ハモリの作り方とおすすめの練習曲・コツを紹介!【3度/音程】
カラオケでハモリができたらかっこいいな、楽しいなと思ったことはありませんか。ハモリは一体どのように作り方があるのでしょうか。また、どのように練習したら良いのでしょうか。今回は、ハモリの作り方や練習方法をご紹介します。
ハモリとは?
ハモリという言葉を聞いたことはありませんか。
ハモリとは、異なる音程の音を同時に鳴らしたときに起こる心地よいハーモニーのことです。
カラオケやコーラスなどでハモリができたら、歌うのが楽しくなりそうですね。
なぜ、ハーモニーが生まれるのでしょうか。
音は振動によって私たちの耳に届きます。
ハーモニーの原理には、音の振動が関係しています。
2つの音の振動数が簡単な比になっていると、作られたハーモニーを心地よいと感じます。
3度のハモリという言葉を聞いたことはありませんか。
3度はハーモニーが作りやすい音程としてよく使われています。
3度というのは、音程の幅のことです。
同じ高さ同士の音を1度と数え、一つ隣の音を2度、二つ隣の音を3度と数えていきます。(同じ度数でも、「長」「短」など様々な種類があります。)
3度、4度、5度、6度の音と基になる音との振動数の比は整数比になるため、心地よいハーモニーとして聞こえます。
1度で重なるメロディーは基になるメロディー(主旋律)と同じ音程を歌うため、ハーモニーではなくユニゾンと呼ばれます。
8度で重なるメロディーはオクターブ上、オクターブ下の音で重なるため、オクターブのユニゾンとなります。
ハモリの作り方
心地よいハーモニーを生み出すハモリ。
ハモリには、どのような作り方があるのでしょうか。
3度のハモリ
よく使われるのは、3度のハモリです。
3度上のハモリと、3度下のハモリがあります。
3度上のハモリは、ハモリのメロディーの方が際立ちます。
3度下のハモリは、主旋律のメロディーが際立ちます。
6度のハモリ
3度上の音を1オクターブ下で歌うと6度下の音程になります。
3度のハモリを1オクターブ分音を変えて歌うのが、6度のハモリです。
6度のハモりは、3度上で歌うと音が高いと感じる時に使え、3度のハモリのように綺麗に響きます。
4度のハモリ
コードに合わせ、4度のハモリを使うこともあります。
温かいような不思議な響きがします。
5度のハモリ
5度のハモリは作りやすい音程ですが、連続すると連続5度になってしまい、強すぎるハーモニーになってしまいます。
クラシックでは、連続5度はあまり使われませんが、ポピュラー音楽で使われることはあります。
2度のハモリ
2度のハモリは不協和になるハーモニーです。
結果的に2度のハモリが生まれることがありますが、連続して2度のハモリを使うことはあまりありません。
ハモリを作る時の注意点
音階の音で歌う。
ハモリを作る時には、基本的に音階(スケール)上の音を使います。
例えば、ハ長調(Cメジャースケール)には、♭や♯といった調号や臨時記号が付きません。
そのため、ハ長調(Cメジャースケール)の音で作られたメロディーにハモリを付ける時は、♭や♯といった調号や臨時記号を付けません。
コードの構成音で歌う。
単純に同じ音の幅でハモリを作っていると、コードを作っている音とぶつかってしまい、不協和音になることがあります。
音がぶつかる時は、コードに合わせて音を変えると綺麗なハーモニーになります。
ハモリのコツとおすすめの練習曲
ハモリがうまくなりたい時、どのような練習方法があるのでしょうか。
ハモリの練習方法/3度
まず、よく使われる3度のハモリから練習してみましょう。
①主旋律を歌えるようにする
まず、主旋律となるメロディーを歌いましょう。
基になるメロディーが分からないと、ハーモニーを作る音も定まらなくなります。
②ハモリのメロディーを覚える
次に、ハモリの音を歌えるようにしましょう。
3度のハモリには、3度上と3度下のハモリがあります。
自分が良いと思う響きがする音程を選びましょう。
③主旋律に合わせてハモリを歌う
ハモリの音を覚えたら、主旋律のメロディーと合わせてみましょう。
練習用の音源があると練習しやすくなります。
ない場合は、普通の音源を聴きながらやってみましょう。
主旋律のメロディーと混ざってしまったり、ハモリの音程が分からなくなったりする場合は、鍵盤楽器などでハモリの音程を取ると歌いやすくなります。
楽器の音でハモリの音を取ると、主旋律の声とハモリのメロディーが混じりにくくなります。
ハモリの音程に慣れたら、主旋律と自分の声が響いているか確認しながら歌ってみると良いでしょう。
どんな響きになるのか耳で分かれば、楽器の音を外しても安心して歌えるようになります。
響きが分かったら、楽器の音を外してみましょう。
おすすめの練習曲
桜/コブクロ
コブクロの名曲中の名曲です。
「Uhー」の所は歌詞がないためハーモニーを感じやすく、ハモリを楽しめます。
小さな恋のうた/MONGOL800
カラオケでも男性に人気のある曲です。
歌いやすい音域でハモリが歌えるため、ハモリの練習になります。
あ〜よかった/花❇︎花
女性のデュエット曲として有名な曲です。
サビの部分でハモれ、女の子同士でハモリを楽しめます。