日本コロムビア『#おうちで聴こうコロムビアリレー』 を開催

コロナで、音楽シーンが逆風の中、日本コロムビアが素敵な企画を立ててくれました。
日本コロムビア内公式Twitterより、所属アーティストが「聖火リレー」ならぬ「リードリレー」のように、音楽のバトンを回す試みです。
どんな「リードリレー」か、ご紹介しましょう。


記事の目次

  1. 1.日本で最初に設立されたレコード会社、日本コロンビア
  2. 2.自宅で楽しめる企画『つながれ、コロムビアの輪! #おうちで聴こうコロムビアリレー』開催を発表
  3. 3.第一弾は古市コータローが登場
  4. 4.アーティストからアーティストにリードリレー、みんなに届けよう。

日本で最初に設立されたレコード会社、日本コロンビア

創業当時にアメリカのレコード会社・コロムビア・レコードと提携し、同社のレコードの日本発売元となったのが「コロムビアレコード」の由来です。
旧日本コロムビアの頃には、音響機器製造部門があり、「COLUMBIA」そして別企業から買収した「DENON 」ブランドで製品を販売していた時期もありました。


主力となっていた音楽ジャンルは時代とともに変遷しています。
1950年前後は、演歌や歌謡曲,伝統芸能、学校教材の制作や販売を主力としていました。

その後1960年代にはいると、グループサウンズや子供向けのアニメ曲に推移してゆきます。

そののち、アイドル歌謡曲などにシフト、近年はJーpop部門にも力を入れています。

昭和期は、美空ひばり・石川さゆり・島倉千代子・都はるみ・藤山一郎・舟木一夫といった演歌・歌謡曲界の時代を築き上げた多数のアーティストが所属していました。

歌謡曲やニューミュージック系では、中村雅俊、榊原郁恵、松山千春らが、平成期は、ピチカートファイブや、毛皮のマリーズといった個性派のアーティストが所属をしてきています。

昭和期はテレビがお茶の間にあり、家族皆で音楽番組を観ることが多かったですね。
そのため、演歌歌手や歌謡曲歌手の楽曲がひろく聴かれていました。

時代が移り変わり、個々の趣向に合わせて聴かれる音楽が細分化していくにつれ、レコード会社の在り方もシフトしてきています。

Photo byPexels

自宅で楽しめる企画『つながれ、コロムビアの輪! #おうちで聴こうコロムビアリレー』開催を発表

これは、新型コロナウイルスの影響で「ステイホーム」といわれる昨今の状況に合わせ、自宅にいながら音楽の魅力を再発見できる企画です。
 

「音楽という文化を通じて、暗い気持ちを一瞬でも光が見える世界に変えられるものを発信しよう」と、幅広いジャンルを担当する日本コロムビアマーケティング部が立ち上げました。

公式Twitterアカウントより、4月13日(月)から~5月6日(水)まで毎日発信され、日本コロムビア所属アーティストからアーティストへ、そしてリスナーへ、リードリレーされていきます。
まさに「音のバトンリレー」ですね。


13日にはTHE COLLECTORSの古市コータローが皮切りで出演、そしてバトンは、NakamuraEmi、藤川千愛など、この企画に賛同した多ジャンルのアーティストたちに回されていくということです。

ライブが行いたくても、今の状況では難しいミュージシャン、ライブが観たくてもライブハウスに出向くことがままならない音楽ファン。
そんな中で、素晴らしいアーティストが先陣を切り、音楽のバトンをリードリレーしつつ、リスナーとの懸け橋を作ってくれる素敵な企画ですね。

4月13日のTHECOLLECTORS より 古市コータロー さんから、NakamuraEmiさん、古川千愛さん、THECOLLECTORSの加藤ひさしさんと、バトンが回ります。


 

公式ツイッター

日本コロムビアアーティスト NakamuraEmi「東京タワー」

日本コロムビアアーティスト 藤川千愛

第一弾は古市コータローが登場

「新型コロナウィルスになんか負けずにがんばろう」と、SNS上からも力強いエールを送ってくれたコータローさん。
THE COLLECTORS」というバンドのギタリストです。
このバンドから、加藤ひさしさんもリレーに参加してくれます。

 

日本コロムビア THE COLLECTORS

ネオGS、ビート系バンドの元祖などといった、様々な呼称を付けられているバンドです。

加藤ひさしがが高校時代の同級生と、結成したバンドがルーツということです。
サウンドは当初、もっとパンキッシュで、バンド名も異なりました。
が、この頃から存在し、歌い継がれ、今でも使われている曲もあるとのことです。

1986年に、バンド名がTHE COLLECTORSになりました。
その後もメンバーチェンジがあり現在のメンバーは

ボーカル 加藤ひさし
ギター  古市コータロー

ベース  山森 JEFF 正之 
ドラムス 
古沢 'cozi' 岳之 です。

ちなみに、バンド名は、映画「コレクター」になぞらえて、加藤ひさしが命名したものだそうです。

ブリティッシュロックを感じさせるサウンドスタイル、そしてルックスをも変えずに現在まで息長く活動しています。
楽曲はボーカルのの加藤ひさしの作詞・作曲のことが多いようです。
が、近年のアルバムには、ギターの古市コータローがメインボーカルで歌う曲が増えているとか。

代表曲は「世界を止めて」「いいことあるさ」「愛ある世界」「僕はコレクター」「悪の天使と正義の悪魔」などです
また「CHEWING GUM」の演奏に合わせて、オーディエンスがステージチューインガムを投げるライブ・パフォーマンスも「お約束」とのこと。

コアな根強いファンが多数いるバンドです。


 

THE COLLECTORS「世界を」止めて

THE COLLECTORS「愛ある世界」

アーティストからアーティストにリードリレー、みんなに届けよう。

感染が懸念され、「リアル」のライブイベントは非常に難しい昨今です。

音楽を表現したいミュージシャンも、聴いてエネルギーをもらいたい音楽ファンもつらい時期ですね。

しかし、ライブ会場でなく、自宅で音楽を聴くリスナーのため、多くのミュージシャンが工夫し発信し始めています。
「おうちで聴こうコロムビアリレー」は、単独アーティストの発信でなく、複数のアーティストガ、リードリレーのように、輪を広げていってくれるのが新しく、面白い企画ですね。

参加アーティストも、ベテランのTHE COLLECTORSから始まり、若い女性アーティストにもバトンが渡され、多ジャンルのリレーが楽しめるのも素敵です。

また、ツイッターと連動していますから、様々なコミュニケーションやり取りができる、今の時代ならではの企画です。


今後はどんなアーティストにバトンが渡るか?楽しみで興味深いところです。
が、早く、新型コロナウイルスが終息し、こんなリレーをぜひ「リアル」でも観られることを願いたいですね。

Photo bygeralt

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