誰でも出来るデスボイスの出し方!練習方法・喉を痛めないコツをご紹介!

デスボ、デス声とも呼ばれている意図的にダミ声やがなり声を出す歌唱法「デスボイス」。最近では色々なロックバンドが使用しています。最初は難しいかもしれませんが、練習すれば簡単に誰でもできるようになります。今回はデスボイスの出し方について紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.デスボイスとは?
  2. 2.デスボイスの種類
  3. 3.デスボイスの出し方
  4. 4.デスボイスの練習方法
  5. 5.デスボイスを練習する際のコツやポイント【喉を痛めないためには?】
  6. 6.デスボイスを学びたい方は教室もおすすめ

デスボイスとは?

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デスボイスとは?

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デスボ、デス声とも呼ばれています。意図的にダミ声やがなり声を出す歌唱法です。ラウドロックやデスメタルなどのジャンルで使われることの多く、怒りや悲しみの表現に使われることが多いです。
最近ではデスボイスを使用した楽曲がヒットチャートにランクインすることも増え、一般にも広く浸透しつつあります。

ちなみにデスボイスと英語圏では使われな和製英語なので海外では通じません。代わりにデスメタル・ボーカル、ガテラル・ボーカル、デス・グラント、グラウル・ボイス、アンクリーン・ボーカル、ハーシュ・ボーカル、クッキーモンスター・ボーカル、スクリーチ、スクリームとして知られています。

デスボイスの発祥

正確な時期は不明ですが、デスボイスが定着したのは1980年代中頃に発生した初期のデスメタル、グラインドコアのシーンにおいてであるといわれています。デスのチャック・シュルディナーやカム・リーがそのパイオニアであると考えられています。
デスボイスの起源には諸説あり、正確にはわかっていません。デスボイスを使用した最古の人物はScreamin' Jay Hawkinsという人物で1956年の"I Put a Spell on You"という楽曲という説もあります。

デスボイスの代表的な日本のバンド

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マキシマムザホルモン

マキシマムザホルモンとは1998年に結成されたミクスチャー・ハードコアロックバンドです。代表曲は「恋のメガラバ」「絶望ビリー」など。音楽フェスなどではヘッドライナーを務めるなど絶大な人気を誇るバンドです。
最近ではカップヌードルのcmソングでも使用され、音楽好きでないお茶の間にも浸透しつつあります。彼らの曲ではデスボイスが使用されています。一部の層にしか浸透していなかったデスボイスを一般に知れ渡ったのはこのバンドの功績です。彼らがいなければ一般人のカラオケなどでデスボイスを披露されるシーンはまずなかったのではないでしょうか。

SiM

SiMは、2004年に結成された日本のレゲエパンクバンドです。ハードコア、スクリーモ、パンク、メタルコア、スラッシュメタルなどにレゲエを取り入れた疾走感のあるサウンドが特徴です。
代表曲は「KiLLiNG ME」で、YouTubeで公開されているMVは現在2000万回以上再生を突破しました。チケットを売り出せば即ソールドアウト。現在もバンドの人気は勢いを増すばかりです。

DIR EN GREY

DIR EN GREYは1997年に結成されたビジュアル系ロックバンドです。楽曲はメタル、ハードコア等をベースに民俗音楽など数々のテイストを多く織り交ぜている点が特徴です。代表曲は「残」、「予感」など多数。
世間的にはミュージックステーションで放送事故スレスレのパフォーマンスをしたことでも有名。
世界各国で活動し、アルバム『UROBOROS』は世界17ヵ国で同時期発売され、米ビルボード誌の「Top Heatseekers」チャートでは1位を獲得するなど世界的に活躍しているバンドです。

デスボイスはどんな時に使うの?

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デスボイスはヘヴィメタルの一ジャンルのデスメタルで多く使用されます。デスメタルでは、死、死体、地獄などをテーマにし、それらの単語が歌詞に多く含まれています。
「死」という言葉に対するイメージは人それぞれですが、デスボイスはヘヴィメタルの一ジャンルであるデスメタルで使われる声ですので、死の悲しみ、静けさ、怒り、憎しみ、恐怖、苦しみといったものが強調したい時に使用されることが多いです。
例外はありますが、バラードにはあまり使用されず、テンポが早かったり、歪みのきいた激しめの曲で使用されます。

デスボイスの種類

グロウル/フォールスコードスクリーム

主にデスメタルやメロディックデスメタル、メタルコア、ハードコアなどで使用されることが多い一般的なデスボイスの種類です。一般的にデスボイスと呼ばれるもののほとんどは、グロウルに該当します。

音域としては高い中音域から低音域のデスボイスとして使われます。

スクリーチ/フライスクリーム

デスボイスの中でも特に高い音域のものを指します。高音のデスボイスシャウトの総称で、金切り声とも呼ばれたりします。
金属音のように硬い歪みのある音質になります。グロウルとの違いはグロウルが地声で、フライスクリームが裏声です。

ガテラル

デスボイスの中でもグロウルよりも低い音域のものをガテラルと呼びます。ブルータルデスメタルやゴアグラインドなどに用いられることが多いです。
最近ではピッチシフターという声質を変換するエフェクターで、さらに低音にする人達もいます。

ガテラルの中でも特に低音のものは下水道ボイスと呼ばれます。

ピッグスクイール

日本語に訳すと豚の悲鳴です。名前の通り豚の悲鳴のように聞こえるデスボイスです。ガテラルと同様にブルータルデスメタルやゴアグラインドなどで用いられます。

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デスボイスの出し方

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