口笛の吹き方のコツと練習方法をご紹介!
音感を鍛えたり小顔効果も得られる口笛は、吹き方やコツをつかめば誰でも楽しく好きなメロディを奏でることが可能です。今まで吹けなかった方も、ちょっとやり方を変えるだけですぐに鳴らせると思います。今回は吹きこなすための練習方法を含め、口笛の吹き方のコツの紹介です。
口笛を吹けるようになりたい
口笛が上手に吹けるとかっこよく見えるだけでなく、音感が鍛えられフェイク(原曲のメロディを自己流にアレンジして歌ったりアドリブで歌ったりする歌唱法)の練習になります。
口笛を用いた楽曲も数々存在します。
たとえばテレビCMでお馴染みの名曲、Bobby McFerrinの『Don't Worry Be Happy』もそうです。
まさに、楽器のひとつとも言っていい「口笛」は、特にシンガーは習得しておいて損がない技術といえます。
ハイレベルな口笛をサラッと吹いて、周囲を驚かせたり感動させたりしましょう!
口笛を吹けるようになるためのコツ
口笛の吹き方にはコツがあります。
意外と口笛が吹けない方も多いのではないでしょうか?しかし、ポイントさえつかめば、誰でも簡単に音がでるようになります。
まずは基本的な口笛の吹き方から見ていきましょう。
口笛の吹き方のコツ①:姿勢
肩幅に足を開いた状態で立ち、上半身の力を抜いて重心を少々足の先に乗せる姿勢が一番響く姿勢です。
これは合唱などの姿勢と同じになります。
頑なにこの姿勢を守る必要はありませんが、せっかく練習するならより綺麗に響かせられるようになりたいですよね。
綺麗に響く練習を重ねることで、上達スピードは各段に上がります。
どのような姿勢の時やパフォーマンスをしている時でも美しく鳴らせるように、体中に響かせる練習を積んでおきましょう。
口笛の吹き方のコツ②:腹式呼吸
「腹式呼吸」というワードをよく耳にしますが、実際にどういう状態の呼吸をいうのか正直よくわからない・できないと思っている人は多いようです。
まずお腹に両手を当て、鼻から息を吸ってください。
この時にお腹が自然と膨らみ、息をゆっくり吐くとお腹が凹んでいきます。
「お腹に空気を入れて」と言われることがありますが、実際にお腹に空気が入っていくわけではありません。
横隔膜が大きく上下することでお腹が膨らみます。
身体をリラックスさせ「お腹に空気を入れる」という、あくまでイメージを大事にして息を吸いましょう。
ちなみに肩が上がっている状態は間違った腹式呼吸です。
慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、習得すればいろいろなことに応用できるのでマスターしておいた方がよいでしょう。
呼吸の練習はいつでもどこでもできるので、日常の中で気づいた時に練習してみるとよいですよ。
口笛の吹き方のコツ③:舌の位置
口笛を鳴らす際に最も重要なのは、舌先の位置をどこに固定させるかです。
正しい位置は、下の前歯の裏側です。
歯・歯茎の境目に舌先を着けましょう。
今まで安定して吹けなかった方も、この位置を守ったら吹けるようになったという場合が多いようです。
舌全体を押し付けるのではなく、舌先を密着させる感じを心掛けてください。
口笛の吹き方のコツ④:唇の形
口笛を鳴らす時の唇は尖らせた形ですが、そこまで極端に突き出すわけではありません。
「う」よりは「ゆ」と発音するイメージで、唇を狭めましょう。
ちなみに唇が乾いている状態はあまり好ましくありません。
舌で唇を舐めて濡らすかリップクリームを塗って潤わせてから、次の段階に進みましょう。
口笛の吹き方のコツ⑤:音の出し方
口笛は「ひゅう」が基本の鳴らし方です。
先ほど紹介した舌の位置を守って、ささやき声で「ひゅう」と言ってみてください。
これを基本に口をすぼめたり、息の量を変えたりして自分が鳴らしやすいポイントをつかんでいきます。
息が強すぎたり唇の隙間が広すぎたりすると上手く音が出ない場合があるので注意しましょう。
はじめはかすれてしまうかもしれませんが、少しでも笛のような「ぴー」という音が鳴れば、あとは慣れていくことで綺麗に出るようになっていきます。
口笛の吹き方のコツ⑥:吹けない時の対処法
どうしてもできない時は、ゆっくりと音を出しながらポイントを探していきます。
「ひゅう」と息を出したあとに「を」を付けたして、あごを下に動かしてみてください。
これでも口笛の音が出そうになかったら「ひゅう」のあとに「い」を付けたし、舌を上へ動かしてみましょう。
慌てずにゆっくりやればポイントは必ず見つかりますので、あきらめずに探してみてくださいね。
口笛を上達させるための練習方法
基本的な音が出るようになったら、今度は使いこなす練習をしていきましょう。
一番効率よく口笛が上達する練習方法をまとめました。
口笛が上達する練習方法①:まっすぐ伸ばす練習
口笛で音をまっすぐ伸ばす時に最も重要なのは、腹式呼吸です。
歌もそうですが口笛も腹部に力を入れ支えることで、安定したいい音が出るようになります。
まっすぐ長く伸ばすためには、吸う前に必ず吐き切ることが大事です。
息が残った状態で吐くと新鮮な空気が入って来ず、息が伸びません。
しっかり吐き切った状態で、腹式呼吸で息を吸いお腹に力を入れながら「ひゅう」と出しましょう。
手で腹部を確認しながらやってみるとよいです。
口笛が上達する練習方法②:音の高さを変える練習
口笛の音の高さの変更は、唇の形ではなく舌で行います。
高くする場合は舌を「うーい」と上・全方向へ移動させてください。
または下の前歯に着けていた舌先を歯へさらに密着させていく方法もあります。
逆に低くする場合は「うーを」と顎を縦に開いていくか、下の前歯に着けていた舌先を後ろ(喉の方)へ移動させてみましょう。
こうすることで無理なく、音の高さを変更することができます。
音が高いほど息が出ていくスピードは速いです。
口笛が上達する練習方法③:音階練習
口笛の音を高くしたり低くしたりするための舌の感覚がわかってきたら、次は音階の練習をしていきます。
音階練習は音感が必要になっていきますが、健康な方であれば音感は誰でも鍛えられるので安心してください。
まずは音域が狭い『聖者の行進』で練習してみることをおすすめします。
口笛が上達する練習方法④:リズム練習
吹く時々によって口笛が大きい・小さい、鳴る・鳴らないなど安定していない方は瞬時に音を出すことができるように「3・3・7拍子」の練習をしましょう。
音程は関係ないので、ひたすら「3・3・7拍子」で「ぴぴぴ・ぴぴぴ・ぴぴぴぴぴぴぴ」と吹いてみてください。
テンポを変えたり音程を変えたりしながら、遊び感覚で気楽に練習すると楽しいでしょう。
口笛が上達する練習方法⑤:うまい人の真似をする
何事も、うまい人の真似をすると早く上達するものです。
最近ではアプリで録音機能が付いているものも多いので、自分の口笛を録音しお手本としている人のものと聞き比べてみましょう。
自分とその人のどこが違うのか比較し練習を重ねていると、その人や自分の癖などを発見でき面白いですよ。
まとめ
口笛の吹き方・コツを習得すれば、練習しだいで幅広いメロディを吹きこなすことが可能です。
上手に吹きこなすための効率的な練習方法も紹介しましたので、この記事を参考に口笛を楽しくマスターしてくださいね。