【Apple Music】ハイレゾクラスの音質で聴こう!
Apple musicにはハイレゾと同じ最高音質で聞ける「Apple Digital Masters」に対応している曲が多くあります。設定を変えるだけで簡単に聞くことができます。ぜひApple Musicでハイレゾと同程度の音質の音楽を楽しんでみましょう。
Apple Musicでハイレゾ(最高音質)を実現する方法
Apple Musicには「Apple Digital Master」に対応している曲が多くあります。それらはハイレゾとほぼ同じ高音質で聴ける曲です。Apple Musicを使っている人であれば、月額の料金はそのままで最高音質の曲を聞くことができます。
全ての曲がApple Digital Masterに対応しているわけではありませんが、全米チャートトップ100のうち70%程度は対応していると言われています。
対応曲を聞いてみると、その場で演奏しているような臨場感のある音楽を楽しむことができます。また、繊細な音の響きが聞こえるような感覚も得ることができるので、新しい音楽体験ができるはずです。
Apple MusicをPCで再生しているときには、対応曲であれば自動的に最高音質で聞くことができます。また、アプリで聞いている人は、アプリの設定「モバイルデータ通信」のメニューで「高音質ストリーミング」をタップするだけで変更できます。
ぜひ、最高音質でApple Musicの音楽を楽しんでみましょう。
Apple Digital Mastersの音はハイレゾと同じ?
Apple Digital Masterの音質はハイレゾと比較してみると、どのくらいの音質なのでしょうか。
ハイレゾと呼ばれる音質は、以下の2点が業界の標準になっています。
・24bitのビットレート
・48と88.2 96kHzの周波数
CDなどの音声信号は、サンプルレートとビット深度によって表されます。ざっくり言うと、上の2つが音質を左右するということです。
CDの音質は16bitで44.1kHzなので、ハイレゾの数値よりも低くなっています。
サンプルレートは特定できませんでしたが、Apple Digital Mastersのビット深度は24bitとなっています。この数値は、ハイレゾの標準を満たしていることが分かります。
Apple Digital Masterに対応している曲は、完全なハイレゾの音質とは言えないものの、ほぼ同じクラスの最高音質だと言っても過言ではないでしょう。
Apple MusicとApple Digital Mastersの歴史
Apple Digital Masterがどのようにして生まれたのか、それまでのApple Musicの歴史をご紹介していきます。
「革新的で秀逸なサウンド」とは、Apple Diaital Masterの文章に書かれている一文です。AppleはiTunesを発表した当時、多くの人に使用されていたMP3の方式を使うのではなく、AACの方式を採用しました。
その理由は、音質にあります。Appleは、ほかのコーデック(音声やテキストのデータを圧縮・伸長するソフトウェアのこと)よりも音質がよいとされるAACを採用しました。
そして改善が続けられた結果、CDと同じくらいの最高音質が提供できるようになっていきます。
最近まで、音楽はCDでの販売が念頭に置かれていたため、すべてCDに変換するためにマスタリングが行われてきました。
しかし今はストリーミングが主流の時代になったため、ストリーミングのためのマスタリングが行われるようになっています。
AppleではApple Digital Masterに対応させるためのマスタリング方法を詳細に明らかにしています。
独自の手法によってノイズを減らし、マスタリング音源をそのまま味わえるようにしているのです。
今後もApple Musicは独自の開発を進め、多くの人に開かれた方式を採用しながらも音質の向上を追求していくでしょう。
Apple Musicでは特定の楽曲がApple Digital Mastersに対応している
Apple Digital Masterの対応曲は、登録されている楽曲すべてではありません。アメリカのチャートでトップ100に入る7割程度だと言われています。
2020年に発売されたアルバムでは、Dua Lipaの「Future Npstalgia」やテイラースウィフトの「folklore」、ジャスティン・ビーバーの「Changes」などがApple Digital Masterに対応しています。
日本では米津玄師の「STRAY SHEEP」や、Official髭男dismのEP「HELLO」などがApple Digital Masterに対応している楽曲です。
Apple Digital Masterに対応してい曲は、iTunesとApple Musicでは見分け方が異なります。
・iTunesでは「Apple Digital Master」のロゴが入っている
・Apple Musicではアルバムの説明文の最後に書かれている
次の項目で対応曲の探し方をご紹介します。
Apple Digital Masters対応曲の探し方
Apple Digital Masterの対応曲の探し方は2通りあります。
iTunesで購入する際には、「Apple Digital Master」のロゴが目印です。このロゴがあれば最高音質に対応しているということなので、とても分かりやすいです。
Apple Musicに登録している方の場合には、アルバムの紹介文を読んで探すことになります。シングルやEPは現時点では見分ける方法がなく、iTunesでシングルを検索してロゴが入っているか確認するというやり方が最も簡単だと言えます。
アルバムの場合は、アルバムの概要を説明する「スタッフメモ」という文章が載っていることが多いです。全てのアルバムに書かれているわけではありませんが、このメモの文末にApple Digital Masterに対応していることが書かれているので、確認してみましょう。
このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。
アルバムだと、この文章をたよりに探すことができます。
しかしEPやシングルになると、紹介文やスタッフメモがあることも少なく、対応状況が書かれていないことが多いです。
EPやシングルがApple Digital Masterに対応しているのかを調べる場合には、iTunesで検索してロゴが入っているかを確認するという方法しかありません。
Apple Musicでも最高音質に対応している全ての曲にロゴをつけるようになれば、非常に簡単に対応曲が分かるはずなので、今後の改善に期待したいところです。
アルバムの紹介文に注目
補足ですが、アルバムの紹介文にはスタッフメモが書かれていることが多いですが、中にはアーティスト本人の文章も掲載されている場合もあります。
例えば、Official髭男dismのEPにはインタビューのようにアーティストのメッセージが書かれています。読んでみると楽曲への理解が深まり、さらに面白く聞けるようになるかもしれません。
また、大橋トリオのアルバム「This is music too」には、Apple Digital Masterに関する文章も書かれています。
「スタジオで作業している、一番最高の音をそのまま届けられたら良いなという思いがずっとあったので…。Apple Digital Masterでぜひ聴いてほしいですね」
このようにアーティスト本人からもApple Digital Masterに関しての文章が書かれていると、対応している音質で聞いてみたい気持ちがさらに高まります。
アルバムの紹介文をチェックすることは、音楽を楽しむ一つのスパイスになるかもしれません。ぜひチェックしてみましょう。
まとめ
Apple Ditigal Masterの音質や、対応曲についてまとめてきました。Appleが独自に開発し続けてきた結果、多くの人が手軽に最高音質でストリーミング音源を聞くことができるようになりました。
今後もApple Digital Masterに対応した曲がますます増えていくことが予想できます。
Apple Ditigal Masterの対応曲を聞くと、その繊細で臨場感のあるサウンドに驚く方も多いはずです。ぜひ一度試してみて、音楽の豊かさを味わってみてください。
現在では、対応曲の探し方がiTunesとApple Musicでは異なります。
iTunesでは「Apple Digital Master」のロゴが目印となっているので、ぜひそちらを参考にして見つけてみてください。
Apple Musicに登録している場合には、アルバムの紹介文にApple Digital Masterに対応しているという記載があるかどうかを確認する方法があります。
しかしこの方法だと、すべてのアルバムに書かれていないことも多く、EPやシングルも確認することができません。よって現時点では、iTunesで対応曲のロゴが入っているかどうかを確認するという方法が一番簡単だと言えます。
ぜひApple MusicやiTunesで、最高音質のApple Digital Masterの曲を楽しんでみましょう。