ダイナミックマイクのおすすめ8選!【ボーカル/実況配信用】
コロナ禍でテレワークやリモートが増えてます。そこでの必須アイテムがマイク。スマホなどの内臓マイクに比べ、外部マイクを使うだけで音がグッと締まります。外部マイクにはダイナミックマイク、コンデンサーマイクがありますが、扱いが簡単なダイナミックマイクを紹介します。
ダイナミックマイクの選び方
ネットやカラオケで自分の声を届けるのに欠かせないのがマイクです。中でもダイナミックマイクは取り扱いが簡単で定番のマイクです。
ただ、いざ自分で選ぼうとするとどれにしようか迷ってしまいますよね。そこで、ダイナミックマイクの選び方とおすすめ8選をご紹介します。
ダイナミックマイクとは
マイクはご存じの通り、音を電気信号に変えてくれるものです。マイクには電気信号に変える方法により、主にダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。
ダイナミックマイクは、音を感じる振動板の振動を磁石で電気信号に変えるため、構造が簡単で電源も不要であり湿度対策もいらないことから、頑丈で取り扱いが簡単です。写真は「ダイナミックマイクといえばこのマイク」と言われるほどの定番、SHUREのSM58です。まったくマイクを買うのが初めてだという方は、コンデンサーマイクと比較して価格も安いですので、ダイナミックマイクを試してみてください。
ダイナミックマイクはどんな時におすすめ?
ダイナミックマイクは単一指向性といって、一方向の音を集中的に拾うことが得意です。
そのため、大きな音のするライブ会場やカラオケなどで活躍します。
また、楽器の音を集めるために使われます。レコーディングやライブなど外部の大きな音の中から目的の楽器の音を拾うのにもダイナミックマイクが適しているためです。
さらに、コンデンサーマイクと違い電源もいらず保管にあたっても湿度対策が不要ですので、ボーカル、スピーチ、楽器用にマイクデビューはダイナミックマイクがおすすめです。
ダイナミックマイクの選び方
マイクの基本性能「指向性」
ダイナミックマイクに限らず、マイクを選ぶときは必ず指向性を調べましょう。指向性、あるいは指向特性とは、マイクが音を拾う角度を示します。
例えば、コーラスのような大人数の音を収録する場合は、できるだけ広い音を集めるマイクを選びます。
反対にボーカルマイクのように周りの楽器や声をできるだけ拾わず、自分の声だけを集めるためには、マイク正面の狭い範囲を集めるマイクを選びます。
今回、ボーカルや実況のように自分の声だけを集める場合は、後者の狭い範囲の音を狙える「単一指向性」という特性を持つマイクを選びます。
ダイナミックマイクは、単一指向性を持つものが基本で、ある一方向に集中的に指向性を持たせ
たマイクになります。拾える範囲をグラフに書くと、心臓の形に似ていることから、「カーディオイド」とも呼ばれます。
図のように、前方に指向性を集中しながら左右に多少広がりを持っています。このように、手にもってボーカルやスピーチをする場合、顔が多少マイクから離れても音を拾え、マイク後方の音はなるべく拾わないカーディオイド型が便利です。
バンドボーカルでスタンド使用なら「スーパーカーディオイド」
ライブなどでバンドのボーカルや楽器の音を拾う場合、他の音をできるだけ拾わないよう、さらにマイク前方のみに絞った指向性を持つスーパーカディオイド型を選びましょう。
スタンドなどでマイクが固定される場合は、前方の音を集中的に拾えますので、このタイプのマイクがおすすめです。
気になる音質は「周波数特性」で確認を!
ダイナミックマイクの音質、つまりどのような音を拾ってくれるかを表したものが周波数特性です。周波数とは音の高さを示しており、数値が低いほど低い音、数値が大きいほど高い音を表します。
目安ですが、低い音(低域)をしっかり拾いたい場合は60Hz以下のマイクを、逆に広域をしっかり拾いたい場合は15kHz以上を狙いましょう。
ただ、特性が広いほど良いように見えますが、周波数特性が広い場合、不要な音も拾ってしまうため、肝心の声がつぶれてしまうこともあります。目的の音にあった特性のものを探してみてください。
拾える音の大きさは感度で決まる!
どれだけ小さな音も拾えるかを数値で表したものが感度です。通常「dB(デシベル)」という単位で表され、0に近いほど小さな音が拾えます。
ダイナミックマイクは、おおよそ-50dBものが多いです。繊細な声や楽器の小さな音を拾いたい場合は、この数値も比較してみてください。
ON/OFFできるスイッチ付きが便利です。
マイクにON/OFFができるスイッチがあると便利です。スイッチがない場合は、線をつないだ瞬間から音が鳴るため、例えばスピーカーの近くでハウリングを起こすと線をもう1度抜いたり、ボリュームを下げたりする必要があります。
スイッチ付きの場合は、接続時にOFFにしておいて、使うときに使う人がONできるため、余計な音を拾わずに便利です。
また、ハウリングを起こしてもスイッチを切るだけですので、周りに迷惑をかけずに済みます。