【フジファブリック】シーズン到来！フジファブリックの野球応援ソング3選

フジファブリックは志村正彦さんによって結成されたロックバンドです。
代表曲には「若者のすべて」「夜明けのBEAT」「茜色の夕日」があります。

2000年から山梨県で活動を開始し、インディーシーンで活躍。
2004年から東芝EMIより「桜の季節」でメジャーデビューをされます。

2009年には、フロントマンの一人であった志村正彦さんが急逝され、一時活動停止するも、2010年からSMAへ移籍し、2011年の「STAR」発売と共に活動を再開。
昨年で結成15周年を迎え、今もなお、その音楽性から多くの人を引き付ける魅力を持ったバンドです。

山内総一郎：Vo.＆Gt.　1981年10月25日

大阪府茨木市のご出身。志村さんが逝去されて以降、2011年からボーカルを務め、現在のフジファブリックを引っ張っているフロントマン。2020年1月1日に、女優の平岩紙さんとの入籍を発表されました。

金澤ダイスケ：Key.＆Cho. 

茨城県久慈郡大子町のご出身。メンバー最年長で、作詞作曲なども担当。雑誌の企画で、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのドラムである伊知地潔さんと料理コーナーの連載を持っていたことも。2018年4月17日、越智志帆さん（Superfly）との結婚を発表されました。

加藤慎一：Ba.＆Cho.

石川県金沢市のご出身。作詞作曲などを手掛け、志村さん急逝後の製作途中段階だった「会いに」の補作詞などを担当しました。趣味は将棋、読書。

志村さんについては、詳しくはこちらの記事をご覧ください

「Sugar!!」は2009年4月8日に発売された11枚目のシングル。「全力で走れ」とエールを送る熱い歌ながら、歌声はいたってクールというギャップが特徴の曲となっています。
また、同年の5月20日には、こちらの曲が収録された4thフルアルバム「CHRONICLE」が発売され、こちらのアルバムが志村さんの遺作となりました。

「Sugar!!」は、野球の世界一を決める大会・WBC（ワールドベースボールクラシック）2009と2010年の「J Sports Studium」のテーマソングに抜擢され、野球ファンの間では名曲として語り継がれるようになりました。

そして、8年後の2018年に、フジファブリックは再び、「J Sports Studium」のテーマソングに抜擢されました。それが、「電光石火」です。

「電光石火」は配信限定シングルとして2018年4月14日に配信が開始されました。この後、他の配信曲と合わせ、10月3日の「FAB FIVE」でCD初収録となりました。

この歌について、山内さんは、このように語っております。

「電光石火」はスポーツ選手などの一瞬の輝きを表現した曲であり、PVではその疾走感を表したものとなっています。また、前作の「Sugar!!」とは関連性を持った曲となりました。では、どのように関連しているか、次の項目で歌詞を解説してまいります。

こちらの項目では、「電光石火」の歌詞について独自解釈をいたします。
あくまでも、こちらは個人の解釈なので、読むときにはご注意を。

子供のころから記憶してきたものは、勉強したものや忘れてしまったことも含めて、空まで届くぐらいに積み上がったのかもしれません。。
しかし、世界は動き続けているからこそ、まだまだ知らないものがたくさん溢れています。
新たな出会いを求めて、様々なことを知りたがるというのは、成長の証なのかもしれません。

自分を信頼するのは難しい、それは誰にでもある感情です。
ですが、信じてみないと先には進めません。
なぜなら、時間は待ってくれません。
自分で解決できないことも、時間が経てば解決できるかもしれない、だから、恐れることはないのかもしれません。

一瞬の輝きを放つという意味の熟語「電光石火」。
短い瞬間、素早い行動を意味する言葉で、想像するよりも先に、まずは行動することが大事なのかもしれません。
人は誰しも輝く瞬間、「きらめき」を持っています。
行動した先にこそ、新しい景色が広がってるのではないでしょうか。

誰もが失敗は恐れるものです。
上手くいかない時、他人の成功が疎ましく見えるとき、他人に攻撃したくなる時があります。
ですが、攻撃しても、何も状況が変わることはありません。
嫉妬や憎悪などのマイナス思考によって、大事な自分を見落とすよりも、切り替えてすぐに立ち直れるのほうが、自分を失わずに前を向けるかもしれません。

物事を成し遂げようとするときには、必ず障害物が現れます。
壁というのは、一見すると、心が折れてしまいそうなぐらい巨大なものもあります。
しかし、ぶつかっていくことで、その壁は、実は簡単に乗り越えられるものだったという事に気づくこともあります。
ぶつからずに、諦めてしまうのも一つの手段ではありますが、後悔したくないならば、ぶつかっていくべきではないでしょうか。

悔やんでも悔やみきれないぐらいの過去の失敗は山ほどあります。
ですが、過去を引きずっていては、前を向くことはできません。
過去は過去として、一つの思い出として置いておく、嫌な思い出はすべて捨て去るなど、踏ん切りのつけ方はたくさんあります。
気楽な気持ちで未来へ突き進むことこそ、必要なことなのかもしれません。

困難なことに立ち向かい、乗り越えた先にこそ、成長があります。
様々な逆境が襲い掛かっても、逃げることなく、堂々と立ち向かうことで、より強くなることもできます。
行動を素早く起すのも、電光石火の意味の一つなのかもしれません。

同じ野球のテーマソングで、「Sugar!!」も「電光石火」も自分で自分を奮い立たせようとする曲という印象を受けます。また、サビの部分も「全力で走れ」と「電光石火 突っ走れ」と共通している部分があります。また、「電光石火」は歌詞から、志村さん急逝後のフジファブリックの成長と捉えることもできる曲です。

また、「電光石火」のPVには謎のダンスを踊る女性達が登場します。こちらも、「Sugar!!」のPV演出との関連性を狙ったものなのかもしれませんね。