音程が取れない人の課題とは?練習法を分かりやすく紹介!

音程がうまく取れない、音痴である、ことを理由にカラオケや歌う環境から遠ざかっている方もいらっしゃるでしょう。
しかし練習すれば必ず克服できます!
こちらでは音程が安定できるよう、練習方法をタイプ別にご紹介しています。
さらに、歌いやすい曲もまとめました!

記事の目次

  1. 1.音程が取れるようになりたい!練習を頑張るぞ!
  2. 2.練習の前に・・音程を取れない人の問題点って?
  3. 3.練習の前に・・音程が取れているかどうかチェックしよう!
  4. 4.練習の前に・・まずは自分の音程が取れないタイプをチェック!
  5. 5.いざ練習!・・音程が取れる人になるトレーニング法をタイプ別に
  6. 6.音程練習の成果をチェックする方法は?
  7. 7.音痴でも上手く聞こえる曲、ハモりやすい曲
  8. 8.練習を積み重ねて音程が取れるようになろう!
  9. 9.音程の取り方練習法まとめ
音程 練習
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①音程が合ってるかどうかが分からない、音程が判定できない

実際声に出して歌ってみても、自分の発声が本来の音程とズレていることが自分でも分かっていない場合です。
このタイプの方は、録音しながら、自分では音程が取れる人と思っていたかもしれませんが、実際録音したものを聞いてみたら全然外れてて驚いた、かもしれません。

ボイストレーニング方法は後の項で詳しく解説しますが、「歌う」よりまず「聴く」方のトレーニングからするのがおすすめです。

②楽器で音を出してもらってもすぐにその音が発声できない

例えばピアノで、とある一音を弾いてもらい、すぐにその同じ高さの音を発声することができるかどうか?です。
これができない場合には、歌う力、よりは聴く力のほうを上げることが大切になります。

家に楽器があるのであれば音を出しながらその音を良く聴き、覚えていく。そして一緒に声を出してみる、そういうボイストレーニング方が必要になります。

③音程は分かるのに声にだすと合わない

脳内でその曲のメロディーが流れ、音は分かるのに実際声に出してみると全然違う、うまく歌えない、ということが「分かる」方です。

しかし、実際自分が音が外れていると分かる方は、音痴の克服にはそう時間はかからないと思います。ちゃんと音が聴こえているわけですし、それが正しいかどうか判断がつくということは、音が分かっている、ということです。

こういったタイプの方には、音階で音を覚えていく、というボイストレーニング方がおすすめです。

④カラオケなどでキーチェンジすると歌えない

このタイプの方は結構いらっしゃいますよね。カラオケで原曲がキーが高いあるいは低いからキーチェンジをすると音が分からなくなってしまう現象。

おそらく、原曲がきっちり脳内にインプットされていてそれで覚えているために、音がズレてしまうと対処できなくなってしまうのだと思います。

こういうタイプの方も、音階を発声していくボイストレーニング方で解決していきます。

⑤ハモられると引っ張られてしまう

隣でハモられるとそちらに引っ張られてしまう、という方も結構多いのではないでしょうか?大人数での合唱ならともかく、1対1となると気になってしまって自分のパートが歌えない、という気持ちはとても分かります。

この場合は相手の声を意識せず、自分の声をよく聴くようにすることで解決していきます。ここまでのレベルだと元々の音程が取れる人だと思いますので、克服まではすぐでしょう。

⑥うまく歌えているつもりでもカラオケの判定バーがずれる

カラオケで採点機能がついている機種で歌うと、自分では合ってると思っていても判定のバーが時々ズレてしまうこと、これは普段音程が取れる人であっても、こうなってしまう方は多いと思います。

プロの歌手の方でも100点とるのは難しいとされていますし、判定のバーも100%正しいとも言い切れないのでしょうが、その判定のバーがずれるところが毎回同じなのかどうか、そのあたりは確認しておいたほうがいいでしょう。

判定のバーがずれる箇所を覚えておいて、そこに共通点があるなら(音程が高い場所であるとか音を伸ばすところである、など)そこを重点的にボイストレーニングすることで改善されていくでしょう。

⑦カラオケでは歌えるのに伴奏がなくなるとうまく歌えない

カラオケなどで伴奏があるとうまく歌えるのに、伴奏がないとうまく歌えない、というパターンの方。
このパターンの方は周りの音を聴いてそれに合わせることはできていますし音程が取れる人だと思うので、あとは、合わせながらご自分の声をちゃんと聴いてその感覚を忘れない、そういう練習がおすすめです。

いざ練習!・・音程が取れる人になるトレーニング法をタイプ別に

音程 練習
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ご自分がどの「音程が取れない」タイプなのかを把握したところで、トレーニング法を簡単にご紹介します。

まず自分の声をよく聴くようにする

ほぼ、どのタイプにも言えることが、この「自分の声を聴くようにする」ことで改善されていきます。

自分の声を聴く、というのは、歌っているときの自分の声を聴く、ということです。歌いながら自分の声を意識することでその音程が合っているか合っていないか分かってくるので、修正するようになっていきます。

このとき、注意するのがバックの演奏をあまり意識しないことです。意識してしまうと、自分の声を聴くどころかそちらに引っ張られてしまうので、あくまでも「歌っている自分の声」を聴くようにしましょう。

音の高低を知る訓練

こちらは特に①のタイプの方におすすめです。

自分の音程が合っているかどうかの判断がつかない場合には、まず、ピアノでもなんでもいいのですが楽器で音を出してもらい、次にもう1音出してもらって、それが前の音より高いのか低いのか、それを判別するような訓練をしていきます。

次に、自分で適当な音を発声し、別の方に違う音で発声してもらいます。その音が同じ高さなのか違うのか、また違う場合には自分の声とお相手の声どちらが高いのかを判断していきます。

このトレーニングは単純に見えるようで、実は音程が取れる人でもやってみると難しいことだったりするので、みなさんチャレンジしてみてください。

音階を発声練習

特に③、④のタイプは音階の発声トレーニングがおすすめです。

たとえばハ長調で「ドレミファソラシド」を弾き、それをそのまま「ドレミファソラシド」と大きな声で発声して、合わせていきます。
次にニ長調で弾きながらそれも「ドレミファソラシド」と発声しながら歌います。

曲はハ長調の曲だけではありません。色んな調の曲がありますよね。ハ長調の音階だけに慣れてしまい、その音で記憶してしまうと、キーチェンジされたときに歌えなくなってしまいます。

ですから全ての音階で音を確認しながら発声していくことで、「音」を脳で覚えていきましょう。そうすると、どのキーの曲でも合わせて歌えるようになります。

楽器で音を出し、その音と合わせる

ピアノでいうソルフェージュのようなものなのですが、メロディーを弾きながらそれを音の名前で発声しながら歌う、というトレーニングもおすすめです。

いきなり曲を歌おうとすると難易度が高いですから、最初は一音だけで大丈夫です。ある音を弾いてもらい(楽器がない場合にはピアノアプリやソフトを使います)、その音と同じ音を発声してみます。

このとき、恥ずかしがって小さな声にならないよう、自信を持って大きな声を出すようにしましょう。

慣れてきたらソルフェージュ用の練習問題などから短い曲を選び、弾いてもらいながら音の名前で発声して歌ってみてください。
楽器の音と合わせられるようになったら大進歩です!

音域を広げるトレーニングをする

特に⑥のケースでは、音程を合わせる訓練というよりはむしろ、基礎的なことはできていますから後は音域を広げたり歌い方のテクニックを身につけることが大切になってきます。

上手く歌えているつもりでもカラオケの音程判定バーがずれる時があるケースではバーがどんなところでズレているのかその傾向を探ってみて、その苦手箇所を重点的に克服することが大事です。

例えば高音部分になるとバーが合わない、というのであれば音域を広げる訓練が必要ですし、音を伸ばすところが苦手、であれば肺活量を鍛えるなど、ややプロ志向のトレーニングが必要になるでしょう。

音程練習の成果をチェックする方法は?

歌を録音し、実際の音と合わせてみる

音程 練習
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さて、自分がどの「音程が取れない」タイプなのかを知り、それぞれ克服をするために自分なりに練習した後は、果たしてうまくなっているのかどうかその成果を見てみたいものですよね。

自分が、ちゃんと音程が取れているかどうかをチェックするには、簡単に無料で出来るものとしては、最初と同じように、自分の歌を録音してみることです。
そしてそれを、実際の曲と合わせて聴いてみて、ずれているかいないかをチェックしましょう。

また、第三者がいらっしゃるのであれば、その方にお願いするのもいいですよね。

カラオケに行く

音程 練習
フリー写真素材ぱくたそ

せっかくですからもっと楽しもう!ということでカラオケに行くのもおすすめです。
自分が音痴だと思い込んでる方はカラオケからも遠ざかってしまったりしていませんか?

ですから練習してその成果を見るのにカラオケに行くのは大変おすすめなのです。
採点機能付きであればなおさら、分かりやすくていいですよね。

最近ではヒトカラもブームになっていて、一人でカラオケに入るのも周囲から奇特な目で見られることもありません。
是非、カラオケで成果を試してみてください!

音痴でも上手く聞こえる曲、ハモりやすい曲

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練習を積み重ねて音程が取れるようになろう!

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