カホンとはどんな楽器?構造や音色を紹介!

カホンは近年日本でもポピュラーになってきている南米ペルー発祥のパーカッションです。カホンとは元々スペイン語で「箱」の意味で、その名の通り単純な構造の木製の箱のように見えます。カホンが楽器としてどのような構造をしているのか、どんな音がするのか紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.カホンとはどんな楽器?
  2. 2.カホンの構造を解説
  3. 3.カホンの音色
  4. 4.まとめ:カホンを演奏してみよう

カホンの音色

カホンは打面の叩く部位、そして叩き方によってさまざまな音色を表現することができます。以下の動画では初心者向けにカホンの基本的な奏法を紹介しています。

まず基本となる奏法が「ロー」と「ハイ」です。

ローは打面中央付近を叩く奏法で、低い音が出るのでドラムセットでいうバスドラムの役目になることが多いです。手のひらの面を使って叩く余韻のある「ドーン」と言った音が出せます。手に空間を作って叩くと「ド」または「ト」といったミュートしたような響きの短い音が出せます。

「ハイ」は打面の上部を叩く奏法です。高音を担当します。中に仕込まれている響き線が鳴るので「チャッ」といった金属的な音を出すことができます。

叩き方によって「タッチ」、「スラップ」という奏法もあります。
「タッチ」はカホンの上部を指先で叩く奏法で、「タタタタ」と細かくて繊細な表現ができます。「スラップ」はカホンの上部の角を叩く奏法で「タン」、「カン」と硬い音を出すことができます。

動画で紹介されているのはあくまでも基本的な奏法です。世界的に認知されたのが比較的最近の楽器であるため、新しい奏法が現在も生まれています。

さまざまな音色を組み合わせることによって表現豊かに演奏をすることができます。

力強いベース音と、側面を叩く奏法が特徴的です。また、手の形によってさまざまな表現ができることもわかります。

スニーカーのソールを使ったミュートが面白い演奏です。全体的にドラムセットの表現に近い演奏と言えます。最後にTotoの「ロザーナ」を演奏しています。「ロザーナ」の非常に細かい刻みが見事に表現されています。

エレキギターとのセッションです。冒頭、ブラシを使って演奏しているのが面白いです。

まとめ:カホンを演奏してみよう

カホンの基本的な構造と奏法、そして演奏の動画について紹介しました。

カホンは場所をとらず、また大きい音も出ないので打楽器の導入として敷居の低い楽器と言えるのではないでしょうか。軽いので持ち運びが楽ということで女性にもおすすめです。またドラムセットと比べて安価なものがあり手に入りやすいという利点もあります。

楽器の認知度が上がってくるとともに初心者向けのレッスンや、カホンを自作するワークショップなど、普及活動も盛んになってきています。

打楽器演奏の第一歩としてカホンを叩いてみてはいかがでしょうか。

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