【8選】DTMを始めた人がまずは使いたい、絶対オススメのドラム音源8選!
「DTMを始めたものの、ドラム音源ソフトの使い方が難しくて次の工程に進めない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?上級者用の難しいソフトではなく、初心者でも簡単に使えて高性能なものを使用するのがよいです。おすすめのドラム音源ソフト8選をご紹介します。
DTMを始めたとき、音源作成に悩むのがドラムパート
DTM初心者が最初にぶつかる壁は何でしょう?
多くの人がドラムパートの作成だと回答しています。
打ち込みをする際に一番最初に購入するプラグインでありながら、ドラムを叩いたことがない方にとっては何をどうしたらよいのか分からないでしょうし、生バンドに慣れている方だと打ち込みのサウンドに違和感を感じがちです。
とは言え、この壁を越えないことには次の段階に進めません。
そのようなDTMビギナーの悩みも解消してくれる、操作が簡単なものや、リアルなドラムサウンドを打ち込めるプラグインがありました。
まず最初に使うべきドラム音源8選を、まとめてご紹介します。
ドラム音源を選ぶ時に注意すべきこと
ドラム音源のプラグインを選ぶ時には、いくつか気を付けるべき点があるようです。
自分に適したドラム音源を見つけるために先に注意点を押さえておきましょう。
数多くあるソフトのうち、何を使用するか決める際の参考にするのも良いかもしれません。
ドラム音源を選ぶ時の注意点①:再現音かサンプラーか
dtmのドラム音源ソフトは、リアルなドラムセットの音を再現しているものと、edmなどに使用されるエレクトロなものの、どちらを収録しているかに分けられます。
いわゆるリズムマシンなどエレクトロ・サウンドに使用される音源が「サンプラー」です。
ドラムのサンプラー音源は、ピコピコ系とよく言われる音楽に多用されています。
自分が作成したい音源はedmサウンド・生バンドのサウンドの、2つのうちどちらでしょうか?
dtmソフトは基本的にデータ容量が重たいです。
「せっかく時間をかけてドラム音源のソフトを自分のPCへ入れたのに、削除することになった」というようなことがないように、事前に必ず確認しましょう。
ドラム音源を選ぶ時の注意点②:ドラムセットの選択
生ドラムのサウンドを再現している場合の音源は、ドラムセットの種類を選べるものもあれば、決定されているものもあります。
たとえば、ポップス向きのドラムセットとジャズ向きのドラムセットはスネアやシンバル、バスドラムなどの音や響きが違うのです。
ドラムセットを選択、つまりドラムのサウンドのジャンルを選択できるものは幅広い楽曲を作るのに向いています。
さらにもしかすると、ソフトによっては自分が作りたいジャンルの楽曲に合うドラムセットが、入っていない場合もあるでしょう。
あらかじめ、どういったジャンルのドラムセットの音源が収録されているか、ドラムセットの選択はどの程度可能かをチェックしておくとよいです。
ドラム音源を選ぶ時の注意点③:無料(フリー)音源
ドラム音源のプラグインの中には、無料(フリー)で利用できるものもあります。
DTMの知識がまったくな初心者の場合、まずは無料のソフトで覚えるべきことを覚えたり、最低限の使い方などをマスターしておくのはよいかもしれません。
いきなり高額で難しいソフトを購入するのもよいですが、実際に使ってみて、やりたいことや求めているものが変わることもあります。
初心者でも簡単に使える無料のソフトで、感覚をつかむことから始めましょう。
ただし無料ソフトは使える機能が、大幅に制限されているものがあります。
無料版はあくまで「お試し版」で、本来の目的はユーザーを有料版に導くためだというソフトが多いからです。
フリーで使用できるソフトをパソコンに入れる前に、無料の段階でどこまでの機能を利用できるか、確認しておきましょう。
【8選】DTMを始めた人がまずは使いたい、絶対オススメのドラム音源8選!
それではdtmを始めたばかりの人にもまず使ってほしい、おすすめのドラム音源を具体的に8選ご紹介します。
それぞれの特徴についてもまとめていますので、自分が求めているものに近そうなものを、ぜひチェックしてみてくださいね。
DTM初心者におすすめのドラム音源①:Addictive Drums 2/XLN AUDIO
DTMのプラグインの話になると決まって出てくるソフトの名前が「Addictive Drums 2」です。
有料版のドラムソフトの中で、1番の人気を誇っているともいえるでしょう。
ボカロ・アニメソングにも多く使われているプラグインです。
低価格なのにパターンが豊富で、動作が軽く簡単操作で音源が作れます。
制限はあるものの無料(フリー)版もあるので、1度試しにダウンロードしてみると良いでしょう。
Addictive Drums 2の特徴(1):デフォルトですぐ使える
Addictive Drums 2のもっとも嬉しい特徴は、デフォルトで音が作りこまれているところでしょう。
生ドラムの音を正しく理解していないと音作りも難しいところを、初心者でも手軽にできるようになっています。
しかもパターンを多数収録しているため、他のプラグインと比較しても手間や時間がかかりません。
Addictive Drums 2の特徴(2):カスタマイズ自由
ポップスやロックはもちろんジャズやメタルなどなど、多くのジャンルのドラムセットの音があります。
かなり多いので逆に何を選んだらよいのか迷ってしまうかもしれません。
全あるパッケージの中でバランスよくキットが網羅されているのはCreative Collectionですが、Customを使用している人が多いようです。
ジャンル別のドラム音源・MIDIパターン・シンバルや太鼓単体の音源を各3種類選べるようになっています。
購入後でも選択可能なので、時間を置いてじっくり選ぶのもよいでしょう。
Addictive Drums 2 custom
参考価格: 12,650円
Addictive Drums 2の特徴(3):トリガー付き
トリガー(Trigger)というのは、たとえばドラムの迫力やアタック感を強くする、いわばドラムに色を加えるための音です。
Addictive Drums 2にはこの機能が搭載されているため、他のドラム音源と比較しても、粒立ちがよく迫力あるサウンドにできます。
ちなみにトリガーは生のドラムを録音する際や、昨今では生ライブでも使用されることがあるようです。
DTM初心者におすすめのドラム音源②:Superior Drummer 3/TOON TRACK
打ち込み業界で「Addictive Drums 2」と並ぶ人気を誇っているのが「Superior Drummer 3」です。
他のドラム音源と比較して高額なため入手を諦める方が多いですが、非常に評価が高いソフトです。
Billy JoelやEarth, Wind&Fireを手掛けていたGeorge Massenburgが、ベルギーの有名なスタジオでサンプリングを録音してできました。
サウンドの良さは言わずもがななことでしょう。
Superior Drummer 3の特徴(1):手軽でリアル
Superior Drummer 3のサウンドのリアルさは、実際に生ドラムを普段から叩いているドラマーたちからもお墨付きです。
打ち込みの音が苦手な音楽家たちも納得しています。
しかもリアルなサウンドを使用できる本格的なソフトなのにも関わらず、初心者でも簡単に利用できると好評です。
またデフォルトのドラムセットが7種ある上に25のスネア・16のキック、さらには360種の電子ドラムの音も入っているため、edmにも対応します。
初心者でも短期間でクオリティの高いサウンドを作れる、ハイレベルなソフトです。
Superior Drummer 3の特徴(2):豊富な便利機能
Superior Drummer 3が手軽に使える理由は、便利に使える機能が豊富なところにもあります。
たとえば「X-drum機能」を利用すればSuperior Drummer 3内にはない音源も取り込め、拡張音源を複数組み合わせることが可能です。
「Tap2Find機能」を使えば、デタラメに手で叩いたものでも、それに近いMIDIパターンを見つけ出してくれます。
このように誰かと一緒に楽曲制作したい場合にも、0からのドラムの打ち込みが面倒だったり苦手だったりする方にも、重宝される機能が豊富です。
またこれらの便利な機能を利用すれば、他のソフトを使うより作業スピードが格段に上がります。
DTM初心者におすすめのドラム音源③:MODO DRUM/IK Multimedia
IK Multimediaはベース音源である「MODO BASS」でも有名ですが、2019年8月にドラム音源「MODO DRUM」の販売を開始しました。
ドラムセットは全10種類で、幅広い音作りができることでも評価が高いです。
ただしできることが多いため、好みのドラムサウンドを作るまでに、やや手間取るかもしれません。
ルーム感などの響きも「そのままの状態だと使いづらかった」と感じた方がいたようです。
細かい音作りにこだわりたい人向けの、高機能なソフトといえるでしょう。
MODO DRUMの特徴(1):フィジカルモデリング
MODO DRUMの1番の特徴が「フィジカルモデリング」方式を採用していることでしょう。
この方式によってドラムセットの種類を選ぶだけでなく、太鼓の素材・大きさ・深さを変更でき、キックぺダルやスティックに至るまで選択可能です。
しかもそれだけではなく、たとえば「スネアのどこらへんを叩くか?」など叩き方まで設定できます。
他のドラム音源にはない機能や設定があり、打ち込みにオリジナリティを出したい人や、細部まで指定したい人には最適のソフトです。
MODO DRUMの特徴(2):容量が小さい
通常ドラム音源のソフトなどは50GB~100GB以上のものばかりで、パソコンに入れると空き容量が一気に減ります。
その点MODO DRUMは12GBと、他と比較するとかなり小さいです。
CPU負荷は高めなものの、ノートパソコンなどに入れて持ち運びもできます。
音楽スタジオなどで利用するため持ち運びたい方や、ノートパソコンしか持っていない方にとって、とてもありがたいソフトです。
DTM初心者におすすめのドラム音源④:EZ Drummer 2/TOON TRACK
EZ Drummer 2はドラムの打ち込みを始めて間もない、初心者の方のために作られた音源ソフトです。
値段も手ごろで、初めて使うソフトとしても最適と言えるでしょう。
初心者の方が悩むポイントを上手くカバーしており、他のドラム音源を上手く使いこなせなかった方も、こちは即戦力として利用できると思います。
ただし完全に初心者向けとして作られているので、細かく作りこむことは難しいです。
最初はこちらで打ち込みに慣れ、いろいろなことが分かってきて細かい設定をしたくなったら、先ほど紹介したSuperior Drummer 3を入手してみると良いでしょう。
EZ Drummer 2の特徴(1):パズル感覚で制作可能
EZ Drummer 2にはたくさんのパターンの音源が収録されているので、それらをパズルのように組み合わせるだけで、ドラムトラックを完成させることができます。
しかもそれらのMIDIパターンはジャンルなどで分けられ、グループ検索機能で探すことも可能です。
ロックやファンクなどジャンル別のドラムパターンはもちろん、フィルインまで貼り付けられます。
さらにVerse(Aメロ)・Bridge(Bメロ)・Chorus(サビ)と、展開別にも分けられて収録されているので、ドラムトラックを全く作った事がない人でも簡単です。
EZ Drummer 2の特徴(2):音作りが簡単
EZ Drummer 2のドラムサウンドは最初から作り込まれています(ミキサーのツマミ類がデフォルトで設定してある)。
内蔵されているミキサーのノブ類も最低限のものしかなく、音作りは微調整のみで事足りるのです。
ドラムのサウンド作りを、どのようにしたら良いのか分からない初心者のことを考えて作られています。
ただそのため、最低限の調整しかできないので細かい音作りはできません。