【サカナクション】東進全国統一テストのCMソング!中高生から特に支持される『さよならはエモーション』とは?
さよならはエモーションは東進のCMにも起用されました。CMとCDでは歌詞は同じであるものの、雰囲気や曲調は大きく異なります。それは山口一郎が考えるエモさが関係していました。今回はさよならはエモーションが完成した経緯や歌詞についた考察していきます。
中高生から特に支持される『さよならはエモーション』とは?
CMに起用されて話題になった『さよならはエモーション』ですが、CDとして発売されたのは2014年10月と1年後の事でした。
やはり東進のCMの曲という事もあり、中高生から特に支持は高かったようです。シングルとしてはオリコン4位にランクイン。サカナクションが安定した人気を博している事が証明されています。
両A面シングルであり、もう1曲は『蓮の花』です。こちらは山下智久主演の『近距離恋愛』の主題歌でした。
この楽曲はエレクトロニカ的な要素を盛り込んでいますが、歌詞は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を彷彿とさせます。
洋楽がルーツのエレクトロニカと、日本文学でもある『蜘蛛の糸』を融合させた和洋折衷とも言える楽曲です。
日常に疲れた僕を、蜘蛛の糸に出た来たカンダタのように救って欲しいという、日々の生活に癒しを求めた楽曲ですね。
ちなみに『蜘蛛の糸』に因んでか、PVには蜘蛛人間が登場し、山口一郎と行動を共にしています。
カップリングも超豪華
このシングルはカップリングも含めて4曲が収録されていますが、とても豪華なラインナップです。
1.さよならはエモーション
2.蓮の花-single version-
3.Ame(B)-SAKANATRIBE×ATM version-
4.ミュージック(Cornelius Remix)
3曲目のAme(B)は3rd Album『シンシロ』の1曲目に収録されています。今回AOKI takamasaの手によって、クラブミュージックの要素を含めたアレンジが施されました。
こちらは2013年に制作されたAOKI takamasaの楽曲rhythm variation 06です。冒頭から始まる重低音が心地よいですね。
Ame(B)も冒頭からベース音とバスドラが前面的に押し出されており、ノリを意識したものに生まれ変わりました。
4曲目のミュージックは元フリッパーズギターのギタリスト小山田圭吾によってアレンジされています。
彼のライブは楽曲と映像のシンクロが特徴的であり、国内外で高い評価を得ています。
この4曲は1つの作品として完成されていると山口一郎はラジオで述べています。
4曲流れで聴くと、ミニアルバムみたいに体感できるの。「さよならはエモーション」の始まりは、音量が小さいんですよ。それを聴いて、段々曲が盛り上がっていって、「さよならはエモーション」が終わると、「蓮の花」が良い感じの音量で始まって、それが終わると「Ame(B) -SAKANATRIBE×ATM version-」は信じられない程低音が突っ込まれているので、いきなりドンと低音がきて、最後はCornelius先生のリミックスでしっとり終わる、みたいなね。
さよならはエモーションと蓮の花は昨年のアルバム『834.194』に、 Ame(B)とミュージックは『懐かしい月は新しい月 〜Coupling & Remix works〜』に収録されていますが、出来れば通して聴いていただきたいですね。