新しい読書の形「オーディオブック」とは?メリットやおすすめアプリをご紹介!

近年、若者の活字離れや読書離れなど、スマホなどが普及したことにより読書をする人が減少傾向にあります。そんな中、本を「目で読む」のではなく「耳で読む」というオーディオブックというサービスが普及しております。今回は、オーディオブックについて解説します。

記事の目次

  1. 1.オーディオブックとは
  2. 2.オーディオブックのメリット・デメリット
  3. 3.おすすめオーディオブックのサービス5選
  4. 4.オーディオブックおすすめ名作文学
  5. 5.まとめ

オーディオブックとは

近年の読書離れ

Photo byGellinger

近年、「読書離れ」や「活字離れ」など本を読まない人が若年層を中心に増えてきております。その原因として、スマホなどの普及が挙げられます。

スマホを通じて、SNSやYouTubeといった動画サービスやアプリゲームなど、様々な娯楽を無料で手に入れることが出来るようになりました。このような、スマホやインターネットの普及により、読書離れが加速しております。

「若者の本離れ」がこんなにも加速した5つの理由
東洋経済オンライン

また、仕事などに追われ、読書の時間が取れないという方も一定層いるそうです。そこで、今回は隙間時間にも本を読むことが出来るアプリサービス「オーディオブック」についてご紹介いたします。

「耳で聞く本」オーディオブックとは

近年、「audiobook」や「Audible」といった、「耳で聞く本」をテーマにしたサービスが開始されております。これは、声優・ナレーターといった方々が本を朗読し、それをアプリで配信するというサービスになっております。

「目で読む」には時間が足りないという方に好評なサービスで、通勤や通学、ランニングなど、イヤホンを使えばどこでも聞けるというのが、大きなメリットとなります。さらにオーディオブックのメリットについては、次の項目でご紹介いたします。

オーディオブックのメリット・デメリット

こちらでは、オーディオブックのメリットについて5つご紹介いたします。

オーディオブックのメリット5選

1.「ながら読書」が出来る

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オーディオブックの大きな利点の一つは、「何かをしながら本を聴くことが出来る」です。

読書は、本を持ち歩かなければならず、通勤中など電車の中で本を広げるのは煩わしいし、集中して読みにくいと思ったことはありませんでしょうか。

オーディオブックは本を聴きながら何かできるので、通勤中やランニング中でも、イヤホンなどをつけて本を聴くことが出来ます。
何かをしながら本を聴けるのは、オーディオブックならではだと思います。

2.積み本が出ない

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「前々からこの本、気になってた!」と買ったはいいものの、読むのを忘れてしまい、いつの間にか棚積みになった本の山、お部屋のどこかにあったりしますよね。そして、大掃除の時に、「あ、こんな本買ってたんだ!」と気づき、掃除を進めずその本に夢中になる…なんてことも。

オーディオブックは、スマホ一つで本を購入できたりするので、積み本を増やすことなく、新しい本を購入することが出来ます。また、聴き放題サービスなどで、様々な本をお試しで聞くことも可能です。

3.目を使わずに済む

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仕事などでパソコン、スマホと何時間も向き合い続けたことで、眼精疲労など、目を酷使し過ぎてしまい、活字と向き合うのにも一苦労、という方もいるのではないでしょうか。

オーディオブックは、耳から聞けるので目を使わず、寝るときに入眠用BGMとして使用することが出来ます。目を休ませながら、本を読むことが出来るというのは一石二鳥なのではないでしょうか。

4.聴き放題で新しい本との出会い

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「このジャンル、興味はあるけど買って読むにはちょっと値段が…」と書店などで躊躇ってしまうこととかありますよね。図書館とかで借りたはいいけど期限内に読み切れるか不安、など新しいジャンルの本を読むのは少しハードルが高いように感じます。

「audiobook」や「Audible」など、大手サイトなどでは月額料金を払うことで、聴き放題プランというというサービスが存在します。好きなジャンル以外にも、新しいジャンルの開拓などを気軽にできるのは、気持ち的に楽になるのではないでしょうか。

5.聞き取る力が身に付く

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他の人と会話している時に、「あれ、今なんて言ったんだろう」とついつい会話を聞き流してしまい、重要なことを聞き逃してしまう、といったご経験、心当たりありませんでしょうか。

オーディオブックでは、再生スピードを変更することが可能で、様々な本を聞いてくうちに、自然と聞き取る力が身に付いてきます。これを日常会話で活かせれば、会話もスムーズに進行出来るのではないでしょうか。また、英語の本を聴くことで、自身の英語力をあげる効果なども期待されています。

さて、ここまでオーディオブックを使用することで得られるであろう効果とメリットをご紹介いたしました。ですが、本好きにとってデメリットと思われる部分もいくつか存在します。

オーディオブックのデメリット3選

1.自分のペースで読み進められない

フリー写真素材ぱくたそ

書籍物のメリットとして「今日はここまで読み進めよう」と、何ページまでかを決めて読み進めることが出来ます。そして、栞を挟み、翌日そこからまた読み進め、読破する、といった習慣化をすることが出来ます。

ですが、オーディオブックでは、現在何ページ目で、どこまで読み進めていいかわからないという難点があります。チャプターなど分かれておりますが、「あれ、ここ聴いたっけ」と忘れてしまうと、また最初から聞き直す…と、なかなか調節するのが難しいという点もあります。

2.視覚がないから想像しにくい

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筆者の友人に音楽好きな人がおります。その人曰く、「テレビとかは画があるから想像しやすいけど、ラジオって画が浮かばないからなかなか集中できないんだよね」と。視覚的情報がないと、集中できないという方も一定数おります。

オーディオブックに収録されているビジネス書や洋書などには図やグラフなどが使用されているので、聴くだけでは画が浮かばないという方もいるので、読むには少し注意が必要かもしれません。

3.読みたい本がない

フリー写真素材ぱくたそ

「Audible」には40万冊以上配信されておりますが、日本語の書籍の数はおおよそ1万2千冊ほどであり、最大手である「audiobook」は2万7千冊が収録されております。

ですが、「書店で見かけて気になったあの本が収録されていない」といったことも多々あります。この点は、図書館などと比較しながら注意しないといけないかもしれません。

上述のメリットとデメリットはあくまで個人的感想を含んでいるので、実際に体験しながら比較してみたほうが、よりメリットとデメリットがはっきりするのではないでしょうか。

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