劇場版アニメ『HUNTER×HUNTER』の世界観に完璧にマッチした、ゆず「表裏一体」の制作秘話に迫る!曲に込めた想いとは?

ゆずの『表裏一体』はヒャダインとのコラボで作り上げられた曲で、2013年冬に公開された「HUNTER×HUNTER」の劇場版アニメの主題歌となりました。こちらではゆずの『表裏一体』の制作秘話や、そこに込められたメッセージについてまとめました。

記事の目次

  1. 1.日本を代表する少年漫画『HUNTER×HUNTER』の劇場版アニメ主題歌にゆずが抜擢された
  2. 2.起用曲は『表裏一体』
  3. 3.ゆずとヒャダインはどのように作曲したのか?制作秘話公開!
  4. 4.『表裏一体』歌詞の意味を読み解く
  5. 5.ゆずの『表裏一体』まとめ

ゆずとヒャダインはどのように作曲したのか?制作秘話公開!

ゆずとヒャダインの出会い、きっかけは?

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そもそも、『REASON』でゆずとヒャダインが集結したそのきっかけとはなんだったのでしょうか。

3人の対談インタビューによれば、ゆずの北川がヒャダインに声をかけたとのことです。ヒャダインが作り上げるももいろクローバーZの曲を聴き、既成概念をぶち壊すようなサビメロディつくりや歌詞に大変影響を受けたとのこと。ヒャダインのほうは驚いたそうですが、面白いものができそうだ、ということで快諾したとのこと。人気もの同士のコラボ、ファンも見逃すわけにいかないですよね。
『REASON』のときの衝撃、反響もあったのでしょう。映画第二弾の話を聞いた時点ですぐに両者はまた巡り合うことになるのです。

ゴンとキルアから力を貰って歌詞や曲作りをした

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作曲しながら、特に北川は「ゴンとキルアから力を貰った」とのことです。ゴンとキルアは作中に登場する主要キャラの2人。この2人が頑張っている姿を見て力を貰ったのでしょう。人気者同士が未知のものに挑戦する姿はまさに「HUNTER×HUNTER」の世界観に通じるものがありますね。
そしてゆずとヒャダインのほうも、作品に色をつけていく、作品を造りあげる一つの歯車となっていく、ということで「返していく」形になった、とのことです。ゆずとヒャダインがコラボする意味、とはまさにここにあったのでしょう。

映画第三弾があればまた共作したい!

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『REASON』、そして『表裏一体』と2作品にわたって共作したゆずとヒャダイン。今後また共演の可能性は?という質問には「映画第三弾があればすぐ集結する」とのこと。また、実写版でもこの3人で出演したい、とかなりノリノリな様子でした。その後劇場版の制作は今のところありませんが、もし第三弾があれば、またこの3人で主題歌を担当してほしいですよね。

『表裏一体』歌詞の意味を読み解く

それでは、『表裏一体』の歌詞を、その意味を紐解いてみましょう。

朝をむさぼり 夜を吐き出し
生かんとする 我が性(さが)
沸き立つ この感情は
白か 黒か

目指す未来と置いてけぼりにしてきた過去
ねじれながらぐるぐると
つながっている

過ぎゆく螺旋に 目を細めて
不思議な夢から 身を乗り出した

ゆずとヒャダインは、映画の台本を読んで、作品の意味を理解し、それから作曲、歌詞作りに挑んだそうです。

「朝をむさぼり 夜を吐き出し」「沸き立つこの感情は白か黒か」と、最初からややシリアスで尖ったような歌詞が印象的ですね。あまりゆずらしくないかもしれませんが、これこそが、「作品の台本を読んで作った」という意味なのでしょう。

また、「白か黒か」の部分に「表裏一体」というタイトルの意味が見え隠れするような気もします。

そして「未来と過去」ここにも「表裏一体」の意味を踏まえた歌詞が登場します。全く相反する意味の言葉でありながら、「つながっている」とするところにタイトルの意味を合わせてきていますね。
そして主人公はその「ねじれ」を眺めながら、今まさに自分がどこへ向かうべきなのか考えようとそこから出てこようとしている、という意味に解釈しました。

表裏一体 指で弾くコインが 宙(そら)に舞う
僕はいったい どっちの結末 願う
表裏一体 光 輝くほど 濃くなる 影
ならば どこへと 向かってゆく
重なった二つの未来

作品の中に登場するゴンとキルアも、いわば「表裏一体」といえる、というのがゆずの北川の考えだったようです。例えば正義と悪、光と闇があったとして、かならずしも正義や光が「勝つ」というのではなく、悪があっての正義だし、闇があるからこその光、というような、切っても切れない関係性、それこそがまさに「表裏一体」だと言えるでしょう。

指ではじいたコインが表なのか裏なのか、主人公はおそらくまだ迷っているのでしょう。表がでればラッキーなのか裏ならアウトなのか、しかしそれは実際に進んでみないと分からないことです。
光と影はお互いの存在があってこそ有り得るものです。どちらが正しい、間違っている、ではなく、人生とは自分次第で変わる、そう歌っているのではないでしょうか。

こちらでは1番のサビまでご紹介していますが、ゆずのお二人とヒャダインの三人は、どちらが良いとか悪いとか、光や闇、正義や悪、と決めつけるのではなく、両方見たうえでどう行動するのか、それをテーマにしたかったと語っていました。

自分の人生、さまざまな選択肢がある中で、そのどの選択肢にも必ず「意味」があり、どれを選んでどういう人生にするかは自分次第、そう伝えたいのではないかと解釈しました。
「HUNTER×HUNTER」はアニメ作品ではありますが、見ている年齢層としては子供たちだけではなく、大人もいらっしゃると思います。その年齢層とゆずやヒャダインのファン層が重なっている、というのも恐らく選ばれた理由としてはあると思います。
まだ人生の選択に悩んでいる人への力強いメッセージにも受け取れますね。

ゆずの『表裏一体』まとめ

表裏一体
Photo by reach_rh

こちらでは「劇場版HUNTER×HUNTER-The LAST MISSION-」の主題歌となったゆずとヒャダインの共作である『表裏一体』について、おすすめの理由や制作秘話、そして歌詞の意味などについてまとめました。

劇場映画公開は2013年のことですが、作品そのものももちろん、『表裏一体』も未だに色あせることのない曲で、いつでもわたしたち大人を元気づけてくれるような、励ましてくれるような曲に違いありません。

「劇場版HUNTER×HUNTER-The LAST MISSION-」をご覧になればさらに、ゆずとヒャダインの三人が何を思ってこの曲を、そして歌詞を書いたのかがより分かるでしょう。曲だけしかご存知ない、という方は是非、映画の方もごらんになることをおすすめします。

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