バイオリンのおすすめの名曲・有名曲10選をご紹介!【人気曲/協奏曲/ソロ】
数ある楽器の中でも、クラシック音楽の花形といえばバイオリンです。
古典から現代曲まで、バイオリンが活躍するたくさん名曲が作曲されてきました。
バイオリン1本で演奏される曲やオーケストラと共演する協奏曲など選りすぐりの名曲10選をご紹介します。
モーツァルト / 「バイオリン協奏曲第5番イ長調K.219トルコ風」
ここからは協奏曲をご紹介します。
まず初めは、音楽史上最大の天才と呼ばれたモーツァルトのバイオリン協奏曲第5番です。
モーツァルトが残した最後のバイオリン協奏曲と言われています。
モーツァルトはピアノの名手として有名ですが、バイオリンやビオラも一流の演奏家として活躍していました。
この曲にはトルコ風のサブタイトルがついています。
これは、第3楽章はロンドと呼ばれる3拍子の形式が何度も登場する形で進行するのですが、途中急に2拍子のトルコ風行進曲が登場するため、この名がついています。
モーツァルトのバイオリン協奏曲の中でも最も人気のある1曲です。
ベートーヴェン / 「バイオリン協奏曲ニ長調作品61」
ベートーヴェン唯一のバイオリン協奏曲です。
唯一とはいうものの、さすがのベートーヴェン、この作品は「バイオリン協奏曲の王者」と呼ばれています。
雄大なメロディーで叙情豊かな作品ではありますが、バイオリンの見せどころがあまり表に出ていないため、バイオリン奏者にとって難易度の高い曲となっています。
協奏曲では、ソリストのソロ演奏部分の即興で演奏するカデンツァという部分があります。
作曲家によっては、カデンツァの部分も自身が手掛けることがあり、ベートーヴェンもその1人です。
ベートーヴェンはピアノ協奏曲では5番を除き、すべてカデンツァを残していますが、このバイオリン協奏曲では第1楽章のカデンツァを書いていません。
一説によると、ベートーヴェンはピアノの名手ではありましたが、バイオリンはそれほど弾きこなせていないため、初演のソリストに任せた、と言われています。
ブラームス / 「バイオリン協奏曲ニ長調作品77」
ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスは、幼少のころピアノよりも先にバイオリンとビオラを習っていたといわれるほど弦楽器に精通していながら、実はバイオリン協奏曲はこの1曲しか残していません。
ただ、作曲が開始されたのはブラームスが45歳と、成功をおさめ創作活動のピーク時期であったため、協奏曲でありながら、オーケストラときちんとまとまり、また重厚感あふれるメロディーが紡ぎだされ、まさにブラームスの才能が如何なく発揮された名曲です。
一方で、あまりにも緻密にオーケストレーションが構成されており、バイオリン奏者はオーケストラと同等の音量を出し続けることから、とても消耗が激しい1曲でもあります。
メンデルスゾーン / 「バイオリン協奏曲ホ短調作品64」
ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーンが作曲したバイオリン協奏曲は2曲あります。
ですが、もう1曲(ニ短調)はメンデルスゾーンが亡くなってから104年間、忘れ去れていたほどで、通常メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲(通称「メン・コン」)といえば、こちらのホ短調の曲を指します。
第1楽章冒頭の甘美で哀愁の漂うメロディーが鳴り出すと、聴いている我々の心がわしづかみされる様に曲に引きこまれます。
3楽章全体で30分ほどですが、あっという間に時が過ぎるほど、没頭しまう不思議な魅力を持った曲です。
ブラームスの協奏曲とは対照的に、ソリストがほぼ全曲を通して弾き続け、オーケストラは伴奏に徹する形であることも特徴です。
なお、ベートーヴェン、ブラームス、そしてこのメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を「3大バイオリン協奏曲」と呼びます。
チャイコフスキー / 「バイオリン協奏曲ニ長調作品35」
トリはロシアの大作曲家チャイコフスキーのバイオリン協奏曲です。
先の3大バイオリン協奏曲にこの曲を加えて、4大バイオリン協奏曲とも呼ばれるほど有名な曲です。
チャイコフスキーの音楽は、メロディーが叙情的でハーモニーも美しいため、初心者でも親しみやすい曲が多いです。
このバイオリン協奏曲もバイオリンの音色とオーケストラが会話するように進んでいき、大変ファンが多い曲でもあります。
実は、このバイオリン協奏曲は初演で「悪臭を放つ」とまで酷評されていました。
これはチャイコフスキーの音楽が悪い訳ではなく、初演で演奏した楽団員がこの曲を理解できず、演奏がひどかったことが原因です。
このほか、ピアノ協奏曲第1番では「演奏不能」と批判されたり、なんともこのチャイコフスキーという人は不遇な運命をたどったようです。
どうやら、少しばかり先鋭的なことを試して時代を先取りしすぎていたようです。
もちろん、現在ではどちらの曲もたくさんの人から愛される名曲であることは言うまでもありません。
トリはロシアの大作曲家チャイコフスキーのバイオリン協奏曲です。
先の3大バイオリン協奏曲にこの曲を加えて、4大バイオリン協奏曲とも呼ばれるほど有名な曲です。
チャイコフスキーの音楽は、メロディーが叙情的でハーモニーも美しいため、初心者でも親しみやすい曲が多いです。
このバイオリン協奏曲もバイオリンの音色とオーケストラが会話するように進んでいき、大変ファンが多い曲でもあります。
実は、このバイオリン協奏曲は初演で「悪臭を放つ」とまで酷評されていました。
これはチャイコフスキーの音楽が悪い訳ではなく、初演で演奏した楽団員がこの曲を理解できず、演奏がひどかったことが原因です。
このほか、ピアノ協奏曲第1番では「演奏不能」と批判されたり、なんともこのチャイコフスキーという人は不遇な運命をたどったようです。
どうやら、少しばかり先鋭的なことを試した結果で、少しばかり時代を先取りしすぎていたようです。
もちろん、現在ではどちらの曲もたくさんの人から愛される名曲であることは言うまでもありません。
バイオリンのおすすめの名曲についてまとめ
ここまで、名曲10選ご紹介しました。
独奏曲から協奏曲までご紹介しましたが、いかがでしたか。
ここにご紹介できない名曲もたくさんあります。
是非、皆さん自身で気に入った曲を探してみてください。