ちりめんビブラートとは?ビブラートの種類を紹介!

歌唱テクニックの一つとしてビブラートがあります。ビブラートにも大きく分けて5つほど種類があるのはご存じでしょうか。今回はその中の一つ「ちりめんビブラート」について、どのような種類や特徴があるのかについてご紹介していきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.ビブラートの種類
  2. 2.どの種類のビブラートを目指せばいいのか?
  3. 3.ビブラートの参考になる歌手
  4. 4.ビブラートについて まとめ

ビブラートの種類

プロ歌手の中でも歌唱テクニックの一つとして良く使われる「ビブラート」。

カラオケの採点機能を使っても、ビブラートが点数に影響しているのが良く分かりますよね。

特に、LIVE DAMの採点機能を使用した場合、ビブラートタイプが出てくる項目があります。

一括りにビブラートといっても、大きく分けて5種類のビブラートがあり、それぞれの種類に特徴や出し方のコツ、どのような曲に使われることが多いのかが変わってきます。

まずは本見出しにて、ビブラートの種類や特徴について解説していきたいと思います。

歌唱

ビブラートの種類:ボックス型A(ちりめんビブラート)

まず初めにご紹介するビブラートとして、ボックス型A(通称:ちりめんビブラート)です。

ちりめんビブラートの特徴として、小刻みに震えるような振れ幅が小さいビブラートを指します。

ちりめんビブラートを使う歌手として、宇多田ヒカルさんやGACKTさんが挙げられます。

ちりめんビブラートのメリットとして、テンポが早めの曲にアクセントをつけることができ、ローテンポな曲には表現力や独創性を感じさせることができます。

しかし、ビブラート自体が慣れていない方が使うと、声が震えていたり、ちょっと音外れているのかな?緊張しているのかな?という印象を受けてしまうこともあり、ちりめんビブラートだけを使用する歌唱方法というのはオススメできないという特徴が挙げられます。

ビブラートの種類:ボックス型B

次にご紹介するビブラートの種類は、「ボックス型B」です。

ボックス型Bビブラートの特徴として、長く大きな振れ幅で、はっきりとビブラートが聴こえるような印象を受けるビブラートを指します。

そのため、比較的ゆったりとしたローテンポな曲に使われることが多く、J-POPなどで良く使われているノーマルなビブラートがこのタイプにあたります。

ボックス型Bメリットとして、ごく一般的で聴きなれているビブラートなため、どんな曲にもあわせることができ、聴き心地が良いメリットが挙げられますが、逆に個性的なロック曲等には少し不向きなビブラートタイプかもしれませんので、他のタイプのビブラートと使い分けていく必要があります。

ビブラートの種類:ボックス型C

次にご紹介するビブラートの種類は「ボックス型C」です。

ボックス型Cは大きくゆったりと揺らすビブラートとなっており、演歌に良く使われるビブラートの種類となっております。

ボックス型Cのビブラートは大きく揺らすため、曲の中でも存在感が大きくなるため、バラード曲にも使われることもあります。

ボックス型Cのビブラートは曲調がゆったりとしている曲にはあいますが、激し目な曲には雰囲気があわなくなってしまうため、使うことがおすすめできないという特徴があります。

ビブラートの種類:上昇タイプ

次にご紹介するビブラートの種類は「上昇タイプ」です。

こちらは文字通り、ビブラートをかけている間に徐々に音程が上がっていくビブラートを指します。

こちらのビブラートは曲全体で使われることが少ないですが、サビ前に上昇タイプのビブラートを使い、サビを盛り上げたり、アクセントをつけることで使われることが多く、主にちりめんビブラートやボックス型Bと組み合わせられることが多いです。

ビブラートの種類:下降タイプ

次にご紹介するビブラートの種類は「下降タイプ」です。

こちらは先ほどご紹介した上昇タイプと対を成す存在で、ビブラート中に音程が徐々に下がっていくビブラートとなっております。

ロングトーンと組み合わせて曲の最後に取り入れられたりすることが多く、主にゆったりとした曲調のJ-POPに使われることが多いです。

どの種類のビブラートを目指せばいいのか?

どの種類のビブラートを目指せばいいのかについてですが、好みのジャンルによって習得するビブラートタイプを変えることが大切です。

バンドなどどちらかといえば激し目な曲が好きだったり、独特な雰囲気が欲しいという方はちりめんビブラートを習得するのがおすすめです。

この場合、ちりめんビブラートのみだと聞こえが悪くなってしまう場合があるため、合わせてボックス型Bも織り交ぜて歌うことをおすすめします。

J-POPなど流行りの曲をよく聴く方はボックス型B(+上昇タイプ、下降タイプ)がおすすめです。

また、曲調がゆったりとしている演歌や童謡、バラード系の曲が好みの場合はボックス型Cがおすすめです。

発声練習
Photo byPublicDomainPictures

ビブラートの参考になる歌手

次にビブラートの練習をする際に、参考になる歌手をいくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います。

アーティストの歌い方を真似してみたりすることで、ビブラートが上達したりすることもありますので、練習の参考にすると良いかもしれません。

歌手:T.M.Revolution

初めにご紹介するビブラートが上手な歌手は「T.M.Revolution」さんです。

T.M.Revolutionさんは圧倒的な声量と歌唱テクニックを持っている歌手で、腹式呼吸や基本的な発声方法のお手本となります。

また、歌唱力アップのために身体づくりも徹底しているのもかっこいいです♪

歌手:ちあきなおみ

女性シンガーの中でもずば抜けた歌唱テクニックを持っている歌手として「ちあきなおみ」さんが挙げられます。

もう引退されてしまいましたが、この歌唱力は引退された後でも度々話題に取り上げられるほど、伝説となっております。

歌手:稲葉浩志

次にご紹介する歌手は、B'zのボーカルとしても有名な「稲葉浩志」さんです。

稲葉浩志さんの特徴として、シャウトやビブラート、ミックスボイスの使い手で、キレのある歌唱力が魅力的となっております。

また、曲によって歌唱方法も変えているため、とても参考になります。

ビブラートについて まとめ

今回はちりめんビブラートを始めとするビブラートの種類についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

曲によってビブラートの種類を使い分けていることが多く、それぞれの特徴を踏まえた上で歌うことが大切です。

ぜひ皆さんも歌唱テクニック上達のために練習してみてください!

以上、ちりめんビブラートとは?ビブラートの種類を紹介!でした。

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