【ドラム】セッティングがとても重要!ベストな配置を作るコツご紹介!
ドラムの初心者にとってセッティングはとても重要となります。自分に合ったセッティングをすることで、上達も早くなったり、正しいドラミングができるようになります。今回は、ドラムの正しいセッティングのコツについてご紹介していきたいと思います。
演奏に直結すると言っても過言ではない、ドラムセッティング
ドラム初心者にとって、とても重要なものとして「セッティング」が挙げられます。
ドラムを始めたての方は、ドラムのセッティングが合っているかわからないことが多いです。
セッティングが自分に合っていない状態で練習してしまうと、身体のバランスが偏ってしまったり、間違ったフォームになってしまうことが多く、上達しにくくなってしまいます。
そのため、セッティングはドラム初心者は特に気を付ける部分になるのではないかなと思います。
今回は、ドラム初心者の方向けにドラムの正しいセッティングについてご紹介していきたいと思います。
ドラムのセッティングを怠るとどうなるのか!?
まず初めに、自分に合っていないセッティングのまま練習を続けた場合、どのような影響があるのかご紹介していきたいと思います。
合っていないセッティングの場合:音が汚くなる
自分に合っていないセッティングのまま練習を続けてしまうと、手首の角度やストローク時の叩き方などに変な癖がついてしまい、フォームが崩れてしまうことが挙げられます。
また、ドラムに慣れていない初心者の場合は、間違ったフォームのまま覚えてしまう恐れがあり、より気を付けなければいけません。
合っていないフォームのまま叩いてしまうと、音が汚く聞こえてしまい、奏でているというよりは叩いているという印象を受けてしまうかもしれません。
綺麗なドラミングをするためにも、正しいフォームで練習を続けなければいけません。
合っていないセッティングの場合:安定したドラミングができない
先程ご紹介した「音が汚くなる」と関連したものとして、「安定したドラミングができない」というのも挙げられます。
セッティングが偏っていると、フォームが崩れ、身体のバランスも偏ります。
そのような状態で叩いていると不安定な状態となり、正しいリズムを刻むことが難しくなります。
また、結果的に上達が遅くなってしまいます。
このようなことを防ぐためにも、正しいセッティングを心がけ、綺麗なフォームで綺麗な音を出せるようにしましょう。
合っていないセッティングの場合:見た目がカッコ悪くなる
後程お話ししますが、セッティングの中でも最も重要となる部分が「椅子の位置、高さ」になります。
座り方が間違っている場合、前傾姿勢になったり、身体のバランスがおかしい状態で演奏することとなり、姿勢が悪い状態で叩くため、見た目もカッコ悪くなってしまいます。
また、前傾姿勢になっているとペダルが踏みにくいため、リズムが狂ってしまいます。
見た目だけでなく、正しいリズムを刻むためにも、座り方には一層心がけてみましょう。
ドラマーはみなかっこいいため、正しい姿勢でカッコよく叩きたいと誰しもが思っているはずです。
そのため、ドラムセッティング時はドラム椅子のポジションを慎重に決めてカッコよく叩けるようにしましょう。
ドラムセッティングのポイント
次に「ドラムセッティングのポイント」をご紹介していきたいと思います。
毎回の基本練習の前に正しいドラム配置を心がけることにより、上達も早くなり、綺麗な音を出せるようになるため、基本練習の一環として確認してみることをおすすめします。
特に重要なのが椅子の高さと位置
正しいフォームでストロークするために、椅子の高さと位置は最も重要なポイントとなります。
スポーツでも下半身の体幹などを求められることが多いですが、ドラムも同様に下半身からセッティングしていきます。
ドラム椅子のポイントとしては、「座ったときにつま先立ちになり、太ももが床と水平になる高さ」が良いといわれています。
また、高さを調節するときには右足をあげてバランスがしっかりと取れるかも確認するようにしましょう。
椅子の位置はペダルをしっかりと踏めるか、スネアに近すぎないか、身体が正面を向いているかで調節しましょう。
左右のどちらかに向いていると、ハイハット側に身体が向いてしまい、叩きにくくなったり、ペダルを踏みにくいということになりますので、適宜調節しながらセッティングを進めていきます。
図のように、前傾姿勢にならないように座ることで、正しくペダルを踏むことができ、リラックスした演奏ができるようになります。
スネアの位置どり
下半身のセッティングが完璧になったら、次は「スネア」のセッティングをします。
スネアドラムはドラムセットの中でも使う機会が多く、「意識しなくても叩ける位置」にあることが望ましいです。
そのため、実際にドラムスティックを握ってみて、一番叩きやすい場所にセッティングしましょう。
タムの位置どり
スネアドラムのセッティングが終わったら次は「タム」のセッティングをしていきます。
タムにはフロアタムとタムタムがありますが、フロアタムは「スネアドラムから身体をひねるだけで叩ける位置」に、タムタムは「前傾姿勢にならない位置」にセッティングするのがポイントとなります。
スネアドラムは意識しなくても叩くことができる自然なポジションに設置しており、フロアタムは少し身体をひねるところに配置、タムタムはスネアから少し手を伸ばす程度の位置に配置することが望ましいです。
あまりに遠すぎると前傾姿勢になってしまったりしてしまうので、こちらもドラムスティックで実際に叩きながらセッティングをしましょう。
図のように、タムのポジションはタムの数などによって異なりますので、自分に合ったポジションを覚えておくことをおすすめします。
シンバルの位置どり
下半身→スネア→タムとセッティング出来たら、次は「シンバル」の配置を行います。
シンバルにもいくつか種類が存在し、主にハイハットシンバル、ライトシンバル、クラッシュシンバルの3種類があります。
シンバルのポジションはドラマーによって異なることが多いのですが、すべてのシンバルに共通するポイントとして、タム同様に「前傾姿勢にならないように配置」します。
そのため、ドラム椅子に座りながらいろいろなポジションを探すようにセッティングします。
また、ハイハットはシンバルの中では使用頻度が多いため、こちらもスネアドラム同様に「意識しなくても叩くことができる位置」に配置することで、綺麗に叩くことができ、綺麗な音を出すことができます。
ライトシンバルとクラッシュシンバルですが、ドラムスティックで表面を叩くわけではなく、エッジと呼ばれるヘリを強く叩くことが多いです。
そのため、「他のタムやスネアよりも高い位置にセッティング」することがポイントとなります。
また、極端に高すぎるのは見た目的にはロック感がでてかっこいいですが、叩くときに直角になってしまうため、少々叩きにくい印象を受けるかもしれません。
しかし、シンバルの高さは個人の好みで調節してしまって構いません。
初心者の方はなるべく自分が叩きやすいと思う高さで固定しましょう。
ドラムが上達してきたら、クラッシュシンバル等の高さを変えてみたりすることで、見た目もカッコいいドラムセットが完成していきますよ♪
一通りセッティングできたら、軽く叩いて微調整すること
最後にセッティングが完了したら軽く叩いて微調整をすることをおすすめします。
また、基本練習をしてみることも大切ですが、本番のようなドラムパターンやフレーズを叩いてみることで、セッティングが合っているか感じることができますので、おすすめできる方法となります。
ドラムパターンを作りたいという方は別記事にてご紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
ドラムセッティングに違和感を感じたら?
「一通りセッティングをしてみたけど、何かが違う・・・。」と感じてしまった場合はどうしたらいいのかについてご紹介していきたいと思います。
いくつか方法がありますので、その都度合っている方法を試してみることをおすすめします。
下半身のセッティングから見直してみる
「今日のドラムセッティング何かが違う。」と感じたら、ドラム椅子の位置や高さなどの下半身のポジションから見直しましょう。
セッティングに違和感を感じた場合、下半身を調整することで違和感がなくなったという場合が多く、そのあとにスネアやタム、ハイハットの位置を見直してみることで、自分に合っているドラムセッティングになることがあります。
また、ペダルが踏みにくいと感じる場合は前傾姿勢になっていたり、椅子の高さが高すぎる、或いは低すぎることが原因となっているため、椅子の調節が必要となります。
ドラム椅子のセッティングや座り方は、ドラム演奏に大きく関わってくる部分となっているため、時間をかけて正確に調整することがポイントです。
この時先ほどご紹介したように、様々な練習パターンや基本練習など、様々なフレーズを試しつつ、ドラム椅子やスネアやタム、シンバルの微調整を繰り返してみてください。
ドラムスティックを変えてみる
ドラムに違和感を感じる場合、ドラムスティックに違和感があるという場合も少なくありません。
ドラムスティックには素材や形状にもいくつか種類があります。
普段練習をしているスティックで違和感を感じた場合を除き、スティックが合っていない場合も考えられますので、スティック選びも重要なポイントの一つと言えます。
自分に合っているドラムスティックの選び方も別記事にてご紹介しておりますので、そちらを見てドラムスティックを選んでみてください!
普段から電子ドラムを使ってしまっている
普段の練習では電子ドラムを使用しているという方は、久しぶりにドラムセットに触れてみて違和感を感じてしまうという場合もあります。
電子ドラムのメリットとしては、値段が安く、スペースも小さいことが挙げられ、気軽に練習することができます。
しかし、生ドラムとは若干叩いた感覚などが違うため、スタジオなどにある生ドラムとは完璧に同じセッティングをすることが難しいかもしれません。
そのため、少なくとも一か月に1回は普段から使用している生ドラムに触れて練習することをおすすめします。
家ではリズムを電子ドラムで練習し、電子ドラムで練習したドラムパターンなどを生ドラムで試してみるというのも楽しいですよ♪
まとめ
今回はドラムセッティングについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ドラムセッティングは「個性」が出るものです。
初心者の方は自分がリラックスしているときに叩きやすく、最もドラミングが安定するセッティングを覚えるようにしましょう。
ドラムが上達してきたら、流行のセッティングやアレンジを加えてみたりしてみるのも面白いかもしれません。
たくさんのパターンを試行錯誤してみて、自分に合ったベストポジションを見つけてみてくださいね。
以上、【ドラム】セッティングがとても重要!ベストな配置を作るコツご紹介!でした。