【7曲】バンド旋風を巻き起こした人気アニメ「けいおん!」
音楽アニメの先駆けとして新しい時代を切り開いた屈指の作品、「けいおん!」。
ストーリーの細やかさやほのぼのとした描写も魅力ですが、挿入歌やOP、EDも非常に良い曲が多く人気があります。
今回はけいおん!のOP、EDについてご紹介していきたいと思います!
高校軽音部を舞台とした青春アニメ「けいおん!」
2011年12月3日 映画けいおん!が公開されました。#けいおん#K_ON pic.twitter.com/S7EYIEJMj7
— けいおん!きねんび! (@K_onkinenbi) December 2, 2020
アニメ「けいおん!」は、まんがタイムきらら、まんがタイムきららキャラットにて掲載の漫画を原作としたアニメ。
女子高生たちが高校の軽音楽部の活動に打ち込む様子を描いたストーリーです。
軽音楽器経験者もいれば、軽音というものを軽い音楽しかやらないものだと勘違いして入部した部員まで個性豊かなキャラクターが揃っています。
楽器の練習はもちろんですが、部員同士で部室でティータイムをしたり合宿をしたり、時には部員の楽器を買うために皆でバイトをしたり(結局楽器は自分で購入)様々なシーンが非常にハートフルでほっとする、そして時には心に響いてうるっとしてしまう様なシーンまであり、恋愛や熱血とは違った青春が詰まった作品だと思います。
なんの繋がりもなかった女子高生たちが「部活動」で出会い仲を深めていく様子に心が温まり、更には途中で加入する後輩を守り愛でる主人公たちの姿も可愛くて・・・!
老若男女、バンドに興味のある人ない人全ての人におすすめしたいアニメです!
【7曲】「けいおん!」主題歌・挿入歌を一挙ご紹介
放課後ティータイムで好きな曲はカレーのちライスです(唐突(n年振りn回目 pic.twitter.com/JTaNeImcr5
— flan (@rsflan) November 30, 2020
けいおん!の魅力は先程ご紹介したストーリーはもちろんのこと、その曲の良さにもあります。
本来であれば挿入歌にも名曲が多くあるのでそちらもご紹介したいのですが、今回は各OPやEDについて執筆していきたいと思います!
Cagayake!GIRLS/放課後ティータイム
けいおん!1期OP。
気分がアガるロックチューン!
ですが、イントロの刺々しいギターからの可愛らしい声が乗ってくるところが最高です。
OPらしい楽曲で、授業が始まっても朝から部活のことばかり考えてしまう!という登場人物たちのドキドキが存分に詰まったこれぞJKの青春ソング。
テンポはそこまで速くないですが、感情が膨らむ様を表現したポップでカラフルな風船のような曲です。
Don't Say "lazy"/放課後ティータイム
けいおん至極の名曲。1期ED。
けいおんファンの中にはこの曲が最もお気に入りだという方も少なくないと思います。
OPとは打って変わってシックでオシャレな曲。
「本能」「翻弄」「五臓六腑」「願望」など、韻が踏まれた気持ちの良いリズムや、シカクく嵌る漢字が連ねられている点も面白いので、是非歌詞カードを見ながら聴いて欲しいです。
よく歌詞を聞くと心に突き刺さるほどの名言も織り込まれているので、ハッと気付かされることもありました。
GO!GO!MANIAC/放課後ティータイム
2期前半OP。
女の子のあれもこれもと欲張りになっていく可愛らしい歌詞が、ゴリゴリのギターチューンに乗せられるギャップが最高。
これぞけいおん。
猛スピードで駆け抜けていくジェットコースターのような楽曲で、その疾走感をキーボードの連符が通過していくことで余計に際立ちます。
楽しみなことがある朝のドキドキとした心拍数みたいに気持ちの良い曲です。
Utauyo!MIRACLE/放課後ティータイム
イントロのベースとドラムがカッコ良い!
イントロだけで何度も繰り返して歌にたどり着くまで時間がかかるということも多々あります。笑
大好きな仲間たちと演奏する今この瞬間が楽しくて大好きだ!という部員たちの2期後半OP。
真っ直ぐな感情がストレートに感じられる1曲です。
門限までもう少し一緒に練習付き合ってくれない?といったニュアンスや、多少つたなかったりする歌詞でも届けたいと思えば音楽に乗せて伝えよう!といったニュアンスも学生らしい高揚感を味わえます。
Listen!/放課後ティータイム
2期前半ED。
個人的に筆者がけいおん!の中で最も好きな曲です。
この曲を聴いて軽音楽に目覚めました。
イントロから始まる特徴的なリズムが、基本的なリズムとして曲中絶えず流れていきます。
ベースのどっしりとしたリズムをベースとして、ギターやキーボードが
リズムが狂おうとも、ピックが落ちようとも、ソウルで曲で届けたい。
今日死んでも悔やまないほど全力で生きる!といったニュアンスの歌詞もかっこよさがニクいです。
OPは部活楽しい!という気持ちをぶつけているイメージですが、EDは音楽に対する熱さをぶつけているという印象で私は解釈しています。
No,Thank you!/放課後ティータイム
2期後半ED。
シンセサイザーのポロポロとこぼれるような繊細で陰のあるイントロを皮切りに、音の世界観に一瞬で引き込む力のある曲です。
「ホワイトボード」「放課後のチャイム」「ノート」「マーカー」などといった高校生らしさを連想させるようなキーワードが入っていながら、大人びた闇がふつふつと湧き上がるセンシュアルな魅力があります。
個人的な好みではありますが、全体的にはListen!、音楽的には「No,Thank you!」が最もお気に入りでよく聴いています。
暗めでかっこよく、クールな曲調が好みの方にオススメ。
Unmei♪wa♪Endless!/放課後ティータイム
映画「けいおん」テーマソング。
ドラムとベースの刻みがカッコよすぎる!
ギターソロも熱く、おまけにキーボードが厚みを出して装飾でよりオシャレに仕上げてくれています。
「生まれる前から出会ってた」「生まれ変わってもきっと出会える」などといった言葉にしたら少しキザにも思えてしまうようなフレーズ達も、歌に乗せれば違和感なく届けられます。
元気がない時に聴けば心がスカッとする、炭酸飲料のような曲です。
唯ちゃんが大丈夫だと言うなら大丈夫な気がしてくる。
まとめ
けいおんの曲には「男子禁制」「恋愛」「片想い」などといったキーワードが組み込まれていますが、それでも恋愛の描写が一切ないのもアニメとしては珍しいところ。
舞台が女子大であること、家族や先生まで女の子ばかり登場することで女子校の生活をちょっぴり体験できるようなストーリーのワクワク感も曲に詰まっています。
女子高生同士の繊細で、些細なニュアンスで読み取り合う心理描写までも細やかな作品です。
OPは平沢唯、EDは秋山澪が担当している印象ですが、それに伴ってOPとEDのイメージが全く違うのも魅力的。
主題歌にとどまらず、挿入歌まで名曲揃いのこのアニメ。
この機会にぜひけいおん!の曲を聴いていただければと思います!