リストの超絶技巧練習曲とは?12曲それぞれをご紹介!

ロマン派のハンガリー出身、フランツ・リストの作曲した曲はラ・カンパネラや愛の夢など有名な曲も多くピアノを弾いている人は一度は弾いてみたいあこがれの曲です。その中でも超絶技巧練習曲は名前からして難しそうですね。今回は超絶技巧練習曲を1曲ずつ聴いていきましょう。

記事の目次

  1. 1.超絶技巧練習曲を作曲したリストはどんな作曲家?
  2. 2.超絶技巧練習曲とは?
  3. 3.超絶技巧練習曲の一覧
  4. 4.まとめ

第5曲目 「鬼火」 変ロ長調 この曲も単独でリサイタルで弾かれることが多いです。半音階などの速い動きでちらちら見え隠れする妖しい鬼火を表しています。
第6曲目 「幻影」 ト短調  ゆっくりな曲ですが、全体を通して伴奏が細かい分散和音で、そのうねりがまぼろしを表しています。

 

超絶技巧練習曲 7曲目、8曲目

第7曲目 「英雄」 変ホ長調 序奏のあと行進曲になるこの曲ははじめは静かな行進からだんだん華やかになっていって最後は力強く威厳がある曲になっていきます。
第8曲目 「死霊の群れ」 ハ短調 初めは嵐の様子を表し、音の跳躍が激しくなり夜空を自在に飛ぶ死霊の様子を表しています。

 

超越技巧練習曲 9曲目、10曲目

9曲目 「回想」 変イ長調 ノクターンのような甘いメロデイーがピアノのテクニックで装飾され、過去の思い出に浸っているよう名曲です。
10曲目 タイトルなし ヘ短調 タイトルはないですが9曲目に対比するように後悔に苦悩するような、ため息のような曲です。

 

超絶技巧練習曲 11曲目、12曲目

11曲目 「夕べの調べ」 変ニ長調 メロディー以外に細かな装飾音符が昼から夕方になり夜に移る様子を表しています。
12曲目 「吹雪」 変ロ短調 雪の舞う凍てついた冬の情景を表した曲です。


 

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ピアノ曲の中でも難易度の高いリストの超絶技巧練習曲の全曲の録音のCDはショパンのエチュード(練習曲)ほどは有名ではないですが、聴くことができます。
3回改訂をされていますが、一番最後の3稿目の録音されたものが多いです。YouTubeは横山幸雄さんのものを載せていますが、アリス=沙良・オットのジャケットも載せています。
 

まとめ

ピアノ曲の中でエチュードというと練習曲でピアノのテクニックを身に着けるための曲ですが、リストは演奏会用練習曲も作曲していて、超絶技巧練習曲と共にリサイタルのレパートリーとしてとても魅力のある曲がたくさんあります。

しかし練習曲の名の通りどの曲もピアノのテクニック取得のための工夫もされていて、ピアノを学ぶ上でもにも音楽的にも満足できる作品になっていますね。

 

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