トロンボーンの音域は?他の楽器と比較
金管楽器の中でも、最近はトランペットと同じくらい人気があるのがトロンボーンです。その音域は一般的にはどのくらいあるのでしょうか?今回はトロンボーンの音域について、他の金管楽器との比較も交えながら、解説していきたいと思います。
トロンボーンの音域は?
トロンボーンとは、『大きなトランペット』という意味がある楽器です。確かにトランペットと似てますね。基本的な構造はほぼ一緒ですが、特徴的なスライドという大きなU字型のパーツが付いています。
トロンボーンにはトランペットのようなボタンは無く、このスライドを前後に動かすことによって音程を取ります。
トロンボーンにはソプラノやアルトといった様々な種類がありますが、現在一般的に使用されているのはテナートロンボーン、テナーバストロンボーンの2種類です。それぞれの音域を見ていきましょう。
テナートロンボーンの最低音はE2のミから、最高音はその技量により限りが無いといわれていますが、一般的にはC5のドくらいまでとなっています。
テナーバストロンボーンーの最低音はF1のファから、最高音はC5のドくらいとなっています。
トロンボーンの音域は他の楽器に比べると?
トロンボーンの音や音域は、人間の成人男性のものに近いと言われています。
では、他の楽器の音域はどうなのでしょうか?
トランペットは最低音はG2のソの音で、最高音はC6のドの音です。
丸っこい形状が可愛らしいホルンの最低音はC2のドの音で、最高音はC6のドの音ですので、トランペットよりも少し低音に守備範囲が広い形になります。
そして、金管楽器では最も大きなチューバは、最低音がC0からで、最高音がA2のラと、大きな体らしい低音ボイスです。
トロンボーンはチューバとホルンやトランペットの中間の音域を担当しているのですね。
金管楽器の演奏を聴くときには、その音域はどの楽器なのかも気にして聴いてみると、また新たな発見があるかも知れません。