最終更新日: 2020年7月10日
カホンとはどんな楽器?構造や音色を紹介!
カホンは近年日本でもポピュラーになってきている南米ペルー発祥のパーカッションです。カホンとは元々スペイン語で「箱」の意味で、その名の通り単純な構造の木製の箱のように見えます。カホンが楽器としてどのような構造をしているのか、どんな音がするのか紹介していきます。
カホンとはどんな楽器?
カホンは通常木製の四角い箱状の打楽器です。箱の上にまたがって楽器の前面(打面)を叩いて演奏します。
南米ペルーが発祥といわれていて、20世紀に入って世界的に認知され、また楽器として整備された歴史があります。
日本でも、1990年代からじわじわと浸透し始め、2000年ごろには目にすることが多くなってきました。ドラムのように組み立ての必要が無く、持ち運びも簡単なので場所を選ばず、さらに叩く場所や叩き方によって複数の音色が出せるということで重宝されているようです。
この記事ではカホンという楽器の構造と音色について紹介していきます。
カホンの構造を解説
カホンの素材について
基本的な構造とパーツ
カホンの基本的な作りとしては、6面の板で構成されており(「箱」ですから!)、打面となる前面は他の面よりも薄い板が使用されます。
そして、打面の反対側には音響のためサウンドホールという穴が開いています。バリエーションとして、ギターに使われるような弦や、鈴のような楽器が仕込まれることもあるようです。
原始的なカホンの構造は以上ですが、現在主流となっているカホンには打面の裏にスネアドラムのスナッピーのような響き線がほどこされています。
カホンはその名の通り箱状の楽器で材質はオーク、マホガニー、ラバーウッドなど様々なものがあります。
また、木製以外ではFRPなどのプラスチック素材が用いられることもあるようです。