ユーフォニアムのおすすめ5選!【初心者/安い/選び方】
アニメの影響もあり世間的にも注目度が上がっているユーフォニアムですが、購入を考えている人も多いのではないでしょうか?初心者の方は特に、購入する前に選び方のポイントを知っておきましょう。選び方もふくめ、おすすめのユーフォニアムのモデル5選を紹介します。
ユーフォニアムの選び方
金管楽器の中でも知名度が低い「ユーフォニアム」ですが、アニメの影響もあり世間の注目度が急増していることをご存じでしたでしょうか?
購入を考えている方も多くいると聞きます。
ユーフォニアムは主に吹奏楽で使用されていますがオーケストラでも全体のサウンドをとてもふくよかにしてくれる、非常に重要な役割を担う楽器です。
基本の音階はB♭になります。
しかし一口に「ユーフォニアム」と言っても、販売されている各モデルによって吹き心地やサウンドなどはさまざまで、購入する際には何を選んだらよいのか迷ってしまうでしょう。
今回はユーフォニアムのおすすめのモデル5選を紹介しますが、まずは正しい選び方をチェックし、自分に合うものを入手すると良いです。
また更に深く「ユーフォニアム」がどのような楽器なのか知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
ユーフォニアムの選び方①:予算
ユーフォニアムは初心者クラスのモデルでも最低30万円ほどかかってしまいます。
プロが使用するようなモデルだとほとんど100万円以上なので、値段で決める人も多いのではないでしょうか?
この値段の違いは楽器の機能・塗装などで変わってくるため、サウンドや吹き心地に関係します。
したがってあまりに低額なモデルだと、購入した後に後悔してしまうかもしれません。
試奏できるなら別ですが、あまり安いモデルだとおすすめできないです。
ある程度の値段のものを選び試奏したり口コミを見たり、周囲の楽器に詳しい人の意見を聞いて購入を決めましょう。
ユーフォニアムの選び方②:ピストン
ユーフォニアムのピストンは、モデルによって3本と4本のものがあります。
さらに4本の場合は並列式とサイドアクション式のものに分かれ、ビギナーの方は特にどのタイプのものを購入するかに迷うでしょう。
3本のものは安価ですが、音域・音程の調整に限界があります。
さらに4本並列式のタイプは小指で操作するため、速い運指がスムーズにいきません。
本格的に演奏したい場合は、太管の4本・サイドアクション式のものを選ぶことをおすすめします。
ユーフォニアムの選び方③:システム
コンペンセイティングシステム(コンペ)のモデルは補正管がついています。
これは低音域の時に4番と他ピストンで吹いた時に構造上、音程が高くなってしまうので、これを補正するためのものです。
楽器自体の重量が増え、管も長くなるので吹き心地はよくなりますが、音程の調整がしやすくなります。
ユーフォニアムのおすすめ5選
次に具体的におすすめのモデルのユーフォニアムを、厳選して5選紹介します。
種類と特徴に注目し、次に紹介するおすすめのモデルから、自分が求めているものを選んでみましょう。
ユーフォニアムのおすすめ①:YEP-621S(YAMAHA)
YAMAHAは楽器を購入する上で、信頼度の高いメーカーです。
初心者が吹きやすく値段もかなり手ごろなため、こちらの購入を考えたことがある方は多いのではないでしょうか?
低音域のパワフルさに定評があり、音程もしっかりしています。
ビギナー向けの種類の中では、最もおすすめのモデルとも言えるかもしれません。
ユーフォニアムのおすすめ②:EP891S(Marcato)
手ごろな価格で、こちらも初心者におすすめのモデルですが、コンペセイティングシステム付きのものです。
更にサイドアクションなので重たく、吹いた時に強い抵抗感はあるものの、速い動きや音程の調整がしやすいという特徴があります。
ユーフォニアムのおすすめ③:YEP-642S(YAMAHA)
コンペセイティングシステム付きでサイドアクションのモデルです。
吹奏楽業界で有名な指揮者であるビル・ミラーが開発に協力し、パワフルで遠達性に優れたサウンドが特徴的なモデルになります。
中低音域の楽器の音と混ざった時に、埋もれることも浮くこともありません。
存在感がありながら、他の楽器の音色を支えることも可能です。
ユーフォニアムのおすすめ④:YEP-842S(YAMAHA)
中級者向けのサイドアクション式モデルで、パワーと艶のある美しいサウンドになっています。
バルブを切り替えた時の音色に改良が重ねられてできあがったといわれており、低音域~高音域への動きも大変スムーズです。
ユーフォニアムのおすすめ⑤:EB1065-2-0(Besson)
ユーフォニアムの中でも高い人気を誇るBessonのこちらのモデルは、初心者でも吹きやすい造りが意識されています。
ピストンの動きもスムーズで、手が小さい方にもおすすめです。
プロ奏者も試奏し納得しているサウンドであり、吹奏楽部に所属している学生にも所持している人は多いでしょう。
ユーフォニアムのマウスピースの選び方とおすすめ
マウスピースは息を吹き込む部分であり、唇の振動をユーフォニアムなど金管楽器全体に伝えてくれる部分です。
持っている楽器のマウスピースを変えるだけで、吹き心地やサウンドが全く変わる場合もあります。
ユーフォニアムのマウスピースの選び方
マウスピースにも選び方があります。
自分が持っているユーフォニアムのマウスピースを替えるために購入する前に、まずは選び方のポイントを把握しておきましょう。
マウスピースの選び方(1):厚さ
マウスピースの唇に接触する円形部分が分厚いと、しっかり支えてくれるため長時間の演奏がスムーズになり、高い音が出しやすくなります。
なるべく分厚いものを選ぶようにしましょう。
マウスピースの選び方(2):深さ
浅いとサウンドが明るくなるのと高音が吹きやすくなり、深いと持久力が必要になるものの、パワーがある深くて柔らかい音色を奏でることが可能です。
ビギナーの方は中間くらいの深さのものを選びましょう。
マウスピースの選び方(3):素材
マウスピースは真鍮という金属で作られていますが、初心者の方には比重8.5のものが良いです。
さらに表面の仕上げであるメッキが、金メッキか銀メッキかの違いが出てきます。
金メッキの場合は接触した際の感触が滑らかで柔軟性があり、銀メッキは耐久性がありややダークなサウンドです。
一般的に多いのは銀メッキになります。
マウスピースの選び方(4):シャンク
ユーフォニアムの場合、マウスピースには太管と細萓の2つのサイズがあります。
太管用の楽器には太管、細萓用の楽器には細萓でないと装着できないので、購入時には注意しましょう。
また海外製のユーフォニアムには中細萓というものもあります。
予めサイズの確認が必要です。
ユーフォニアムでおすすめのマウスピース
ユーフォニアムはトロンボーンのマウスピースを基本的に使用します。
次におすすめのマウスピースを3つほど、まとめました。
必ず自分が使っているユーフォニアムのサイズに合うかどうかを確認してから、購入しましょう。
ユーフォニアムのおすすめマウスピース(1):SL-48S(YAMAHA)
高音の出がよく、深さもほどよいです。
もっともスタンダードなマウスピースといわれています。
YAMAHA マウスピース SL-48S
参考価格: 6,422円
厚さ | 中ぐらい |
---|---|
深さ | 中ぐらい |
素材 | 銀メッキ(金メッキも有り) |
シャンク | 細萓 |
ユーフォニアムのおすすめマウスピース(2):5GS(Bach)
こちらも定番タイプのマウスピースです。
はっきりした輪郭のサウンドを奏でられ、吹き心地も抵抗感が少なく初心者にもおすすめでしょう。
ユーフォニアムのおすすめマウスピース(3):51D(Schilke)
パワフルなサウンドを求めている方に適したマウスピースです。
あえて重ための設計をすることによって、通常のものより適度な抵抗感があり、分厚いサウンドを楽しめます。
Schilke 51D 太管
参考価格: 16,000円
厚さ | 中ぐらい |
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深さ | 深め |
素材 | 銀メッキ |
シャンク | 太管 |
まとめ
今回は初心者の方向けのものを多めに、ユーフォニアムのおすすめモデル5選を中心に、選び方のポイントやマウスピースに関してなど紹介しました。
主に吹奏楽で使用されているユーフォニアムですが、正しい選び方のポイントなどを確認していると、非常に奥が深い楽器だということが分かりますよね。
この記事を、自分のユーフォニアムを購入する際の参考にしてみてくださいね!