アカペラとは?初心者向けの練習方法ご紹介
アカペラをご存じでしょうか?アカペラという言葉を聞いたことはあるけど、実際アカペラとはどんなものなのか知らないという方もいると思います。今回はアカペラとはどんなものなのか、また、アカペラのおすすめの練習方法についてご紹介していきたいと思います。
アカペラとは
音楽業界でよく耳にする「アカペラ」。
アカペラというものは、元々はイタリア語で「ア・カペラ」から由来しており、英語では「アーカペラ」と呼ばれていて、日本語の「アカペラ」に発音が近いため、英語読みから誕生した言葉という説があります。
アカペラは簡素化された教会音楽の様式のことを表しています。
意味は「聖堂で」「礼拝堂で」の訳があげられ、日本では「アカペラ」と呼ばれており、主に楽器演奏がない音楽を指している場合が多いです。
ですので、「アカペラで歌ってください。」といわれた場合の意味は、伴奏などは一切なしで、その場で歌唱する形になります。
ですが、アカペラだと伴奏などがない代わりに少々寂しい印象を受けてしまうと思ってしまいますよね。
そのような場合には、伴奏部分をすべて声で表現することにより、盛り上がりを表現することができます。
当然、ひとりではすべて声で表現することができない曲が多いため、大人数の合唱でアカペラで歌うとより迫力のある合唱へと変化していきます。
初心者向け!アカペラ練習方法ご紹介
次にアカペラの練習方法についてご紹介していきたいと思います。
アカペラで一曲を作り上げるためにはいくつかのステップを踏まなければいけませんので、まとめてご紹介していきたいと思います。
アカペラサークルとは
アカペラは基本ひとりでは迫力のある演奏はできず、ひとりよりなら大人数で歌いたいものです。
そのため、まずは一緒に歌ってくれる仲間を集めるところから始めましょう。
仲間がいることにより、自分の歌唱方法の修正点なども互いに教えあったりすることもできますし、モチベーションの維持にもなりますのでおすすめです!
アカペラサークルはネットで検索すればたくさん存在していることがわかります。
サークルの活動頻度などはサークルにより異なりますので、まずは興味があるサークルに見学に行ってみて、詳しい話はサークルにてきいて入会するかしないかを決めましょう。
サークルによっては、数百人、数千人の前で歌うサークルもあったり、合宿などで遠くに遠征したりというサークルもありますので、私生活や金銭面と相談しつつ、慎重に選びましょう!
練習内容は、各サークルのメニューに従い練習していきましょう!
ハモリとは
次に重要なのは「ハモリ」練習です。
アカペラで歌う場合、ハモリを入れることで、曲に躍動感を与えることができます。
そんな重要なハモリですが、仲間とひたすら合わせて練習になります。
この時、メトロノームでリズム感を磨きながら練習をすることで、よりチームメンバーのリズム感を磨かれ、ハモリがきれいになっていくでしょう。
合わせてみたら、誰かに聞いてどうだったかという感想や、スマホアプリなどで録音してみて、聴きなおすという練習方法が上達へのコツとなります。
ボイスパーカッションとは
次に「ボイスパーカッション」について取り上げていきたいと思います。
ボイスパーカッションは正式には「ヒューマン・ビートボックス」と呼ばれており、ドラムの音やターンテーブルのスクラッチ音などを人の口から出る音のみで再現し、ビートを作り上げる技術を指します。
これが簡単にできるものではなく、かなりの練習が必要となってきます。
何が難しいのかというと、ボイスパーカッションは、唇や口の開きと舌、空気調節にて音を出し分けて、あたかもたくさんの楽器が演奏しているような音を出しますが、きれいな音を出すのが簡単ではなりませんので、研究しながらコツを掴んでみてください。
Youtubeにはボイスパーカッションやボイパ、ビートボックスと検索すると、練習方法やコツについてたくさん動画が出てきますので、もしわからなければ解説動画を見て練習することをおすすめします!
青春アカペラ甲子園全国ハモネプリーグ
青春アカペラ甲子園全国ハモネプリーグとは、フジテレビのバラエティ番組のコーナーのひとつで、アカペラのコーラスにスポットを当てた企画を行っていたテレビ番組となっています。
実際にこの番組からプロ歌手へとデビューした歌手もいるほど、影響力がありました。
楽器を使わず、声だけであたかもバンド演奏をしているのではないかと錯覚させられるくらいの素晴らしい演奏が多く、人気番組でした。
Youtubeでも動画が残っておりますので、興味がある方はぜひ見てみてください!
アカペラに向いている練習曲をご紹介!
基本どんな曲でもアカペラにすることができますが、数多くある曲の中から、アカペラにしたらより楽しめると感じる曲を筆者が厳選してご紹介いたします。
さくら(独唱)
初めにご紹介するのは、森山直太朗さんの「さくら(独唱)」になります。
さくら(独唱)は森山直太朗さんの優しい声がイメージされますが、アカペラにおいても自身の歌唱力が活かされる一曲となります。
また、森山直太朗さんの歌い方の特徴として、ミックスボイスやファルセット、ビブラートが特徴的ですので、アカペラなら尚更迫力がある歌唱になること間違いなしです。
人数が少ない場合のアカペラの表題曲としていかがでしょうか?
パプリカ
次にご紹介するのは2019年レコード大賞を獲得した「パプリカ」です。
作詞作曲は大人気アーティストの米津玄師さんがつとめており、振り付けにはLemonのMVにも出演している菅原小春さんも携わっております。
そんなFoorinのパプリカですが、イントロからボイスパーカッションにて魅せることができ、合唱向きの一曲となっております。
ハモリやソロパートなどを決めて練習をすることで、サビでは大きな盛り上がりが期待でき、おすすめです!
夜空ノムコウ
次におすすめできる曲はSMAPの「夜空ノムコウ」です。
夜空ノムコウはゆったりとしたテンポで歌いやすく、リズムも合わせやすいです。
また、コーラス部分の多くがロングトーン中心となっており、ハーモニーを楽しむためにはおすすめの曲となっています!
残酷な天使のテーゼ
次におすすめする曲は、最も認知度が高いアニソンといっても過言ではない「残酷な天使のテーゼ」です。
こちらの曲は、歌唱力が活かされる部分、ハーモニーを楽しむ部分、ボイスパーカッションの部分とパート分けをすることにより、より演奏をしている感がでる曲となっています。
表現力も磨くことができ、慣れてきたらアレンジしていくのもアカペラ特有の楽しみ方というのが感じることができると思います!
まとめ
いかがでしたか?
アカペラには文化的な意味合いが多く込められていましたね。
アカペラで歌う場合は場所や設備を問いませんので、ふとした瞬間に歌うことができるのが特徴です。
たまにアカペラで歌ってみるというのもいいかもしれませんね!
以上、アカペラとは?初心者向けの練習方法ご紹介でした。