ウクレレの種類の一覧とその違いを紹介！初心者におすすめは？

もうすぐ夏ですね。
夏の砂浜が似合う楽器といえば、ウクレレです。
爽やかな風に乗って、ポロンポロンと奏でる優しい音は、聴く人の心を和ませます。

練習しやすく、初心者でも取り組みやすいウクレレ。
ウクレレにはどんな種類があるのでしょうか。
 

ウクレレには大きく四つの種類があります。

大きさが変わると、ナットからサドルまでの長さが変わります。
このナットからサドルまでの長さをスケールといいます。

ウクレレというと、胸に抱えて演奏している姿を想像すると思います。
ハワイアンでもお馴染みの、胸に抱えて演奏する小さなウクレレが、ソプラノサイズです。

全長は約55cm程。
手の小さい方でも演奏しやすいサイズです。
ポロポロンとやさしくかわいい音がします。

ソロ演奏でよく用いられるのが、コンサートサイズのウクレレです。
全長は約60cm。
ソプラノサイズよりもスケールが長いため、より低い音が出ます。

メロディーを演奏したい、ソプラノよりも高度なテクニックで演奏したい時に使われるのがコンサートウクレレです。

コンサートサイズよりも更に大きなウクレレが、テナーウクレレです。
全長は約70cmです。

コンサートサイズよりも、低い音を出すことができ、迫力のある深い音を出すことができます。
プロの演奏家にも使われているウクレレです。

バリトンサイズは、ウクレレの中でも一番大きなウクレレです。
全長は約80cm。

あまり多くの場面で使われることはありませんが、太く低い音が出るため、ウクレレの四重奏のべース音として使われることがあります。

ギターと同じような音域を出すことができます。

ウクレレの形は、ひょうたんのような形とパイナップルのような丸い形があり、それぞれ音の質が違います。

みなさんがよく目にすることが多い形がひょうたん型です。
クリアな引き締まった音がします。
ギターのように、コードで弾いたり、ソロで弾いたりすることが可能です。

くびれがない形のウクレレがパイナップル型です。
本体の容量が大きいため、やわらかく深い音がします。
 

ペグには、ヘッドに対して垂直に差し込んで弦を巻くタイプのものがあります。
一回ペグを巻くと弦も一回巻ける仕組みになっています。

ギアの形になっているペグです。
ギアを一回回すと、弦が16〜18回巻けるようになっています。
ペグが垂直についているものより、弦を調整しやすいのが特長です。

プラナタリーチューナ－は、ペグタイプとギアタイプの中間のタイプです。

ウクレレは木の材質によって、音の質が変わってきます。
比較して聴いてみると、音の違いが分かります。

ハワイアンコアとも呼ばれる材質です。
「神が宿る樹」と言われ、ハワイ特有の貴重な木材です。
ハワイアン音楽らしい、からっとして、爽やかな温かい響きがします。

中南米、アフリカ、東南アジア産
アコースティックギターでもよく使われる木材です。
甘くやわらかな音の響きがします。
 

白っぽいウクレレは、スプルースというマツ科の針葉樹を使っています。

ローズウッド、メイプルなど組み合わせて使用されます。
高い音がよく響き、音がくっきり、はっきりとしています。

メイプルと言えば楓ですね。
白くて木目が美しい木材です。
くっきりとした、硬めの音がします。

他にも、アカシア、マンゴーなどがウクレレの木材として使われています。

島村楽器の初心者用モデルです。
マホガニー材が使われ、柔らかい音がします。
初心者用としてセットになっているため、練習を始めやすくなっています。

Yairiは、有名な日本のギターブランドです。
アカシアコア材を使用をし、コロコロとした明るい響きがします。

Famousは、人気の高いウクレレブランドです。
マホガニー材が使われています。
優しく、まろやかな響きがする音を奏でてくれます。

KAMAKAは、ハワイで有名なウクレレメーカーです。
ハワイアンコアが使われており、明るく爽やかな音がします。

他のウクレレと比較すると値段は高めですが、弾いてみると音質の良さを感じます。