【23選】サラウンドヘッドホンを選ぶなら必見!おすすめ製品ご紹介
「サラウンドヘッドホン」とは何なのか、ご存じでしょうか?従来より臨場感ある映画鑑賞を楽しむために製造されたヘッドホンですが、ゲームに使う方が増え、ますます購入者が急増しています。今回の記事は選び方も含めた、サラウンドヘッドホンのおすすめモデル23選の紹介です。
サラウンドヘッドホンとは
「サラウンドヘッドホン」という言葉に、まだ馴染みがない方は多いのではないでしょうか?
このサラウンドヘッドホンを購入し、使用する人が昨今急増しています。
いわゆるスピーカーを置かずとも、臨場感と迫力あるサウンドを楽しむことができる機能を持っているのが、サラウンドヘッドホンの大きな特徴でしょう。
音楽を聴く際もそうですが、主にPS3やPS4などのゲーム機器で遊んだり映画鑑賞を楽しんだりする時に利用するのが最適です。
今回はサラウンドヘッドホンの選び方や耳寄りな情報を含め、おすすめ製品23選を中心にご紹介します。
サラウンドヘッドホンと通常のヘッドホンの大まかな比較
英語でsurround(サラウンド)は訳すと「取り囲む」という意味ですが、まさにあらゆる方向から音に取り囲まれているような感覚で楽しめるのが、サラウンドヘッドホンです。
スピーカーが1つだけの状態をモノラル、L(左)・R(右)の2つの状態をステレオといいます。
通常のヘッドホンはこのどちらかが多いでしょう。
一方サラウンドは基本的に5つ以上の方向から、スピーカーに取り囲まれているような状態を仮想的に再現しています。
バーチャルサラウンドの手法で、音に囲まれているような状態を作り出しているのです。
サラウンドヘッドホンはよりリアルな音を楽しめる、新しい時代のヘッドホンと言えるかもしれません。
サラウンドヘッドホンを扱う代表的メーカー
サラウンドヘッドホンを取り扱っているのは、どのようなメーカーなのでしょうか?
ヘッドホンはだいたい幅広く電化製品を取り扱っているメーカーや、音響機器を取り使っているメーカーから販売されているモデルが主だという、イメージを持っている方が多いです。
それに加えてサラウンドヘッドホンは、パソコン周辺機器で有名なメーカーも、目立って製造しているようです。
サラウンドヘッドホン代表メーカー①:パナソニック(Panasonic)
1918年「松下電気器具製作所」の名前でスタートした、国内で老舗の電気機器メーカーであるパナソニックは、現在はカーナビ・住宅機器など幅広い商品を製造しています。
サラウンドヘッドホンにおいても注目・信頼されているモデルが多く、
クセがなく大衆向けな商品が多いです。
初心者にも安心して扱えるものばかりな上に高音質・高機能なので、上級者の中にもパナソニックのモデルを愛用している人がいます。
サラウンドヘッドホン代表メーカー②:ソニー(SONY)
1946年「東京通信工業」の名前で誕生した電気機器メーカーであり、カメラなども取り扱っていますが、特に音楽機器に力を入れている印象です。
サラウンドヘッドホンもソニーで評価の高いものが、かなり多くあります。
時代の先を行く技術を駆使したアイテムも目立ち、サラウンドヘッドホンにおいてもアマチュア・プロの両方が幅広く使用できる製品が豊富なのが特徴的です。
サラウンドヘッドホン代表メーカー③:audio-technica(オーディオテクニカ)
音楽機器・音響機器を中心に取り扱っており、ヘッドホン・イヤホンはもちろん、ボーカルマイクやアンプなどの愛用者も多いメーカーです。
コストパフォーマンスが高く、全てにおけるバランスがよい商品が多いことでも知られています。
何かに特化しているというよりは、安心・安定のモデルが多い印象です。
サラウンドヘッドホンにおいても、低価格のもので良いサウンドが楽しめます。
サラウンドヘッドホン代表メーカー④:パイオニア(Pioneer)
実は本格的なダイナミックスピーカーを最初に発売したメーカーはパイオニアであり、音響機器に関して国内でトップクラスの信頼を得ています。
低音域~高音域に至るまで、幅広い範囲の音をクリアに聞き取ることができるモデルが多く、機能にこだわり抜かれている製品を求めているのであればパイオニアがおすすめでしょう。
サラウンドヘッドホンの商品もハイレゾ・ワイヤレスなど、基本的なものはもちろん、他にも便利な機能が搭載されているものが多くなっています。
サラウンドヘッドホン代表メーカー⑤:ロジクール(Logicool)
ロジクールは音楽機器メーカーというよりは、主にパソコン周辺機器を製造しているブランドとして知られています。
入出力デバイスの製品は特に定評があり、サラウンドヘッドホンもそのうちのひとつです。
ゲームをプレイすることを考えて作られたサラウンドヘッドホンが多く販売されているので、パソコン・ゲームで使用することを考えている方は、ロジクールのモデルが適しているかもしれません。
サラウンドヘッドホンの選び方
サラウンドヘッドホンを購入する時に、どの点に着目して選んだら良いのかを次に紹介します。
通常のヘッドホンの選び方に加えて、サラウンドヘッドホンならではのポイントもまとめてみました。
いろいろなモデルが販売されているので、1つに絞り込む際の参考にもなると思います。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント①:チャンネル数
サラウンドヘッドホンならではの選ぶポイントに「チャンネル数」があります。
このチャンネル数が違うことによって、どのくらい多くの音が聞こえるかが異なるのです。
もちろん数が多いものほど立体的かつ豊かなサウンドになりますが、もう少し細かく、それぞれの違いや特徴について具体的に見ていきましょう。
サラウンドヘッドホンのチャンネル数(1):5.1ch
5.1ch(チャンネル)は基本のサラウンド形式で、スピーカーがフロント左・フロント右・前方のセンターと、後方サラウンド左・後方サラウンド右にセットされているバーチャル空間を再現しています。
この合計5個のスピーカーに加えて、超低音域を再生するサブウーハーというものが1基設置されており、これによってサウンドの迫力が格段に増すようです。
基本的な用途で映画・DVD・ゲームを楽しみたいのであれば、5.1chでも充分満足できます。
サラウンドヘッドホンのチャンネル数(2):7.1ch
現在使用されているサラウンドヘッドホンで最も多いのが、7.1ch(チャンネル)のものです。
5.1chのバーチャル空間にあるスピーカーに、さらにサラウンドバック左・サラウンドバック右が追加されていることで、後方の奥行きが豊かになります。
7.1chに最適なのは、ブルーレイディスクのDVDや3Dオーディオ対応のゲームです。
サウンドをより立体的に、多方向から感じることができるため、まるで見ている映像の中にいるような感覚さえも味わえます。
ちなみにヘッドホンではなくスピーカーに7.2.2chというものがありますが、これは7.1chのバーチャル空間のスピーカーに、更に天井スピーカー2基を追加した音響を再現しているようです。
水平方向だけでなく上からも音が聞こえることで、サラウンド感がより強くなります。
7.2.2chのサラウンドヘッドホンが販売されることも、近い将来あるかもしれません。
サラウンドヘッドホンのチャンネル数(3):9.1ch
9.1ch(チャンネル)のサラウンドヘッドホンは、7.1chよりもさらに臨場感ある音を楽しみたい方におすすめです。
基本である5.1chのバーチャル空間に4つのスピーカーが追加されたサウンドが、再現されています。
その4つの設置場所は左右のサラウンドバックと、左右の高さ方向であるフロントハイです。
映画館にいるような感覚で音を楽しむことができるようになります。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント②:用途
サラウンドヘッドホンを使用している人の主な用途は、映画・ブルーレイ・DVDなどの映像素材重視のものの鑑賞か、ゲームのプレイに分かれます。
自分が主にどちらに使用するかを明確にして選ぶのもよいでしょう。
サラウンドヘッドホンの用途(1):映画鑑賞
ゲームをより楽しむための機材が多く販売されるようになった今、サラウンドヘッドホンはゲームで使われるイメージの方が強いですが、実はホームシアター製品としてもともと登場しました。
サラウンドヘッドホンの中にはマイクが付いているものも多くありますが、映画鑑賞で使用するのであれば不要です。
また映像系の鑑賞が目的なのであれば現在はそうでなくても、後々ブルーレイでの映像も楽しめるように、7.1ch以上のものを購入しておくと長く使用できると思います。
サラウンドヘッドホンの用途(2):ゲーム
ゲーム機器・ソフトのサラウンド音声というのは5.1chがメインなので、接続はデジタル端子が主流になっています。
基本的なゲームであれば5.1chで充分満足できるでしょう。
1つ注意したいのは、ボイスチャット(ボイチャ)を利用するようなゲームをプレイすることを想定して、マイクがついているサラウンドヘッドホンを購入しておいたほうがよいです。
あとで別でマイクを購入するより安価で済むし、手間が掛からなくなりますよ。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント③:マイク
ゲームでボイスチャット(ボイチャ)を使用される方は、後で別売りのマイクを購入する手間をかけるより、マイク付きのヘッドホンを購入したほうがよいでしょう。
ボイスチャットだけでなく、ビデオ通話などにも使用したい方はマイクが必要です。
逆に映像と音声のみを楽しみたい方にとっては、マイクは不要になりますし、むしろ邪魔になってしまうでしょう。
マイクが付いていることによって値段も高額になるので、もともと付いていないものを購入した方がお得です。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント④:接続方法
一般的なヘッドホンもそうですが、サラウンドヘッドホンも接続方法が無線とワイヤレスの2パターンあります。
どちらを選択するかは自分が使用したいシーンや、どのメリットを選ぶかによるでしょう。
ケーブルを利用する有線と、Bluetoothを利用するワイヤレスそれぞれの特徴をご紹介します。
サラウンドヘッドホンの接続方法(1):有線
有線タイプのサラウンドヘッドホンは、直接テレビ・パソコンなどの電子機器につないで使用します。
そのため途中で音が途切れたり遅延が発生することがなく、何より音質が良いです。
充電やAC電源も必要ありません。
ただし有線はコードの長さで動きが制限されたり、コードが絡まってわずらわしく思ったりすることも多く、断線すると使い物にならなくなってしまいます。
部屋の近い距離に電子機器が置いてあるのであれば問題はありませんが、以上のメリット・デメリットを前もって把握した上で購入しましょう。
サラウンドヘッドホンの接続方法(2):ワイヤレス
ワイヤレスのサラウンドヘッドホンは、主にBluetooth機能を用いて機器とペアリングし使用します。
コードがないため断線することもなければ、コードが絡まる心配もありません。
行動範囲の制限も広がるので、身体を動かしながら使用する場合にも便利でしょう。
ただし音質が有線と比較すると劣るのと、遅延や音飛びが発生する可能性があります。
さらに充電する手間がかかり、連続再生時間が長いものを選ぶ必要があるでしょう。
しかし「デュアルバンド無線方式」という音飛びしにくい機能を搭載しているものもあります。
音飛びの面が気になる方は、こちらの機能が付いているものかどうかを確認してから購入しましょう。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント⑤:型
通常のヘッドホンもそうですが、ヘッドホンを購入する際には「型」に注目するとよいでしょう。
ヘッドホンはその構造によって密閉型・開放型の2つに大きく分かれます。
それぞれの特徴は次の通りです。
サラウンドヘッドホンの型(1):密閉型
ヘッドホンの密閉型というのは、外の音が遮断される上に再生される音が外に漏れないようになっています。
外出先で使用するのに便利で、音量を大きくしなくてもサウンドがしっかり聞き取れるため、耳にも優しいです。
さらに重厚感ある低音が聞こえるので、より迫力が強くなります。
長時間装着していると耳が痛くなるものもあるので、耳との接着部分を考慮されて作られたものを購入するようにしましょう。
サラウンドヘッドホンの型(2):開放型
開放型は外気がイヤーカップ内に入り込むように作られており、空気振動を利用することで、普段聞いているような自然なサウンドを楽しむことができます。
密閉型と比較すると締め付けも弱いため、耳との接着部分が疲れにくく長時間使用可能です。
しかし低音がやや弱く、音漏れもしがちなので外出先には不向きといえます。
自宅用として購入するのには最適でしょう。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント⑥:装着感
ヘッドホンは装着感も大切でしょう。
特に痛いか痛くないか、インターネットの口コミを見ていると、長時間装着していて支障があったかどうかに関するものが比較的多いです。
耳との密着部分が柔らかいものは多いですが、頭が大きめの人は締め付けが弱い開放型のヘッドホンを選ぶと、間違いないかもしれません。
逆に頭が小さめの人は、装着感が緩いものだと少し動いただけでヘッドホンがズレてしまい、ストレスになってしまいます。
自分のサイズに合うかどうか、購入する前にチェックしましょう。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント⑦:折りたたみ
通学や通勤、出張などが普段ヘッドホンを装着しながらの移動距離が長い方には、かさばらないヘッドホンは嬉しいですよね。
移動中も最大限にゲームや映画を楽しみたいのであれば、コンパクトに収納できるものを選びましょう。
サラウンドヘッドホンも、通常のヘッドホン同様に折りたためるものがあります。
外でゲームをする人やゲームイベントが多くなっている昨今、持ち運びできるサラウンドヘッドホンは重宝されているようです。
サラウンドヘッドホンを選ぶポイント⑧:対応フォーマット
サラウンド音声のフォーマットというのは、把握するのが大変なくらい多いです。
その中でも「Dolby Digital」は5.1chに対応しているので、このフォーマットに対応しているものを選択してください。
さらに高音質のものが良い場合は「Dolby TrueHD」「DTS-HD Master Audio」の2つのどちらかに対応かどうかを確認しましょう。
このふたつは、最高音質のサウンドを楽しむことが可能です。