音大の学費はやはり高いのか?実際にかかる費用についてご紹介

中高生時代に、吹奏楽やピアノに深く打ち込んだ方は、進路を「音大」と考えるケースがありますね。
深い専門分野の受験準備も大変ですが、学費もネックの一つでしょう。
音大や美大など芸術系の大学は、学費が高いイメージがありますね。
どの程度なのか、具体的に説明してゆきます。

記事の目次

  1. 1.音大の学費は高いイメージがあるが。。
  2. 2.音大に進学するのに必要な費用
  3. 3.まとめ

音大の学費は高いイメージがあるが。。

相場を調べてゆくと、確かに音大の学費は、かなり高額になることが多いです。

国公立の芸術系大学は、私立に比べると安く、初年度に収めるお金(授業料と設備費等)は80万円台あたりです。

それに対し、私立の音大はかなり高いものになります。

私立の「音大」ではない大学の、芸術学部音楽科は、音大よりは
少し安く、初年度納付金は150万前後ですが、一般の大学に比べるとやはり高額ですね。

私立の音大初年度納付金は200万台前半~が相場で、かなりの金額といえます。

えてして音大は、コンサートホールや練習室などの設備にお金がかかっており、設備料金なども一般大学よりは高額です。
 

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音大に進学するのに必要な費用

音大受験準備にかかるお金

音大受験には、様々な専門科目があり、音楽高校などに通っていない限りは、高校の授業とは別に色々学んでおくべき事があります。

そのために、次のようなレッスン料などが、色々とかかってきます。

自分の専攻楽器レッスン

音大進学を決めたうえで、これは最もしっかり準備しなくてはならないことです。

状況によっては、入学したい大学の先生のプライベートレッスンに、ついたほうがいい場合もあります。

月謝体系はまちまちですが、ミュージックスクールなどでは、週に一時間程度の受験専門レッスンで、月謝3万前後程度といったところでしょうか。

受験専門の先生のプライベートレッスンは、ワンレッスン一時間で一万円以上のこともあります。

 

自分の専攻楽器以外の科目レッスン

音大入試に於いては、音楽を学ぶのに不可欠の、楽典(音楽理論)や、ソルフェージュが入試に含まれていることが多いです。

参考書や問題集である程度独学できる場合もありますが、やはり先生についたほうが、確実に身につけられます。

これも、ミュージックスクールなどで受講するか、専門の先生のプライベートレッスンを受けるケースが多いでしょう。

当然、専攻楽器のレッスンとは別途月謝がかかりますね。

各種講習会

夏休みと冬休みには、3~5日にわたる「受験のための講習会」は殆どの音大が実施しています。

その費用は、専攻実技以外の授業をどの程度とるか?にもよりますが、実技レッスン料込みで3万台~から5万台といったところです。

その年度の受験生ばかりでなく、高1や高2生が参加できることも多いです

交通費や宿泊費

上にあげたレッスンや、講習会は、自宅から通える範囲の所であればさほど高額にはなりません。

が、地方在住者が東京近辺の音大に入学したい場合は、その学校の先生に受けるレッスン、講習会のために上京する必要が出てきます。

講習会は複数日程にまたがるため、宿泊を伴うことになり、その費用も派生します。

レッスン料以上に金額が高額になるケースもありますね

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入学してからかかる金額

前述のように、国公立の音大は私立より少なめですが、それでも4年間トータルで納付する金額は300万越えです。

私立の音大の場合は、多くのばあい800万円越えで、国公立よりはかなり大きな金額ですね。

学校に納入するお金の他、楽器のメンテナンス代、楽譜代や勉強のために聴くコンサートのチケット代などもかかってきます。

地方出身者の場合は、住居費や生活費も結構かかりますね。

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まとめ

こうしてあげてゆくと、やはりかなりの多額のお金がかかりますね。

経済的事情でなかなか難しい場合は、奨学金制度を利用する、公立や国立を目指す、入試科目で独学で出来る勉強は極力がんばり、月謝負担を減らすなども考えなくてはなりませんね。


こうして多額の元手をかけて入った音大では、ぜひ高いスキルを身に着け、将来につなげたいものですね。

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