ウクレレの初心者向けのコード表と練習曲を紹介!
ウクレレ初心者が覚えておくべきコードはとても少なく、押さえ方も簡単なのを知っていましたか?基本的なコードの押さえ方をいくつか覚えれば、かなり多くの楽曲を弾いて楽しめるでしょう。今回はウクレレ初心者が覚えておくべきコードを、おすすめの練習曲を含めて紹介します。
ウクレレ初心者向けの簡単なコード表
アコースティックギターの弾き語りと同じように、ウクレレも歌いながらコード(和音)を鳴らして演奏する方法が最も一般的です。
左手で弦を押さえるフォームごとに、右手で弦をはじいた時に鳴るコードが変わります。
コードはいくつも種類があり全ての押さえ方を覚えるのは大変ですが、弦が6本あるギターよりも弦が4本のウクレレの方が覚えるコードの数は少ないです。
ウクレレのコードでも覚えるのは大変だし、手間が掛かると思われている方もいるかもしれませんが、実はそうとも限りません。
世界中にある楽曲は、基本的かつ簡単なコードを代用して弾き語ることができます。
初心者の方でも次の5つのコードのフォームを覚えれば、かなりの曲数を弾き語りすることが可能です。
しかもギターでいう「F」のコードのように、1本の指で全ての弦を押さえる必要もないので、誰でも簡単に演奏することができますよ。
初心者が覚えるべきウクレレのコード①:C
1弦の3フレットを人差し指で押さえるだけで「C(シー)」のコードの音が鳴らせます。
音楽において最も定番なコードであり、ウクレレらしさを感じる音です。
Cは「ドミソ」の和音になります。
初心者が覚えるべきウクレレのコード②:C7
1弦の1フレットを人差し指で押さえると「C7(シー・セブンス)」になります。
「C」の和音である「ドミソ」に「シ♭」を付け足した音です。
基本的には明るい音色ですが、おしゃれな雰囲気が感じられると思います。
簡単なコードで代用して弾き語る際には、小節のつなぎなどで抑揚をつけるために用いられることが多いです。
初心者が覚えるべきウクレレのコード③:F
人差し指で2弦の1フレットを、中指で4弦の2フレットを抑えると「F(エフ)」になります。
「C」や「C7」のように1本の指ではなく、2本の指を使った押さえ方になるため初めは少々難しいかもしれませんが、慣れればとても簡単です。
「F」も多くの楽曲に用いられる基本のコードなので、スムーズにコード移行できるよう練習しましょう。
はじめはフォームが似ている「G7」のコードと一緒に「F・G7・F・G7」とゆっくり繰り返して、コード移行の練習をするとよいでしょう。
初心者が覚えるべきウクレレのコード④:G7
1弦の2フレットを薬指・2弦の1フレットを人差し指・3弦の2フレットを中指で押さえると「G7(ジー・セブンス)」のコードになります。
3本の指で押さえるので難しい印象を受けるかもしれませんが、押さえる指が近いため意外と簡単です。
他の多くのコードから移行しやすいので、別のコードからのコードチェンジ練習に用いるとよいでしょう。
初心者が覚えるべきウクレレのコード⑤:Am
4弦の2フレットを中指で押さえると「Am(エーマイナー)」になります。
マイナーコードは「C」「F」などのメジャーコードと比較すると、悲しくて暗い音に感じる人が多いでしょう。
ウクレレ初心者向けのおすすめの練習曲
コードの押さえ方を確認しながら、実際に弾き語りしてみましょう。
誰かに披露する際にもおすすめの、初心者用の練習曲を厳選しました。
もし自分の声のキーと合わなかった場合はカポという道具を使いましょう。
左手のフォームをそのままに、声に合うコードに変更することができますよ。
初心者におすすめのウクレレ練習曲①:夢の中へ
曲名:夢の中へ
アーティスト:井上陽水
使用するコード:C・Am・F・G7
井上陽水の名曲『夢の中へ』は、既存の音源がもともとシンプルなコードのため初心者におおすすめです。
軽快な弾き方を意識し、楽しく歌いましょう。
世代を問わず知られている上に掛け合いのような部分があるので、大勢が参加するパーティなどで披露する際にも盛り上がります。
初心者におすすめのウクレレ練習曲②:Aloha Oe
曲名:Aloha Oe(アロハ・オエ)
アーティスト:ティア・カレル
使用するコード:C・F・G7・C7
せっかくウクレレを演奏するならウクレレらしい、ハワイアンな楽曲も演奏したいですよね。
『Aloha Oe』はウクレレの本場であるハワイを代表する楽曲で、ウクレレをマスターしたいなら覚えておきたい1曲といえるでしょう。
海の音を意識されるような、柔らかい弾き方で歌うとよいです。
初心者におすすめのウクレレ練習曲③:ハッピーバースデイ・トゥ・ユー
曲名:ハッピーバースデイ・トゥ・ユー
使用するコード:C・G7・F
誕生日の定番曲である「ハッピーバースデイ・トゥ・ユー」は3つのコードのみで弾くことができ、初心者の練習曲の定番ともいえます。
誰かのお誕生日に、初めてウクレレを披露するのもよいですよね。
小さなお子さんがマスターするのにも、おすすめの1曲となります。
ウクレレにおけるコードの覚え方は実践あるのみ!
音楽理論などを知っていれば「どこの弦の何フレットを押さえれば目当てのコードを鳴らせる」と分かりますが、初心者にとってこれを理解することは非常に難しいでしょう。
紹介したC・C7・F・G7・Amのコードを確認しながら、初心者におすすめの練習曲を繰り返し弾くことが、もっとも効率のよいコードの覚え方です。
簡単なコードで楽曲の弾き語りをしていくうちに、鳴らしたコードの音色と左手のフォームがリンクしていきます。
また理論は先に学ぶよりも、練習しながら後付けで勉強していった方が分かりやすいですよ。
まとめ
ウクレレ初心者が覚えておくべきコード5つの押さえ方の表と、練習曲を紹介しました。
5つの簡単なコードで多くの楽曲を弾き語りすることができるので、まずは押さえ方の表を見ながら好きな曲を練習してみましょう。
「コードを覚える」というと少々面倒くさそうな印象を持ってしまいがちですが、言葉を覚える感覚と同じで弾いているうちに身についていくものです。
まずは楽しみながら、簡単なコードで繰り返し弾き語りしてみましょう。