ウクレレの弦のおすすめ10選を紹介!【種類/柔らかい/太さ】
ウクレレの弦は種類がありすぎて何を購入したらよいのか分からないですよね。パッケージを見ても何が書いてあるのかわからないですし、ネットの説明書きを見ても専門用語が多く更に迷ってしまう場合が多いようです。今回は初心者にもおすすめのウクレレの弦10選を紹介します。
ウクレレの弦の選び方
最近人気急増中のウクレレは弾きやすさと心地よいサウンド、おしゃれな見た目から、大人だけでなく子どもにも愛されている楽器です。
ギターよりも弦の本数が2本少なく、ギターの「F」のように1本の指で弦全部を押さえるセーハのコードがないため、初心者でもすぐに演奏することができるでしょう。ギターと同様にウクレレを弾く際には、弦は絶対に必要になります。
購入時に弦が張ってある状態だったとしても、弾き続けていれば必ず弦を張り替える時が来るものです。楽器屋でウクレレの弦のコーナーに行ったことがある方は分かる通り、種類がかなり多くあります。
何を購入したらよいのか、特に初心者は迷ってしまうでしょう。
ウクレレの弦を選ぶ前にどのような種類のものがあるか、その種類ごとにどのような特徴があるかを把握してから、購入するのがよいです。
ウクレレの弦の選び方①:素材
ウクレレの弦は1つではなく、さまざまな素材で作ることが可能です。そのため販売されている弦によって、どのような素材で作られているかも違います。
スタンダードな素材は大きく分けて3つです。
素材が違うと当然サウンドや弾き心地も変わるので、まずは3つの素材による違いを比較しましょう。
ウクレレの弦の素材(1):ナイロン
購入した際に張られていることも多いナイロン弦は、ウクレレの弦の素材の中で最も定番のものです。
紫外線・湿気に弱い点にやや難ありですが、3つの素材の中で一番押さえやすく弾きやすいため、初心者におすすめといえるでしょう。
ナイロン弦はクリアタイプ・ブラックタイプの2つに分けられます。
柔らかくストレートなサウンドを楽しみたいのであればクリアタイプがおすすめです。
クリアタイプよりもメリハリがある、強い低音サウンドを楽しみたい場合はブラックタイプを購入しましょう。
ウクレレの弦の素材(2):フロロカーボン
ナイロン弦と比較して耐久性の高く、艶のある高音や全体的に硬めのサウンドで大きな音を出したい場合はフロロカーボン弦がおすすめです。
魚釣りに使用される釣り糸にもフロロカーボンが使用されており細いのが特徴で、こちらの弦も押さえやすくなっています。
プロの奏者も使用している人が多いです。
ナイロン弦同様、フロロカーボン弦もクリアタイプとブラウン・ブラックなど褐色タイプと呼ばれるものに分けられます。
クリアタイプはクリーンで抜けがよく、褐色タイプはやや太めのサウンドです。
ウクレレの弦の素材(3):ナイルガット
ナイロン弦が定番化する前に広く使用されていたのがナイルガット弦です。ナイロンやフロロカーボンとは違った3つのプラスティックが配合されており、ギターのガット弦のような柔らかいサウンドを目指して作られました。
ガット弦と比較するとチューニングが安定し、温度変化や湿気にも強いのが特徴です。
柔らかいサウンドながら、煌びやかで澄み切った音色を楽しめます。
やや価格は高めですが、ウクレレを弾いている人ならば1度は試して欲しい高品質な弦です。
ウクレレの弦の選び方②:HIGH-G・LOW-G
ウクレレの4弦のチューニングはG(ソ)であり、HIGH-G・LOW-Gの意味は高いG・低いGのことです。
奏者によって4弦をどちらに合わせるか変わってくるので、販売されている弦も2種類あります。
HIGH-G弦の特徴
初めに購入した時に張られている弦はHIGH-Gになります。
定番のストレートなウクレレサウンドを楽しめるので、初心者の場合はHIGH-G弦の購入がおすすめです。
ウクレレはストロークで弾きながら歌うのがスタンダードですが、HIGH-Gはこの奏法が映えるサウンドになります。
LOW-G弦の特徴
LOW-G弦を使用する奏者はメロディを演奏したりソロを演奏したりする、いわゆる単音弾きを多用することが多いです。
ばら売りでもLOW-G弦は販売されていますが、初心者が購入する場合は全ての弦が梱包されている箱での購入がおすすめでしょう。
ちなみにもし単音弾きの演奏を練習したくてLOW-G弦を張る場合は、もともとウクレレはHIGH-G弦を使用されることを前提にナット・ブリッジが設計されているため、破損などに注意してください。
ウクレレの弦の選び方③:太さ
弦の太さにおいて初心者が購入する場合は、できるだけ細い弦を購入することがおすすめです。
太い弦は音量が大きく芯のある大胆なサウンドを楽しめますが押さえにくいので、初めて間もない方には難しいでしょう。
先ほどLOW-G弦の紹介でもお話したことと同様に、もともとのウクレレは細い弦を張ることを前提に作られています。
太い弦を張る際にはナット・ブリッジの溝を広げるため、削る必要が出てくる場合があるようです。自分の持っているウクレレのナット・ブリッジと、購入する弦の太さが合うかどうかも注意しましょう。
ウクレレの弦の選び方④:メーカー
ウクレレ弦はメーカーごとにもそれぞれ特徴が異なります。
自分が求めているサウンドに近そうなメーカーに絞った上で、購入する弦を絞り込むとよいでしょう。
ウクレレの弦でおすすめのメーカー(1):Martin(マーチン)
アコースティック楽器で最も有名なメーカーともいわれているMartinですが、Martinのウクレレ弦はフロロカーボン弦をはじめさまざまな新素材のものがあります。
信頼度の高いメーカーなので、間違いのない定番サウンドを求めている方におすすめです。
ウクレレの弦でおすすめのメーカー(2):ORCAS(オルカス)
ウクレレアクセサリーの日本メーカーであり、世界的にも幅広い信頼を勝ち取っているメーカーです。
フロロカーボン弦でも特にブラックタイプのものが目立って販売されており、他のメーカーのものと比較すると素直な音色でテンション感も柔らかくなっています。
ナイロン弦からフロロカーボン弦へ愛用する弦を変えたい方にも、ORCASは弾きやすいのでおすすめです。
ウクレレの弦でおすすめのメーカー(3):Worth(ワース)
フロロカーボン弦を主に扱っており、種類も豊富なのがWorthです。
抜けのよい弦が多いメーカーでウクレレらしいサウンドを持っています。
ストローク弾きだけでなく、単音弾きを多用するプレイヤーにも信頼を置いているメーカーです。
ウクレレの弦でおすすめのメーカー(4):D’Addario(ダダリオ)
有名ウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロも愛用しているのがD’Addarioの弦で、全ての弦がバランスよく鳴るのが特徴です。
サスティーン(音の伸び)が丁度良いので、ストロークとソロの両方使いができます。
ややざらつきがあり硬い感触なので好みが分かれますが、サウンド全体のバランスを重視するのであればD’Addarioはおすすめといえるでしょう。
ウクレレの弦でおすすめのメーカー(5):ghs(ジーエイチエス)
ウクレレの弦で代表的なメーカーのひとつが、アメリカの音楽メーカーghsです。
3弦のチューニングが安定し辛くアタリ・ハズレが多いですが、押さえた時の感触が柔らかいのとマイルドな優しいサウンドを楽しめます。
癖がないまったりとした音を演奏したい方におすすめです。
ウクレレの弦でおすすめのメーカー(6):Famous(フェイマス)
太目のゲージが多いFamousのウクレレ弦ですが、コストパフォーマンスも高いことで有名です。
まろやかなサウンドが人気で、プロも愛用者が多いメーカーになります。
抜群の安定感を誇り初心者はもちろん、中級者や上級者にもおすすめです。