【8選】DTMを始めた人がまずは使いたい、絶対オススメのドラム音源8選!
「DTMを始めたものの、ドラム音源ソフトの使い方が難しくて次の工程に進めない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?上級者用の難しいソフトではなく、初心者でも簡単に使えて高性能なものを使用するのがよいです。おすすめのドラム音源ソフト8選をご紹介します。
DTM初心者におすすめのドラム音源⑤:SSD5/Steven Slate Drums
Steven Slate Drumsはドラム音源ソフトの中でも老舗で、アメリカのハードロック・メタルなど、タイトで乾いた音を使えます。
キックは112、スネアは135、タムは58など、それぞれの楽器の音色も非常に豊富です。
さらに有効期間がない無料版もダウンロード可能になっています。
ドラムセットを1つ使用可能なので、気になったらまずは無料版を試してみるとよいでしょう。
SSD5の特徴(1):サウンドの迫力
Steven Slate Drumsはどのドラム音源もハードロック・メタル寄りで、重たく乾いた、迫力のサウンドが魅力です。
その手のジャンルの音楽が好きな人にとって、少し触ってみるだけでも心躍ると思います。
また使い始めの最初から既に骨太のサウンドに設定されているので、細かい操作もほとんど要らないでしょう。
自分で設定するのは、ボリューム・チューニング・ADSR(音の立ち上がりや音の継続と鳴りやむ時間を調整する装置)くらいになると思います。
一方ジャズやポップスに使用する場、少し浮いてしまうかもしれないので、やはりまずは無料版で試してみるとよいでしょう。
SSD5の特徴(2):音の独立感
Steven Slate Drumsは、1つ1つの楽器の音が独立しているように感じられます。
RoomやOHなどで一体感を出すことは可能ではあるものの、このことが原因でサンプラー音源に似た、違和感を感じる人も多いようです。
通常ドラムのレコーディングをスタジオでする時は、スネア・シンバル・ハイハット・タム・バスドラなど、それぞれにマイクを立てて録音します。
例えばバスドラムを鳴らした時にスネアのマイクがバスドラムの音をどうしても拾うことになり、いわゆる「干渉」が起こるのです。
自然なドラム音源というのは「干渉」まで再現しています。
SSD5の場合はあまり再現されておらず、独立感が強くなっているので、人によっては扱いが難しいと感じることがあるかもしれません。
DTM初心者におすすめのドラム音源⑥:BFD3/FXpansion
BFD3は定番といわれている生ドラムの音源です。
dtm初心者には少々難しいと言われるものの、スタンダードなものを最初に使っておくと後が楽になります。
初心者向けのものをダウンロードした方も、後々定番・人気のソフトを購入することになるでしょう。
そういった2度手間を省きたい方は、初めから基本のドラム音源を使用しておくのもよいと思います。
使い方などの情報はインターネット上にたくさんあるので、検索しながらゆっくり勉強していきましょう。
SSD3の特徴(1):超リアルサウンド
生ドラムをスタジオで録音したような、かなりリアルなサウンドが収録されています。
上級者になれば打ち込みの音源だと分からないくらいの、ハイクオリティなドラムトラックの作成も可能です。
特に金物といわれるシンバル類は評価が高く、サウンドにこだわりたい方はBFD3が最もおすすめです。
ただしリアルなサウンドである分、実際にスタジオでレコーディングした後のように、音作りや処理が難しくなります。
BFD3の使用は生ドラムのレコーディングについての、最低限の知識を持っている必要がありそうです。
SSD3の特徴(2):操作がやや難しい
先ほどお話した通りSSD3は、初心者の方は特に操作が難しいと感じることが多いでしょう。
なぜ難しいと感じるのかというと、SSD3は細かい設定まで可能だからです。
本物のドラムサウンドにこだわっているソフトなので、どのようなマイキングで録音した音を使いたいかまで、自分で選択する必要があります。
DTM初心者におすすめのドラム音源⑦:Battery 4/Native Instruments
こちらは生ドラムの音よりも、ヒップホップ・EDM系の音楽に多用される、電子系のリズム音を中心にそろえているソフトです。
ほとんどのDAWソフトにサンプラーは搭載されていますが、当然ながらBattery 4の方が高機能であり、表現できる幅がまるで違います。
生ドラムの音源を求めている方には不向きですが、ヒップホップ・EDM系の方であれば、これさえあれば間違いないと言われているほどです。
Battery 4の特徴(1):サンプルが豊富
Battery 4が初心者の方にもおすすめなのは、定番でクオリティの高いサンプルが多く揃っているからです。
キットの数は143あり、エフェクトの種類も多数あります。
Battery 4の特徴(2):操作画面が分かりやすい
操作画面はMIDIキーボード・パッドで鳴らせるので、初心者でもゲーム感覚で楽しく音源制作できます。
サウンドの調整画面も見やすく、非常に分かりやすいでしょう。
DTM初心者におすすめのドラム音源⑧:MT Power Drum Kit 2/Manda Audio
こちらは完全フリーの、アコースティック・ドラムの音源です。
無料とは信じがたいほど良く出来ているソフトで、ドラム・キットをミックスさせたり、音量・パン調整はもちろん各キットにコンプレッサーもかけられます。
また初心者にもわかりやすく、デモ・ムービーによる使い方の解説を少し見れば、特にマニュアルは不要で簡単に操作できるでしょう。
MT Power Drum Kit 2の特徴:MIDIグルーヴ
MT Power Drum Kit 2は何千ものMIDIグルーヴが搭載されていますが、この中から好みのものを選びドラックするだけで、ドラムトラックが作れてしまいます。
生ドラムを再現した音源を使う時に気を付けたいことは?
生ドラムのサウンドを再現した音源でトラックを作成する時は最低限、気を付けるべきポイントがあります。
音源を作成する前に覚えておきましょう。
ドラム音源を使用する際の注意点①:ダイナミクス
ダイナミクスというのは強弱のことです。
EDMで使用するリズムマシーンなどとは異なり、生ドラムにはダイナミクスがあります。
ダイナミクスをつけることによって臨場感が増し、よりリアルなドラムサウンドになるでしょう。
生ドラムのダイナミクスの種類は「ドラマ―が意図して付ける」か「演奏する時の何らかの理由で付いてしまった」か、この2つです。
後者の場合は、ドラムの演奏を実際にやったことがないと難しいですが「ドラマ―が意図して付ける」パターンを再現するのは難しくないでしょう。
自分の好きなところに好きなように強弱を付けてください。
大きくしたいところ、小さくしたいところがどこなのかを決めて、そのまま打ち込むだけで大丈夫です。
ドラム音源を使用する際の注意点②:人間の手足は2本ずつ
初心者のドラム音源に多いのが、1人の人間で叩けないような音数になっているものです。
たとえばスネア・ハイハット・ハイタム・ロータムをいっぺんに叩くことはできません。
このように、実際に人間が叩いていることを想定して作成しないと、物凄く違和感を持ったドラム音源になることがあります。
ドラムトラックを作る時はエアードラムしながら、人間の身体の構造上にあっていない、違和感のある音源になってないかどうかを必ず確認してください。
ドラム音源のセール情報もチェックしてみよう!
DTMソフトもそうですが、ドラム音源もセールをやっていることがあります。
少しでも安く購入したい方は、小まめにセール情報をチェックするとよいでしょう。
情報を確認することで、新しく興味深いソフトに出会えることもあり、見ているだけで面白いですよ。
まとめ
今回はDTMを始めたばかりの方が、最初に使うべきオススメのドラム音源ソフト8選をご紹介しました。
初めは苦手意識を持たれがちなドラムトラックの作成ですが、手軽に楽しく作れるソフトが、このようにたくさんあります。
今後作ろうとしている音源がどのようなジャンル・雰囲気のものなのかに合わせ、ダウンロードするものを選んでみましょう!
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