【フジファブリック】天才として今なお語り継がれる志村正彦とは一体?

2019年で結成15周年を迎えたフジファブリックと、十回忌を迎えたボーカル・志村正彦。彼の音楽性はいろんな人たちを惹きつけていました。この記事では志村正彦の魅力とフジファブリックの現在について、わかりやすく解説していきます。

記事の目次

  1. 1.邦楽ロックバンド・フジファブリックのボーカルを務めた志村正彦
  2. 2.フジファブリック・志村正彦さんのプロフィール
  3. 3.天才と呼ばれた志村正彦のフジファブリック名曲ご紹介
  4. 4.志村正彦の死因、そしてフジファブリックの現在について
  5. 5.まとめ

茜色の夕日

2005年9月に発売された6thシングル。
インディーズ時代に製作された歌でもあり、志村さんはかなりこの曲に思い入れがありました。
2009年12月28日、志村さんが急逝された後の「COUNTDOWN JAPAN9/10」では、奥田民生さんが涙ながらにこの曲をカバー、その翌日には、氣志團もカバー。
2018年には菅田将暉さんがカバーされるなど、フジファブリックを代表する一曲となりました。

若者のすべて

2007年11月に発売された10thシングル。
フジファブリックの代表曲と言える有名な曲ですが、志村さん曰く、「夏の終わりの最後の花火大会が終わった後の切なさや虚しさなど、感傷的になり考えてしまう所を歌った曲」。

この曲で描かれている「若さゆえの不安定感」は多くのミュージシャンたちの心をつかみ、Mr.Childrenの桜井和寿さん、藤井フミヤさんなど、多くの人にカバーされております。
また、2019年にフジファブリックがMステに初出演した時も、志村さんと山内さんのWボーカルの演出で話題を集めました。

夜明けのBEAT

2010年に、東芝EMIからSMA(ソニー・ミュージック・アソシエイツ)へ移籍し、移籍後初リリースとなる5thアルバム「MUSIC」に収録。
ドラマ「モテキ」のタイアップ曲でもあります。
このアルバムは、志村さん急逝後のアルバムで、PVにも生前の映像が一部使われております。
このPVのように、志村さんの音楽人生を表したかのような、疾走感あふれるナンバーとなっております。

志村正彦の死因、そしてフジファブリックの現在について

志村正彦の死因

志村さんの公式ブログ「志村日記2」の最後の更新は亡くなる14日前、12月10日でした。
その時の内容がこちら。

1ツアーやるとなると、1ツアーに1回は必ず風邪をひいていた過去のフジファブリックですが、最近全然ひきません。体調もかなり良好です。どこも痛くも痒くもない。

 

インフルエンザが流行っているみたいですが、僕らは大丈夫です。ここまで健康だとなんか…年末にこう…風邪が来そうで怖いのです。まあ、ひいている暇など微塵も無いのですが。でも、かかってしまう時はかかりますよね。分かります。どんだけ、予防接種しても、マスクしても、栄養つけても、かかる人はかかります。そりゃあ仕方ないですわ。なったら治すだけですね。

もうこうなったら、フツーにライブの無い来週あたりにむしろ風邪ひいときたい。

デビュー5周年ツアーを終え、次のアルバムに取り掛かっている最中の日記だったのでしょうね。
死因は公式サイトなどで「不明」となっております。

その真相は未だに明かされませんが、後日行われたお別れ会「志村繪」では、多くのファンが訪れ、その死を哀しみました。

現在進行形のフジファブリック

フロントマンであり、ボーカルだった志村さんの死は、大きな穴をあけることとなりました。
2010年、志村さんの地元・富士吉田市で開催されたイベント「フジフジ富士Q」では、様々なアーティストによるカバーという形で行われ、他のメンバーは演奏でステージを盛り上げました。
その中で披露された曲に「会いに」という曲があります。

この曲は志村さんが書き残した作詞を、ベースの加藤さんが付け加え、ギターの山内さんがボーカルを務めた楽曲となりました。
このイベント内で、唯一3人のみで演奏された楽曲でもあります。

その後、1年間の休止を経てフジファブリックは2011年から再始動、昨年はデビュー15周年という事で、現在のボーカルとギターである山内さんの地元・大阪城ホールで、​​​​単独ライブを行いました。

このライブのMCで、山内さんはこう話しました。

「フジファブリックを作ってくれた彼に感謝したいと思います。紹介させてください、志村正彦!」

そう、志村さんは現在進行形でフジファブリックのメンバーなのです。
死亡して、その姿が見えていなくても、ステージの上に、彼の魂はちゃんと受け継がれているのです。

まとめ

訃報から10年、しかし、2018年にはLINEモバイルのCMソングに代表曲である「若者のすべて」が使われるなど、今もなお愛されている志村さんの楽曲たち。

志村さんの残した魂は、現在もフジファブリックの3人に受け継がれております。
皆さんも一度、フジファブリックに触れてみてはいかがでしょうか。

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