【フジファブリック】志村正彦のいないフジファブリックーー山内総一郎へ引き継がれ今も尚輝き続けるフジファブリック

フジファブリックのボーカルであった志村正彦が死去して10年が経ちました。現在はリードギターであった山内総一郎がボーカルを務めています。メンバーは志村正彦の意志を継ぎ、多くの名曲を生み出しました。今回は志村正彦亡き後のフジファブリックの足跡に迫りたいと思います。

記事の目次

  1. 1.日本を代表する邦楽ロックバンドフジファブリック
  2. 2.2009年12月24日 ボーカルの志村正彦が亡くなった
  3. 3.ボーカルが変わり、新体制となったフジファブリック
  4. 4.メンバープロフィール(ボーカル&ギター ベース キーボード)
  5. 5.ボーカルが志村正彦から山内総一郎へ引き継がれ、今も尚輝き続けるフジファブリック
  6. 6.まとめ

徒然モノクローム

2012年 3人体制として初のシングル「徒然モノクローム/流線形」をリリース。つり球のOPとして起用されます。

「嘘をついたら針千本 誰が飲むかはじゃんけんぽん」等、韻を踏んだ歌詞が印象的です。サビにはつり球の主要キャラの名が入っている等の遊び心も盛り込まれています。

間奏では軽快なギターソロもあり、ボーカルとして、リードギターとしての山内総一郎を聴く事が出来る名曲です。

LIFE

2014年にリリースされたLIFEという曲です。後に発売されるアルバムのタイトルにもなっています。

今回の楽曲では山内総一郎が作詞・作曲を単独で行っています。ボーカリストとしても洗練されてきていますが、間奏のギターソロで前面に出てくる姿はやはり、ギタリストとしても天才的です。

ポラリス

2016年5月にリリース。「マギシンドバットの冒険」のEDに起用されています。何処となく宇宙を連想させるライトや、不思議なダンスを起用したPVとイントロは志村正彦の名曲「銀河」を彷彿させます。ただこの透明感は現在のフジファブリックにしか出す事は出来ないでしょう。

手紙

2019年に発売されたアルバム 「F」に収録された曲です。今までの楽曲は志村正彦の面影を探すようなものもありましたが、年月が経つにつれ、元々の良い部分は残しつつも、新たなフジファブリックを思わせる楽曲も増えています。この曲はその傾向がよく出ています。

 

またこの年、彼らは初めてMステに出演します。楽曲は「若者のすべて」であり、志村正彦の映像と共に4人での出演でしたが、この楽曲も是非、大勢の人に聴いて欲しい1曲です。

まとめ

このライブは2019年に開催された私立恵比寿中学のフェス Ebi Fesの様子です。私立恵比寿中学もまた2017年2月にメンバーの松野莉奈が18歳の若さで亡くなっています。死因は致死性不整脈でした。

このフェスで山内総一郎は 「大切なメンバーの悲しいことがあったりしながら、今こんなデカいフェスをやってるエビ中を尊敬します。いやホントすごいよ、カッコいい」と、エビ中に敬意を表しました。

セトリの最後は名曲「若者のすべて」でした。

残されたメンバーだからこそ、伝えられるものがあります。
 

志村正彦が亡くなって10年が経ち、もう彼らは若者ではなく、日本のロックシーンを牽引する存在となりました。ここまでの間にどれ程の苦労があったでしょうか。そんな事を少しも出さぬまま、山内総一郎は歌い続けます。志村正彦の意思はしっかりと彼らに受け継がれているでしょう。

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