【ドラム】初心者向けから経験者向けまで、ドラムスティックを一挙ご紹介!

初心者向けから経験者向けまで、様々なメーカーから数多くの種類が発売されているドラムスティック。材質や形などの特徴を知ると、ドラムスティックの選び方のポイントがわかります。自分のレベルやスタイルに合う最適なドラムスティックはどれ?いくつかご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.自分にぴったりのドラムスティックを見つけよう
  2. 2.ドラムスティックの種類
  3. 3.ドラムスティックの有名メーカー
  4. 4.まとめ

ドラムスティックの種類

ドラムスティックの種類は沢山ありますが、それぞれの特徴はどう違うの?

音楽ジャンルやプレイスタイル、好みなどにより、太さ、重さ、材質の異なるたくさんの種類があります。

今回はそのドラムスティックの種類や特徴、自分にあった選び方についてご説明します。

選ぶポイントで重要なのが材質、チップの形です。

素材について

ヒッコリー~初心者にオススメ~

北米原産のクルミ科の樹木で出来ており、ゴルフクラブのシャフトに利用されていた時代もあるほど、ドラムのスティック用として人気がある木材です。
適度な重さ、堅さが特長で、非常に扱いやすい素材のため、オールジャンルに幅広く使えます。
また、市販されているスティックの大半がヒッコリーで出来ているというほど定番の材質です。

オーク

落葉樹であるナラ(楢)の総称で、加工しやすい種が多く、北欧や北アメリカでは家具やフローリング、ウィスキーやワインのタルの材料などに広く使われている木材で知られています。
重くて固いのが特長で、折れにくく耐久性も抜群ですので、とにかく非常にパワフルに音が出せますので、ロックやパンク、ヘビメタなど、激しいジャンルに適している材質です。

メイプル

モミジとも呼ばれる楓の木で、英語圏では一般にMaple(メイプル、メープル)と称されています。
建築資材、家具、ボウリングのレーンやピン・楽器・野球のバットに使用される木材です。
そのため非常に軽く、少し柔らかいのが特長で、繊細なコントロールをしやすくジャズやクラシックに向いている材質です。

チップの形について

丸型(ラウンド型/ボール型)~初心者にオススメ~

どの角度で叩いても打面に均一に当たるので音が安定しますので、初心者の方で演奏に鳴れていない方でも、しっかり音を鳴らすことが可能です。
しかしその反面、音色を変化させたり、強弱をつけるのが少し難しいという面もあります。

木材

一般的に使われているスティックのチップの大半は木材で作られており、選ぶ時も基本的には木材をおすすめします。
ただし、叩いているとだんだんチップの先が削れたり欠けてボロボロになって、音色やバウンドに影響が出てしまう場合もあります。

ナイロン

チップの部分だけがナイロンで作られているスティックで、木材より音のバラつきも少ないので安定した音色を出せますし、シンバルなどをナイロンチップで叩くと非常に明るく輪郭のあるサウンドになります。
しかし、木のスティックにナイロンチップを付けているため、たまにチップごと抜けてしまうこともあります。

角型

形や基本的な特徴は丸型と似ていてますが、丸型に比べてヘッドに当たる範囲が広いため叩いた時の音量をアップすることが可能ですので、とにかく自分の音を強調させたい方にはおすすめです。

涙型

名前の通り涙の形をしており、打面に当てる角度によって様々な音色をコントロールすることが出来ますが、中級レベル以上の方じゃないと加減が難しいです。

三角型

音色の変化が最も出やすい形で、特にシンバルなどの細かい音色を変化させるのに適しています。ジャズなどで使われることが多く、ライドシンバルを刻む場合、音色の変化を出しやすいです。

ドラムスティックの有名メーカー

スティックの選び方の他に、どのようなドラムスティックメーカーがあるのか、またそのメーカーを愛用している有名アーティストなどを紹介していきます。

Pearl(パール)

Pearlは国産メーカーですが、世界的にも有名なドラムスティックのメーカーで、打楽器やフルートなども製造しています。

1946年に設立し、世界中で数多くの著名ミュージシャンが長年愛用していることで知られています。

日本のメーカーらしく、体格の小さい人でも使いやすい細く軽いモデルも多く取り扱っていますので、あまり力の無い人や手が小さい人で、細いスティックを探している人におすすめのメーカーです。

Pearlスティック愛用アーティスト
樋口宗孝、村上“ポンタ”秀一、五十嵐公太、真矢など

PROMARK(プロマーク)

PROMARKは米国テキサス州に拠点を置く、国際的に有名なスティックメーカーです。

90,000平方フィートに及ぶ広大な工場でヒッコリー、メイプル、日本製の白樫オークを使ったドラムスティックを製造しています。

最新の機械と人の手でスティックのペアの重量差をできるだけ少なくし、精度の高さを追及した高品質なメーカーです。

アメリカのスティックメーカーで初めて日本産のオークを使用し、個体差の無さや品質の高さに愛用しているドラマーも多いです。

TAMA(タマ)

「TAMA」は世界的にも有名なドラムメーカーです、世代やジャンルを超えて多くのドラマーに愛用されています。

スティックのラインナップも多く、Pearlとは対照的に太めのスティックも多く取り扱っています。

日本に拠点を構えるスティック専門工場との長年にわたって続く強い協力体制の下、品質と製法に徹底的にこだわり続けたMADE IN JAPANモデルです。

直径15mmのモデルや、中には16mmもあるモデルも兼ね揃えており、太いスティックでパワフルな演奏をしたい人におすすめのメーカーです。

TAMAスティック愛用アーティスト
YOSHIKI、ピエール中野、長谷川浩二、にゃんごすたーなど

VIC FIRTH(ヴィックファース)

「VIC FIRTH」は、世界三大スティックメーカーのひとつとしても知られており、ドラムスティックの最大手メーカーです。

「アメリカンカスタム」など多くの定番モデルもあり、世界各地のトッププレイヤーにも愛されるメーカーですので、スティック選びに迷ったら、品揃えも豊富で愛用者も多いVIC FIRTHの中から選んでみてもいいでしょう。

高度な技術と洗練された品質を誇っており、妥協を許さない品質管理と革命的なデザインを追求し、世界のトップミュージシャンをはじめ、プロ、アマを問わず世界中のドラマーに愛用されています。
 

VIC FIRTHスティック愛用アーティスト
スティーヴ・ガッド、シェーン・ガラース 、スティーヴ・ジョーダン、神保彰など

LERNI(レルニ)

「LERNI(ラーニ)」は日本のドラムスティック専門メーカーのため、製造工程を全て日本で行うなど、かなりこだわって作られているのが特徴です。

厳選された良質な木材を使い、さまざまなジャンルのプロドラマーの意見を反映させて作られており、バランスだけではなくサウンド面でも高いクオリティーを追及し、熟練した職人の技術によって1本1本精巧に加工され、最終工程まで厳しい目によって選ばれたものが製品として店頭に並んでいます。

ラインナップは多くありませんが、高品質で初心者にも使いやすいモデルが多いです。

LERNI愛用アーティスト
屋敷 豪太、BOBO、ほな・いこか (ゲスの極み乙女。)、ナヲ (マキシマムザホルモン)など

Wincent(ウィンセント)

Wincentは北欧スウェーデンで生まれたドラムスティックメーカーです。

素材には、USヒッコリーと、カナディアンメイプルを厳選し、専用機械で削り出し、磨き上げることで、滑らかなドラムスティックに仕上げ、独自の製法で表面をコーティング。

ひび割れ防止のため、グリップの利きをよくし、傷つきやすいリムショットの作りとなっております。
 

Wincent愛用アーティスト
青山英樹、則竹裕之、Tomoya、中西雅哉など

Zildjian(ジルジャン)

Zildjianは1623年にアヴェディス1世によって誕生し、透明感ある力強い音を生みだす芸術的シンバルのメーカーです。

剛性を併せ持つ北米産ヒッコリーを高精度の研磨と、適度な弾力性と丹念なコーティングで仕上げたZildjianドラムスティック。

永年の有名ミュージシャンとのコラボレーションによって蓄積されたノウハウを活かし、様々な演奏スタイルのニーズを豊富なラインアップでカバーしています。

Zildjian愛用アーティスト
デニス・チェンバース、リンゴ・スター 、菅沼孝三、そうる透など

VATER(ベーター)

VATERは1950年代よりドラムスティック制作に携わり、マレットやパーカッションアクセサリー等も生産しているアメリカで設立されたドラムスティックのメーカーです。

品質と耐久性に優れた世界的にも有名なスティックメーカーで、世界中のトッププレイヤーにも愛用者が多いのが特徴で、ラインナップの豊富さも人気の理由です。

VATER愛用アーティスト
チャド・スミス 、スチュワート・コープランド 、江口信夫、山木秀夫など

まとめ

さて、ドラムスティックの種類や選び方についてお話ししましたがいかがでしたでしょうか?

気になったスティックや、自分に合うスティックは見つかりましたでしょうか?

レベルや音楽ジャンルに合わせて、楽しくドラムを続けてくださいね♪

ジャンルも決まっていない方は、まずはジャンル選びから始めてみてください。

 

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