【sumika】ポップでキャッチーな名曲「フィクション」は人気アニメ『ヲタ恋』OPにも大抜擢された!

じわじわと人気が出ているバンド、sumika。sumikaの「フィクション」という曲はアニメ「ヲタ恋」のOPにもなり、話題となりました。ここではsumikaの「フィクション」を取り上げ、歌詞の意味を徹底的に掘り下げ、解説しています!

「フィクション」歌詞の意味など考察

それでは、sumikaの「フィクション」の歌詞を掘り下げ、意味など考察してみましょう。

さあ 今日も始めましょうか
昨日 挟んだ栞の続きから
楽あれば苦もあり
ストーリーは波の随(まにま)に

さあ、今日も始めましょうか。という軽い口調で始まっています。今日も変わり映えのない、いつもの日常の始まり、そんなイメージですね。
「昨日挟んだ栞の続きから」というのも、まさに、昨日の続きが今日、当たり前のように続くであろう今日という日を、リキむことなく淡々と過ごそう、そんな感じにも受け取れます。

しかし大きな事件はなくても1日の間にちょっとした苦しいこと、辛いこともありますよね。そして楽しいこともあるでしょう。
その人それぞれの「ストーリー」があるのです。

深い海を抜け
空飛ぶ街に繰り出し
そこから降りれなくなり
脈絡のないような展開も
きっとオンリーなストーリー

「深い海」はおそらく「苦」の部分、そしてそこから抜け出して「空」は「楽」の部分でしょう。また、この歌の主人公の「フィクション」が描かれているのかもしれません。
海の底から抜け出して空飛ぶ街に行き、そしてそこから降りれなくなってしまう、そんな「読めない」「脈絡のない」お話だって、誰かにとっては大切なストーリーなのだ、そう言っているように感じとれます。

その人の生き方、人生はその人だけのものです。他に全く同じ人生を歩む人はいないでしょう。1人の人生を「フィクション」としてとらえているのだと思います。

高鳴る所には忘れず付箋
時々くるマイナスな面に備えて
重宝して

本の気に入ったところには付箋をはって何度でも読み返したいですし、辛く悲しいシーンに遭遇したときはそこを読み返して元気になりますよね。

それと同じように、今まで生きてきた中で一番うれしかったことはいつでも思い返せるように「付箋」を貼っておきたいものです。辛いことがあったときに思い返して元気になれるように。
この部分はそんなことを歌っているのかなと思いました。

ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
喜怒哀楽 忙しい

ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
忙しない ネバーエンディング

いつになれば終わるんだ
皆目、見当もつかない
お生憎、見当もつかない

ここからはサビの部分になります。

喜怒哀楽に忙しく、いつ終わるかもわからない人生。「いつになれば終わるんだ」の部分からだとちょっぴりうんざりしているような、ネガティブな印象を受けますね。
しかしこのネガティブな感じはこの後の2番へと続いていきます。

さあ 今日も始めましょうか
栞挟んだページ 涙の跡
苦しくて思わず閉じた
理由は忘れずに

2番では、昨日は読んでいた本の悲しい部分で読むのをやめた、つまり昨日はなにかよくないことが起こったらしいことが分かります。しかし、理由を忘れないように、この方は栞を挟んで心にとめておこう、としているんですね。
 

読み進める程
白紙のページが
お気に召すままに
起承転結をこしらえて

読み進めるほど白紙のページが、のところは解釈が色々できると思いますが、その次の「お気に召すままに」につなげるとすると、白紙のページに自分の好きなようにストーリーを作っていってしまう、というふうに受け取れると思います。

与えられた人生ではなく、自分の生きたいようにストーリーを作っていきたい、そんな気持ちが表れているのではないでしょうか。

ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
喜怒哀楽 忙しい

のらり くらり
巡り 巡る
ストーリー ストーリー
自己責任 険しい

そしてここの「自己責任」に繋がるのではないかと思います。白紙のページに好きにストーリーを描いてきたけれど、どうにも満足のいかないストーリーになってしまった、のではないでしょうか。

破り捨てたい時は
もう一回
付箋の場所を読み返し
そこに在ったストーリー
彩るキャラは居ましたか
さぁ 思い出して

そしてここから、やり直しのターンがきます。
嫌になって人生という本を破り捨てたくなってしまったときも、あの付箋を貼ったところを思い出して、楽しかったときを思い返してみよう、そう言っています。
本を後から読み返すとまた違った印象になることも多いですよね。最初は気づかなかった魅力的な人物や事柄に、後から気づくこともあるのです。

ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
喜怒哀楽 忙しい

ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
高鳴れば ネバーエンディング

最初の部分のサビの繰り返しかと思いきや、「高鳴れば」という、ポジティブなワードに変わっています。物語は終盤へ向かってやや幸せな方向へと変わりつつあります。

いつになれば終わるんだ
皆目、見当もつかない
お生憎、見当はつけない
さぁ 今日も始めましょうか

最後のパート、「お生憎、見当はつけない」と言っているところがいいですね。まだまだ人生という名のフィクションを降りる気はない、そう言っているのでしょう。
そして「今日も始めましょうか」と最初のフレーズを持ってきていることで、「ネバーエンディング」という言葉にもつなげています。

 

「ヲタ恋」主題歌sumikaの『フィクション』まとめ

sumika フィクション
Photo byDariuszSankowski

こちらではsumikaの「フィクション」について、起用されたアニメについてや、曲の歌詞の意味の掘り下げなどをしました。穏やかながら非常に深い歌詞で、色々と考えさせられます。

まだまだ大物バンド、というところまでは上り詰めてはいませんが、じわじわと人気に火がついているところでしょうか、今後の活躍に期待したいバンドですね!

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