口笛で高音を出すためのコツや練習方法をご紹介!
口笛は吹き方やコツをつかめば誰でも楽しく好きなメロディを奏でることができます。また、口笛のコツを学ぶことで、高音を始めとする音域を広げることができます。今回は口笛で高音を出すためのコツや練習方法についてご紹介していきたいと思います。
口笛にもコツがある
手軽に吹くことができる口笛は、誰でも手軽にメロディーを奏でることができます。
しかし、小さい頃から練習しているけど、まだ吹けないという方も結構いるとのことです。
口笛の吹き方やコツを習得し、正しい呼吸法、練習方法を繰り返すことで、簡単に吹くことができるようになりますよ!
また、一音だけでは簡単に吹けるとしても、口笛の音域を広げるとなるとコツを掴むことが大切となってきます。
口笛で高音を吹くには「慣れ」が必要となっていますが、間違った吹き方をしてしまうことで、上達を妨げてしまうことにも繋がってしまいます。
一般的には、なめらかに音程を変える「ポルタメント」を意識することで綺麗な高音を表現することができ、口の形や位置を変えることで徐々に音高が変わっていくため、口笛を吹くことができる方なら比較的習得しやすくなっております。
また、歌を歌うのと同じく、ビブラートなども口笛で表現することができるため、口笛を練習すると様々な音やメロディーを表現でき、とても楽しく感じると思います。
そのため、口笛での綺麗な高音の正しい練習方法とコツについてご紹介していきたいと思います。
口笛で表現できる高音とは?
人は口笛でどれだけ高い音を出すことが出来るのか?ということですが、ギネス世界記録に「口笛で最も高い音を出した記録」に記載されております。
ギネス世界記録によると、2020年1月現在の口笛世界最高音程記録は、アメリカの「Joshua Lockard」氏による10,599Hzとなっており、人間の口笛で表現することが可能な高音はおよそ10,000Hzということがわかります。
10,000Hzと言われてもイメージが湧かないと思いますので、実際に10,000Hzの音を聴いてみてください。
実際に10,000Hzの音を聴いてみると、「キーン」となるような高音ということがわかります。
超高音ですね・・・(笑)
これだけの超高音を表現できる口笛はとてもすごいと感じませんか?
身近な楽器ですと、一般的な88鍵のグランドピアノの最高音(C8)でも4186ヘルツとなっているため、いかに口笛が他の楽器に比べて高い音程であるかがわかります。
実際にはここまでの高音を出すことはありませんが、グランドピアノの音を表現できるくらいの高音は習得しておきたいところですね!
また、一般的な口笛の高音は約6,000Hzと言われているため、グランドピアノで表現できる高音はすべて表現することができるということになります。
口笛世界チャンピオンの音域とは?
超高音を武器に2016年の口笛世界チャンピオンとなった口笛奏者の田所敦(たどころ あつし)さんですが、音域はおよそ4オクターブとのことです。
また、高音はC9(8,368 Hz)辺りまで出すことが出来るとのことです。
しかし、低音はあまり得意ではないということ。
口笛自体、低音は表現しにくいので、発音はできても、演奏には向いていないとのことでした。
口笛の出し方についてご紹介!
口笛で高音を吹く前に、口笛の吹き方のコツをご紹介しておきましょう。
正しい口笛の吹き方をマスターすることにより、音域が広がりやすくなるメリットがあります。
ぜひ正しい口笛の吹き方をマスターし、広い音域を手に入れてみてください!
口笛の吹き方:腹式呼吸をマスター
口笛を吹く下準備として、まずは腹式呼吸をマスターしましょう。
腹式呼吸は口笛だけでなく、歌を歌うときやスポーツ、空手などで基本とされている呼吸法の一つです。
プロ歌手の多くは力強い声量で歌を歌っていますが、正しい呼吸方法をおこなっているため、安定した綺麗な歌声を発することができています。
そのため、口笛も同様に綺麗な高音を奏でるためにも、基本として腹式呼吸をマスターするところから始めましょう。
腹式呼吸の練習方法としては、
- 両足を肩幅程度に開き、均等に体重をかける
- 大きく鼻から息を吸う(この時胸を膨らませるのではなく、下腹部に空気を入れるイメージ)
- 口を小さく開き、フーとゆっくり吐く。
この時、下腹部の横隔膜の動きを意識することで、おなかで呼吸をすることができます。
喉はリラックス、腹筋は軽く力を入れてまっすぐと息を吐き切るというイメージで正しい呼吸方法を習得しましょう。
正しい呼吸の練習はいつでもできるので、日常の中で気づいた時に練習してみることがおすすめです。
また、今ブームのアニメ「鬼滅の刃」でも呼吸が描かれているように、正しい呼吸方法を習得することにより、疲れにくくなる点や肺活量がアップするなど、いいことずくめですので、必ず習得しておきたいポイントとなります。
口笛の吹き方:唇の形
腹式呼吸を意識しながら、「ゆ」と発音するような唇の形を作り、ゆっくりと息をこすらせるように吐きます。
これを基本に口をすぼめたり、息の量を変えたりして自分が鳴らしやすいポイントをつかんで練習を繰り返していくことで、口笛が安定して出せるようになっていきます。
冒頭でもお話ししましたが、口笛はコツを掴み、慣れることが一番の近道です。
詳しい吹き方に関しては別記事にてご紹介しておりますので、こちらも合わせてご確認ください。
口笛で高音を出すには?練習方法
次に、口笛で高音の出し方や練習方法についてご紹介していきたいと思います。
高音が安定して出せるようになってくると、音域が広がり、様々な音が口笛で表現できるようになってきますよ。
高音の出し方:舌の位置を意識する
舌の位置を意識することで、高音を出すことができるようになります。
具体的には、舌の位置が下に行くほど口の中の容積は大きくなり、上に行くほど口の中の容積は小さくなり高音を出せます。
そのため、容積をコントロールするために、舌の位置を意識してみることで、高音を出すことができます。
また、普通の口笛の場合、「ゆ」と発音するような唇の形を作りますが、より高い音を表現する場合、「ひゅ」と発音するような唇の形を作り、口笛を吹きます。
口笛はコツを一度掴んだら練習を積み重ねることで、どんどん上達していきます。
腹式呼吸・口の中の容積に注目し、練習を繰り返してみてください。
高音の出し方:空気の量を調節
口の形や舌の位置を調節するのと同様、空気の量も調節する必要があります。
先ほど高音を出すために容積を意識するということを述べましたが、同じく適切な空気の量も練習していくことも大切です。
リコーダーや笛で例えてみると、闇雲に強く息を吹いたり、少なく吹いても安定した音を出すことができませんよね。
それと同じく、適切な空気の量を調節する練習も繰り返すようにしましょう。
一回コツを掴めば、格段と口笛の技術は上達し、安定した音量を出すことができますよ!
また、高音の音量が少ないからと、空気の量を変えてしまうと安定性が失われてしまうため、あくまでも基本を意識した上で練習してみましょう。
高音の出し方:リップクリーム
少し荒業ですが、口笛の練習の際、リップクリームを塗ることで高音を出しやすくなります。
唇が乾燥しているとでこぼこが強くなり、少し重たい音になってしまいます。
そのため、リップクリームを塗ることで乾燥を防ぎ、綺麗な音を出すことができます。
高音を出す練習をする際には、リップクリームも使用してみてください!
口笛を吹く際のコツや注意点
次に、口笛を吹く際のコツや注意点についてのご紹介をしたいと思います。
続けてになる部分もありますが、復習程度でもう一度意識してみて練習をしてみましょう。
注意点:リラックス
口笛は腹式呼吸を使用するため、腹式呼吸を安定させるためにも、リラックスした状態で口笛を吹かなければいけません。
また、力が入った状態で口笛を吹くと、どうしても汚い音になってしまいがちになってしまいます。
口笛できれいな高音を出すためにも、リラックスした状態で正しい呼吸をするようにしましょう。
口笛で高音を出すコツ まとめ
今回は口笛での高音の出し方やコツについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
口笛は手軽にメロディーを奏でることができるため、音感を鍛えたりすることができます。
そのため、音域を広げる練習を怠らずにするようにし、正しい口笛の仕方をマスター、綺麗な高音を手に入れてみてはいかがでしょうか。
また、口笛を練習することによって小顔効果などもあるとのことですので、練習して損はありませんね!(笑)
口笛はすぐできるものではありませんので、練習を積み重ねてみることをおすすめします。
以上、口笛で高音を出すためのコツや練習方法をご紹介でした。