トロンボーンの音域は?他の楽器と比較

金管楽器の中でも、最近はトランペットと同じくらい人気があるのがトロンボーンです。その音域は一般的にはどのくらいあるのでしょうか?今回はトロンボーンの音域について、他の金管楽器との比較も交えながら、解説していきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.トロンボーンの音域は?
  2. 2.トロンボーンの音域は他の楽器に比べると?

トロンボーンの音域は?

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トロンボーンとは、『大きなトランペット』という意味がある楽器です。確かにトランペットと似てますね。基本的な構造はほぼ一緒ですが、特徴的なスライドという大きなU字型のパーツが付いています。

トロンボーンにはトランペットのようなボタンは無く、このスライドを前後に動かすことによって音程を取ります。

トロンボーンにはソプラノやアルトといった様々な種類がありますが、現在一般的に使用されているのはテナートロンボーン、テナーバストロンボーンの2種類です。それぞれの音域を見ていきましょう。

トロンボーン音域表


 

テナートロンボーンの最低音はE2のミから、最高音はその技量により限りが無いといわれていますが、一般的にはC5のドくらいまでとなっています。

テナーバストロンボーンーの最低音はF1のファから、最高音はC5のドくらいとなっています。

トロンボーンの音域は他の楽器に比べると?

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トロンボーンの音や音域は、人間の成人男性のものに近いと言われています。

では、他の楽器の音域はどうなのでしょうか?

トランペットは最低音はG2のソの音で、最高音はC6のドの音です。

丸っこい形状が可愛らしいホルンの最低音はC2のドの音で、最高音はC6のドの音ですので、トランペットよりも少し低音に守備範囲が広い形になります。

そして、金管楽器では最も大きなチューバは、最低音がC0からで、最高音がA2のラと、大きな体らしい低音ボイスです。

トロンボーンはチューバとホルンやトランペットの中間の音域を担当しているのですね。

金管楽器の演奏を聴くときには、その音域はどの楽器なのかも気にして聴いてみると、また新たな発見があるかも知れません。

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