口笛で高音を出すコツをご紹介！

「口笛で高音をだせることに憧れる」「口笛でいろんな曲を吹けるようになりたい」
そういった願望を持っている人は多いのではないでしょうか。体一つで様々な曲を演奏できたら、特技として自慢できますよね。そこで今回は、口笛での高音域の出し方をお伝えしたいと思います。この記事を見てぜひチャレンジしてみてくださいね。
 

口笛で高音を出せたらかっこいいですよね。ここでは、口笛でどうしたら高音が出せるのかを紹介していきたいと思います。ただし、一定の音量や音階の安定した口笛を習得するためには、一朝一夕でうまくなるものではありません。口笛のプロでも難しいと言われているほどです。それもそのはず、口笛はその人の感覚で吹いていることも多く、口の中が見えない以上真似をすることも難しいのです。そのため、ある程度の練習期間を覚悟しておくことが必要です。しかし、できるようになれば達成感も一潮です。折れずに練習して、かっこいいメロディを奏でられるようになりましょう。

まずはじめに知っておきたい知識があります。みなさんは、小学生のときに吹いたリコーダーを覚えていますでしょうか？リコーダーの高い音は、穴を上の方だけ塞いでいましたよね。なぜなら、容積を小さくすることで高音域が出るからです。逆に低い音を出したいときは、穴を多く塞いで、実質的に容積を大きくすることが必要になります。バイオリンなどの小さな弦楽器は、容積が小さいため、高音域が出ます。また、チェロなどの大きな弦楽器は容積が大きいため、低音域がでます。これを口笛すれば高音域を出すことができるようになります。
 

前述で記載した方法を口で応用すると、舌の位置の調整によって容積を小さくしたり、大きくしたりすることにより、音階をコントロールします。具体的には、舌の位置が下に行くほど、口の中の容積は大きくなり、上に行くほど口の中の容積は小さくなり高い音が出ます。普通に口笛をふくと、舌の位置は通常舌の歯茎あたりにあります。歯茎の位置にある舌を、徐々に上に上げてみてください。すると、さっきとは違い中音域から高音域がでたはずです。また、頬をすぼめるように息を吸い込んでみてください。頬をすぼめることによって、口の中の容積が小さくなり、高い音が出るはずです。
実践してみればわかると思いますが、最初からなかなかうまく行くものではありません。しかし、練習を諦めずに行えばコツを掴むことができますよ。

高音域を安定的に出したいのであれば、チューナーを使用した練習がおすすめです。なぜなら、高音に限らず安定したロングトーンを出すことができなければ、長い曲目などを通して吹くことは難しいからです。通常の口笛に慣れている方々からすれば、高音域は、少し音が出るだけで終わってしまうことが多いでしょう。しかし、専用の器具を使うことによって、高音域でも安定的に音を出すことが可能になるはずです。最低でも一ヶ月位練習することによって、チューナーのメーターを数秒から数十秒は、真ん中にキープすることが期待できます。これができれば、高音域の出し方は習得したも同然です。

口笛での高音域の限界に挑戦した人物がいます。その人物とは、アメリカのJoshua Lockard氏。その記録は10,599 Hzと言われています。この記録は、ギネス世界記録に認定されています。(2020年6月現在)。しかし、この数値でピンとこない人もいるでしょう。
一般的に使用されている88鍵のグランドピアノは、一番高い音階のC8で4186Hzです。では、一般人が口笛を吹く場合どれほどの高音を奏でることができるでしょうか？その答えは、B4〜B7の３オクターブで500Hzから4000Hzと考えるのが妥当です。一般人の平均的な数値が、グランドピアノの最高音域にも及ばないのです。このような結果から考えても、ギネス世界記録を持つJoshua Lockard氏の記録が、偉大なことが伺えます。

さて今回は、口笛で高音域を出すコツを紹介してきました。体一つで表現できる口笛ですが、追求すると奥が深いもの。また、ある程度の方が口笛を吹くことができると思いますが、音階や音量を自由自在に操れる方は多くありません。このような理由から、口笛を習得することによって特技と呼べるものになります。そう考えると、練習することによって高音域をマスターできれば、人気者になれるかもしれませんよ。この機会にぜひ、口笛の正しい吹き方を習得してみてはいかがでしょうか。