これを押さえてビブラートをマスターしよう!コツと練習方法ご紹介

歌や曲に豊かさやお洒落さをプラスすることのできる技法、「ビブラート」。

アーティストが巧みにビブラートを駆使しているのを聴くと自分も取り入れてみたくなりますよね。

今回の記事では、そんなビブラートをラフに取り入れる方法についてまとめていきたいと思います!

記事の目次

  1. 1.ビブラートとは
  2. 2.ビブラートの練習方法
  3. 3.ビブラートを習得するコツ
  4. 4.まとめ

ビブラートとは

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ビブラートとは、音に波を持たせて豊かに聴かせる演奏技法のことです。

歌や楽器、様々なシーンでビブラートが頻繁に演奏されているのです。

アーティストがテレビなどでビブラートを巧みに使って歌を披露しているのを見たり聴いたりしたことがあるという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

特にロングトーン(音を伸ばすところ)でビブラートが綺麗に響くと、非常におしゃれな雰囲気や余裕が生まれ、奥行きを感じることができるのです。

アーティストになりたいと考えていらっしゃる方はもちろんですが、カラオケなどで気軽にビブラートを取り入れてみたいと思っている方も少なく無いと思います。

ビブラートはコツさえ習得してしまえば案外難しくなく、ラフに取り入れることも可能な技法だと思いますので次の段落でビブラートの練習方についてまとめていきたいと思います!

ビブラートの練習方法

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さてさて、実際にビブラートを練習する方法についてご紹介します!

アーティストなどがビブラートをかけて歌う姿をみてかっこいいな、と思う反面すごく難しそうだと感じるかもしれませんが、ビブラートはコツさえ掴めば意外と手軽にわざとして組み込むことができるんですよ。

カラオケなんかで友達と歌うときさりげなくビブラートが入っていたらかっこいいと思われるかもしれません!

私も友達が以前歌を歌っていて、豊かでのびのびとしたビブラートを習得しているのを聴いて尊敬して自分も練習しようと即座にカラオケボックスに走った経験があります。

それを聴いて歌を魅力的に歌うことに憧れて歌のレッスンを習いたいと考えたきっかけになりましたので、ビブラートが上手く歌えるといかにプロのような響きを感じられるかがわかりますよね。

歌だけでなく楽器でもビブラートが美しくかかっていると魅力倍増してより高級感ある音色になるので、吹奏楽やオーケストラのソロパートなんかでもよくビブラートをとりいれることをすすめられます。

ボーカルや楽器演奏など様々なシーンでビブラートが活用されることが多くありますが、今回はボーカル(歌を歌うとき)でビブラートを取り入れる方法を軸にお話していきます。

私自身ボイストレーニングの教室に通っていた経験がありますので、実際にその際練習した方法をいくつか参考にして頂ければと思います。
 

ロングトーン

まずはロングトーンの練習です。

まっすぐに何拍か同じ音をドから1オクターブ上のドまで音を取りながら伸ばしていきます。

音がちゃんと取れているか、ピアノ(ピアノアプリなどでも良いです)で鳴らしながら伸ばせば確実な音程も身につきます。

なぜビブラートを習得したいのにロングトーンを練習しなければならないのか、疑問に思った方いらっしゃるかもしれません。

私も初めは同じ考えを持ったのですが、ビブラートは基本的に長めの音で装飾する機会が多いので、まずは同じ音が綺麗に伸ばすことが出来なければビブラートも美しく響かせることは出来ないのです。

ビブラートは音がブレているという意味ではないので、たっぷりと同じ息の量を保って均一に声を行き渡らせるロングトーンの練習がとても効果的なのです。

姿勢良く、頭の先からすっと軸を通したように真っ直ぐの身体の状態を意識してお腹の底からしっかりと声を出します。

ロングトーンを省いていきなりビブラートの練習に行くことも勿論可能なのですが、ロングトーンが上手く出来るようになれば歌全体の実力が確実に上がるかと思いますのでおすすめです。
 

音を取りながら練習

ロングトーンの練習が出来たら、遂にビブラートの練習に入ります!

先程ロングトーンの練習で真っ直ぐ伸ばしていた部分にビブラートをかけて練習するのが効果的です。

姿勢はロングトーンの時のまま、息をたっぷり出すことをしっかり意識してビブラートをかけて音階をあがっていくと上手になるかと思います。

練習の段階では同じ振り幅の音を意識したビブラートを鳴らすのが良いかなとは思います。

カラオケボックスなど声がしっかり出せる場所だと周りを気にせずに練習できるかと思いますが、カラオケに行けない時は家で大きな声を出せるグッズも売っていますので活用されてみても良いかもしれません。

 

歌の中で練習

ロングトーンを習得、その後ビブラートの音階も練習出来たらいよいよ実際の歌にビブラートを組み込んでいきます。

初めのうちはロングトーンが長い曲だと練習しやすいかと思います!

個人的に一青窈さんの「ハナミズキ」などはおなじ音を伸ばす部分が多くあるので、ビブラートを入れて練習しやすいと感じました。

ロングトーンの練習からピアノなどで音をとって歌っていれば、自然に体内に音程が染み込み音程も良く歌えるようになることもあるのでオススメです!

続いてビブラートを習得するコツについてご紹介していきたいと思います。
 

ビブラートを習得するコツ

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ビブラートを習得するコツは横隔膜をしっかり震わせて腹式呼吸を意識することです。

他にもビブラートをつける方法そのものはいくつか挙げるとありますが、基本的には腹式呼吸が出来ていなければなりません。

横隔膜は普段日常的に使う筋肉でもないので鍛えるのはなかなか大変かもしれませんが、意識し始めると力が入るようになるかと思います。

横隔膜を意識するという点が身についたら、息のスピードを調節することでビブラートをつける方法もあります。

これを実際文字として表現すると「AaAaAaAa~」といった感じで、息のスピードを強い、弱い、というやり方で調節していくことになります。

この方法は手軽に取り入れられるのでおすすめですよ!

ビブラートって難しそうだなというイメージが、この「AaAaAa~」と歌う方法だと払拭されてとてもやりやすくなるコツですのでお試しください。

このようにビブラートが歌の中に取り入れられるようになってくると、ビブラートの出し方の種類として「ちりめんビブラート」というものになってしまうということが問題視される場合があります。

ちりめんビブラートとは音が等間隔ではなく不安定に揺れたりするビブラートの形を指します。

もちろんこのビブラート自体が悪い訳では無く、不安定な危うさが曲をより魅力的に感じさせる効果もあるのです。

ですが、ビブラートを取り入れることにまだ慣れていない場合だと声が安定せずブレているように聞こえてしまうので、まずはしっかりと震わせる練習に重点を置くべきかもしれません。
 

まとめ

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今回はビブラートを練習する方法や、そのコツなどについてまとめていきました!

ビブラートの出し方を習得するべく練習するためにはまず音をしっかり伸ばせるようになるとその後の練習に効果的であり、ロングトーンができるようになれば息のスピードの調節もしやすくなっていくのではないかと思います。

今までアーティストの方々がビブラートを取り入れている姿を見たり聴いたりして、憧れを抱いていた方も沢山いらっしゃるかと思いますが、今回の記事をご覧になって少しでもビブラートのやり方を把握し、挑戦するきっかけとなれば嬉しいです。

私自身もビブラートの練習を始める前と始めてからではビブラートの難易度に対する印象は大幅に変わりましたので、練習あるのみだと思います!

練習方法は今回ご紹介したものに限りませんので、ご自身にあった方法を見つけて頂ければと思います!



 

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