初心者にもおすすめのハンドベルのおすすめ5選を紹介！

クリスマスシーズンになると目にすることも多い、ハンドベル。ハンドベルクワイヤによるクリスマスソングや讃美歌の演奏を大きなモールや広場などの余興で、またコンサートなどで聴いたことがある、という方は多いでしょう。

ハンドベルは鐘の一つ一つの音が決められており、それを音階で揃え、1人1人担当のベルを持ち、曲を演奏する、そんな楽器です。

発祥は17世紀ごろのイギリスで、時報や儀式で鳴らす教会の鐘（チャーチ・ベル）を、練習するのにそのミニチュアを作ったもの、とされています。正式にはイングリッシュハンドベル、といい、その後はただ儀式のためだけではなく、教会内で、または街角で讃美歌を演奏するのに用いられました。

ハンドベルはそのあとアメリカに渡りました。アメリカで活動しているハンドベルのグループで最も古いものは1923年に発足しています。

日本にハンドベルが伝わったのが1964年、東京で行われた日曜学校大会で初めて演奏されました。本格的な演奏活動が始まったのは1970年、名古屋にある金城学園にて、宣教師であったケリー先生によってハンドベルクワイヤ―が結成されたことによります。

ハンドベルは1人につき2～3個のベルを担当しますが、音が多く複雑な曲になるほどメンバー数が必要になります。2オクターブを使う曲であれば最低8人くらいはいたほうが余裕ができて良いでしょう。

ハンドベルは別に経験者でなくとも、初心者にも簡単に演奏することができます。楽譜が読めなくては駄目なのでは？と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、楽譜が読めたほうがいいにこしたことはありませんが、要は自分がベルを打つタイミングさえわかれば問題ないので、楽譜が読めなくても演奏することは可能です。

音が少なければ1人で演奏することもできますが、やはりハンドベルの面白みは大勢で息を合わせて演奏するのが醍醐味で、そしてそれが成功したときの喜びを感じることも大切なので、やはりグループで演奏するほうが楽しいですね。

ちなみに、8音のみで演奏することができる楽曲もご紹介していますので下記記事をどうぞ！

イングリッシュハンドベルはとても高価な楽器で、3オクターブで200万円近くもします。これはちょっと個人のグループで揃えるには現実的ではありませんね。

そこで日本では素材の価格をおさえたミュージックベル、というものが発売されています。こちらですとメーカーにもよりますが大体23音で3万円程度という安い価格で買えるようです。

ハンド式とはベルを前方に打ち出して振って音を出すやり方です。イングリッシュハンドベルはこの奏法で行われます。

ミュージックベルにはこの奏法と、もう一つ、タッチ式というのがあります。タッチ式とはベルの先を手で押すことで音が鳴る仕組みで、これだとベルを持って振る必要がないので、握力がない方や手に持つことができない方にも演奏が可能です。

ハンドベルは1音から買うことができますが、初めて購入するのであればセットで購入したほうがおすすめです。

しかしあまり安いものを買うと、後に痛んでしまった、壊れてしまった、という場合に1音だけ単品で購入できないところもあるので、1音だけの購入が可能かどうかチェックしてからのほうがいいでしょう。

長く演奏していると分かるのですが、よく使う音というのがあって、そのベルは当然ながら壊れやすくなってきます。最初にセットで買い、あとから壊れた音だけを買い直していく、そのやり方がおすすめです。

こちらでは、ハンドベルとはなにか、ハンドベルの選び方、また初心者におすすめのハンドベルの紹介をまとめてきました。

ハンドベルを一般の方が演奏するとなるとそういったグループに参加しなければならない、と思いがちですが、求めやすい価格で購入することも可能です。

是非、この機会にハンドベルに挑戦してみてください。