人気コミック「キングダム」のアニメ声優は誰?!一挙ご紹介
累計発行部数6600万部以上を記録し、2019年には山崎賢人さん主演で実写映画化された「キングダム」。テレビアニメも第3シリーズに入り、声優さんの演技も相まって、ますます盛り上がってきております。今回は、そのキングダムのアニメ版の声優さんについてご紹介します。
実写映画など爆発的大ヒットを誇る「キングダム」
近年、芸能人の方々がハマっている漫画として名高いのが「キングダム」という漫画です。「キングダム」は、2006年より雑誌『週刊ヤングジャンプ』にて連載が開始された原泰久さん原作の歴史漫画。中国の春秋戦国時代を舞台に、秦国の戦災孤児「信」が、戦国時代を終わらせ、やがて中国全土を支配する「天下の大将軍」を夢見ながら、奮闘していく物語となっています。
第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞するなど注目度は高く、2020年現在のコミックス累計発行部数は7000万部を突破するなどの大ヒット漫画となっています。
また、2018年にはコミックス50巻の刊行を記念して東宝から実写映画が公開され、2020年には続編の製作が決定されました。
また、2012年からはNHKにて、テレビアニメが放映され、そちらでも人気を博しました。今回は、実写映画だけでなくアニメ版にも豪華なキャストが揃った「キングダム」についてご紹介いたします。
「キングダム」あらすじ
舞台は紀元前の中国。500年に渡り続く戦国時代の最中、中国西部にある国「秦」に信という戦災孤児がいました。信は「天下の大将軍」になることを夢見て日々修行を積んでおります。そこへ、先に仕官した信の幼馴染である漂が傷を負いながらやって来ました。漂は、信へ紙を託し、そのまま落命してしまいました。
託された信は、紙に記された場所へと赴きました。そこには、漂によく似た少年がいました。その人物は、秦国を治める若き大王・政、後の始皇帝だったのです。漂の思いを託された信は、政や秦国の武将たちと共に、乱世に身を投じていくのです。
春秋戦国時代について
舞台となっているのは三国志よりもはるか昔の紀元前の中国です。おおよそ、紀元前5世紀ごろから紀元前221年ごろまでを「春秋戦国時代」と定義され、その終わりは「キングダム」もう一人の主人公である政こと始皇帝が、斉の国を滅ぼし、中国統一したことで「秦朝」による支配が始まったと言われています。
この春秋戦国時代というのは、歴史上の記録が少なく、これまであまり取り上げられてこなかった時代でもあります。この時代の記録として有名なのが、司馬遷の『史記』です。『史記』は中国の正史の一つである書物で、日本でも古来から重宝された記録書であり、本書から元号が採用されたこともあります。
この『史記』内に登場する武将がキングダムに登場することもあります。が、大枠の出来事は合っていても合戦内容の詳細などが記されていないので、武将などの功績は原先生によるフィクション部分が大きいと思われます。ですが、読んでいくうちに熱い気持ちになれるのが魅力的な作品なので、歴史的背景はあまり気にせずに読める作品となっています。
2012年からはNHKにて「キングダム」のテレビアニメが放映
2012年からは、NHKにてテレビアニメが放映されております。いくつかの残酷な表現シーンには規制が入っているものの、漫画の臨場感そのままに、キャラクター達が躍動するところをきっちり描いた良作となっております。
現在、第3シリーズまで描かれていますが、原作のどの辺を描いているのか簡単なあらすじと合わせてご紹介いたします。
第1シリーズ(2012年6月~2013年3月.全38話)
信と政が手を組んだことから始まった「キングダム」。第1シリーズでは、信の初陣、修行、秦国内での反乱などを描きつつ、始皇3年に起きた馬陽攻防編までを描いております。
この、馬陽攻防戦にて、秦国六大将軍の1人で、信が目指す「天下の大将軍」であり憧れの将軍である王騎が落命してしまうという物語序盤のハイライトが描かれています。原作で言うと1巻から16巻までの物語です。
第2シリーズ(2013年6月~2014年3月.全39話)
第2シリーズは王騎将軍亡き後の始皇4年から始まり、宿敵であった趙国と同盟を締結。そして、魏国への侵攻を開始し、魏国侵攻にとって要衝の地である「山陽攻略」を行う、という物語。
原作で言う17巻から24巻までの内容になっています。
第3シリーズ(2021年4月~)
第3シリーズは当初、2020年4月からの放映を予定していたのですが、新型コロナウイルスの影響により制作予定が大幅に遅れ、5話までで放映がストップ。再開時期は「2021年春」とされていましたが2020年12月14日にて、放映再開は「2021年4月」と決定しました。
第3シリーズでは物語最大の山場である「合従軍編」が描かれます。始皇6年、趙国の軍師・李牧が画策した秦国以外の六国による合同軍勢「合従軍」の侵攻により、信・政含む秦国は圧倒的窮地に立たされてしまいます。果たして勝機を見出すことはできるのでしょうか…
「合従軍編」は各国の将軍達が登場し、武功を争うまさに「戦国時代」を象徴する場面で、物語で最も盛り上がる場面です。原作だと25巻から34巻までの部分です。