メジャーレコード会社初!ユニバーサルミュージック・グループが、新型コロナの打撃を受ける音楽業界向け支援を発表

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ユニバーサルミュージックはレコード会社で初めて音楽業界へ支援することをホームページで発表しました。具体的にはどのような内容なのでしょう?ユニバーサルミュージック所属アーティストの、コロナ被害を受けての動きも含めまとめました。

記事の目次

  1. 1.ユニバーサルミュージック・グループが、新型コロナの打撃を受ける音楽業界向け支援を発表
  2. 2.新型コロナで音楽業界が受けた打撃とは?
  3. 3.具体的な支援の内容とは
  4. 4.UMGのアーティストと作曲家は、音楽を通して世界にエールを送っている
  5. 5.まとめ

ユニバーサルミュージックの具体的支援②:UMGアーティストを支援

Photo by Instituto Cervantes de Tokio

さらにUMG関連会社や関係者へのサポートを表明しています。

ユニバーサルミュージックパブリッシング・グループユニバーサルミュージック・エンタープライズBravadoはもちろんUMGに関与しているレーベルや会社だけでなく、提携しているアーティスト・音楽家・インディーズレーベルの支援を約束しました。

具体的な内容は経費の免除と、商標権や著作権などのロイヤリティ料の前払いの他さまざま用意されています。

予定していた公演が中止になったアーティストたちへ、ファンとコミュニケーションをとったり収入を得ることができたりするツールを提供するというサポートもあるようです。

ユニバーサルミュージックの具体的支援③:音楽コミュニティを支援

Photo byHeatherPaque

アメリカの「ミュージケアーズ」 やイギリスの「Help Musicians UK」などの音楽支援団体への寄付を表明しています。

またUMGの社員が集った寄付金とさらに同額を、UMGが追加して寄付することもまた記載されているようです。

こうすることで経済的な被害を受けているコミュニティを、金銭的に支援すると約束しています。

ユニバーサルミュージックの具体的支援④:音楽家たちの支援活動を支持

フリー写真素材ぱくたそ

新型コロナウイルスによる被害を受けて、ユニバーサルミュージックに所属している音楽家たちがインターネットを中心にファンたちに音楽や応援メッセージを届けています。

寄付をしたり署名活動に参加する音楽家たちもいるようです。

ユニバーサルミュージックは彼らの活動を支持し、応援する意向も表明しました。

UMGのアーティストと作曲家は、音楽を通して世界にエールを送っている

ユニバーサルミュージック傘下のレーベルであるEMI Recordsのアーティストたちが「TikTokリレー」を開始しています。

これはアーティストが日替わりで過去のライブ映像やコメントなど、動画共有アプリのTikTokに更新していくものです。

またTwitterでは指定した相手へバトンをつないでいく「#うたつなぎ」という、オリジナル曲を歌った動画をUPしていくリレーが流行り、多くの音楽家が参加しています。

さて、UMGのホームページには海外の音楽家たちの活動が主に取り上げられていますが、日本のミュージシャンたちも様々な動きを見せているようです。

ユニバーサルミュージックの所属アーティスト・音楽家たちが、新型コロナウイルスによる被害を受けて行っている活動を、ほんの一部ではありますが、国内外ともに紹介します。

AI

2020年4月14日の12時から、自身のアカウントでインスタライブを行いました。

AIのホームページにはいつもファンに見せているままの彼女らしい文面で、スペシャルメッセージも綴られています。

AIの公式サイト

秦基博

秦基博は1日1曲、過去のライブ映像をYouTubeに公開しています。

彼のホームページに記載してある通り、SNSに「#stayhome」「#augustacamp2020」「#お家オーキャン」
のタグをつけた投稿をファンが多数書き込んでいます。

秦基博の公式サイト

セレナ・ゴメス

アメリカのアーティストであるセレナ・ゴメスは、Instagramのフォロワー数が1億7200万人を超える人気を誇っています。

彼女は「COVID-19救済基金」に寄付金を送り、過去に自身が治療を受けたことがあるロサンゼルスの医療センターを援助しました。

セレナ・ゴメスの公式サイト

レディー・ガガ

レディー・ガガは自身のTwitterで、以前より自分をたびたび応援してくれていたファンに資金援助しました。

さらに世界保健機関(WHO)らと協力し、新型コロナウイルス治療のために働く医療関係者たちを支援するために、世界のテレビ局や配信サービスなどでコンサートを開催します。

バーチャルコンサートと称され、他にもポール・マッカートニーやエルトン・ジョンなどの大物アーティストの出演も決まっているようです。

レディー・ガガの公式サイト

ビリー・アイリッシュ

アメリカのシンガーであり「bad gay」が世界的大ヒットになったビリー・アイリッシュもレディー・ガガ同様、医療機関を支援するバーチャルコンサートに出演が決まっています。

さらに彼女はSNSで自宅で独りで過ごすことの楽しさを伝え、不安に思っているファンたちを安心させているようです。

またリラックスして自宅で過ごし「買いだめをしないように」との呼びかけも行いました。

新型コロナウイルスで世界がパニックになっている中、難病を抱え闘っている少女へ個人的に、密かにメッセージを送っていたことも明らかになっています。

ビリー・アイリッシュの公式サイト

まとめ

Photo bysweetlouise

メジャーレコード会社で初めて具体的な支援の声明を出したユニバーサルミュージックですが、他にもさまざまな動きがあるようです。

世界的に大打撃を受ける中で立ち上がっている人たちが、これほどまでにたくさんいます。

収束の時が見えない今ではありますが、小さなことでも自分が出来ることをしていくことが、早期解決につながる大切ななのことかもしれません。

自宅待機など精神的に負荷がかかることも多いですが、そのような時には音楽家たちの動画やSNS、楽曲を楽しんでみませんか?

きっと心が落ち着きます。

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