大捜査線のテーマ曲『Love Somebody』が不朽の名曲だと、皆さんは勿論ご存知ですよね?映画「THE FINAL」の放映が終了して寂しいながら、時を経た今だからこそ分かる「踊る大捜査線」と『Love Somebody』の魅力に迫ります。

記事の目次

  1. 1.日本だけでなく世界で大注目を浴びた踊る大捜査線
  2. 2.ドラマ・映画ともに大成功を納めた踊る大捜査線とはどんな作品だったのか?
  3. 3.織田裕二のプロフィール
  4. 4.テーマ曲は織田裕二が歌う『Love Somebody』
  5. 5.『Love Somebody』は6回もリリースされていた?
  6. 6.主題歌『Love Somebody』が世界の人に愛されたきっかけ
  7. 7.まとめ

踊る大捜査線の豪華ゲスト出演者

踊る大捜査線にはアイドルやお笑い芸人、タレントなどゲストとしても豪華キャストが出演しています。

国民的アイドルグループSMAPの元メンバーである稲垣吾郎・香取慎吾や小泉今日子、お笑いタレントの岡村隆史・伊集院光、女優の仲間由紀恵・大塚寧々、宮藤官九郎なども出演しました。

また、篠原ともえは本人役でゲスト出演しています。

ドラマや、毎回の映画で大物芸能人が出演するためファンの中には「次回作では誰が出演するのだろう?」と、期待に胸を膨らましている人も多いようです。

踊る大捜査線は遊び心満載

踊る大捜査線に登場するものには、さりげない遊びがいくつも織り込まれています。

一番有名で代表的なのはドラマの中だけのものでしたが、その後実際にお台場のお土産商品にもなった「レインボー最中」でしょうか。

署長らが上層部の刑事たちに接待しもてなす際「つまらないものですが」と言って差し出すお馴染みのお菓子で、その後も派生品として「レインボーせんべい」なども登場しています。

食べ物に関してはカップ麺も様々登場し「わさびラーメン」や「北新宿トムヤム麺」「北新宿キムチ麺」などありましたが、「北新宿トムヤム麺」「北新宿キムチ麺」の2つは実際に全国発売されました。

食べ物以外にも遊びは散りばめられており、織田裕二が主演を演じた不朽の名作ドラマ『東京ラブストーリー』を青島が鑑賞し、難癖をつけるシーンもあります。

他にも注意深く見ていると気付く遊びがあり、これが踊る大捜査線を何度も観たくなる要素の1つにもなっているようです。

踊る大捜査線が残した功績

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1997年の連続ドラマの際には「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」にて作品自体が最優秀作品賞を受賞し、織田裕二は主演男優賞を、脚本家の君塚良一は脚本賞、本広克行・澤田鎌作の両名は監督賞を受賞しています。

放映した全ての映画でさまざまな賞を受賞し『THE MOVIE 2』では、踊る大捜査線の中で最高額である興行収入約173.5億円を叩き出しました。

これは日本の実写映画で歴代の興行収入第1位の記録であり、観客動員数も総計1260万人ほどの快挙を遂げています。

織田裕二のプロフィール

織田裕二は1967年生まれ、神奈川県出身の俳優であり歌手です。

踊る大捜査線で青島俊作を演じていますが、それまでも1991年のドラマ『東京ラブストーリー』や1993年の『振り返れば奴がいる』『お金がない!』など数々のヒット作品に出演しています。

織田裕二が学生時代にバンドを組んでおり、ギターを担当していたという音楽的な経歴がありました。

学生の目指しはじめたので大学時代のことで、1987年4月にあった『湘南爆走族』の映画出演者オーディションに合格し人気俳優の江口洋介とともに主役出演してから、次々にヒット作の主要人物を演じて話題を呼んでいます。

歌手としてデビューしたのも『湘南爆走族』の映画で挿入歌を歌った時で、次にリリースした車のCMソングで最高2位を記録しました。

プライベートな情報としては2010年8月16日に一般女性との結婚を発表し、長男が誕生しています。

多趣味なことでも知られているようで、パイプ・葉巻・ゴルフ・熱帯魚・釣り・野鳥など好奇心旺盛な一面がみられるようです。

親友は俳優の石黒賢で、2人は数々のドラマで共演しています。

また、踊る大捜査線で共演したいかりや長介を大変慕っており、いかりやに頼まれて演技始動したこともあったそうです。

俳優業以外にもスポーツ中継などでメインキャスターをつとめたり、人気映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では吹き替えの声優も担当しました。

他にもラジオのレギュラー出演やバラエティ番組の出演、自伝本を執筆するなど幅広く活動しているようです。

テーマ曲は織田裕二が歌う『Love Somebody』

踊る大捜査線のテーマソング『Love Somebody』は、織田裕二にとっては13枚目のシングルであり1997年1月29日にリリースされました。

この楽曲は週間オリコンチャートで9位を記録し、年間65位を獲得する話題作となっています。

踊る大捜査線ではエンディングテーマとして起用されており、織田裕二が歩いたり小走りになったりするエンディングの映像とともに人々の記憶に強く残った楽曲でした。

踊る大捜査線のストーリーの内容を思わせるような音楽になっており、歌詞の内容にも定評があるようです。

歌詞に重きを置いて『Love Somebody』を読み解いていこうと思います。

『Love Somebody』は大きな愛が描かれている曲だった

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踊る大捜査線のテーマソング『Love Somebody』のタイトルをそのまま直訳してみると「誰かを愛する」となります。

ここで言われているSomebodyは決して「誰でもいい」というニュアンスの曲でないことは、ドラマの内容からしても予想できることでしょう。

「世界のあらゆる人たちを愛する」というニュアンスの曲だという解釈が一番適格なように思えます。

歌詞を読み解いいくと、その意味がよくわかってくるようです。

ここからは踊る大捜査線のテーマソング『Love Somebody』という音楽に込められた、歌詞の意味と想いについてひも解いていきます。

曲の歌詞が意味すること①:大切な人

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1コーラス目のAメロから「大切な人」という言葉が出てきます。

踊る大捜査線の内容と音楽を照らし合わせながら考えていくと、よくわかるようです。

「夢の続き」というのが青島が室井に託した「自分は現場で血や汗を流すから、室井さんは偉くなって正しい組織を作ってほしい」ということだと考えると、非常にしっくりいきます。

夢を誓い合い、その夢を目指して歩んでいくことは非常に難しいことです。

叶うかわからない夢に向かって歩んでいく中で、大切なことを見失いそうになる様がストレートに描かれているように思えます。

曲の歌詞が意味すること②:約束の再会

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楽曲が進むにしたがって、夢への不安は「それでも前を向いて歩こう」「前を向いて歩けるのは一人ではないから」というニュアンスの想いへ、徐々に感情が向いていきます。

「どんなに言葉が足りなくても、二人の想いははじめからひとつだった」という内容の歌詞から、一人ではなく二人が別々の場所にいてもひとつの夢に向かっているということを意味しているようです。

必ず再会できると、確信にも似た強い意志が感じられます。

曲の歌詞が意味すること③:愛する喜び

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『Love Somebody』のタイトルから感じる楽曲のテーマは「愛」です。

不安な気持ちが綴られていた前半から自分に言い聞かせるように徐々に前向きになり、曲の後半に「あなたを愛せたとき この胸は躍るよ」の一節があることから、楽曲が描く「愛」の深さを想わされます。

ここで言っているあなたというのは1人ではなく、多くの人を差しているのでしょう。

少しも多くの人を本当の意味で愛せた時に、自分の中で喜びが生まれると歌っているよに感じられます。

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『Love Somebody』は6回もリリースされていた?

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