トランスミュージックとは?おすすめ曲8選を紹介!
トランスミュージックという音楽ジャンルをご存知でしょうか?よく聞く言葉ですが、どういうものか説明できるでしょうか。今回は音楽ジャンルの1つ、トランスミュージックについて、その解説とおすすめの名曲8曲をご紹介していきます。
トランスミュージックとはどんな音楽?
トランスミュージックとは、テクノミュージックやハウスから派生したダンスミュージックの一種で、BPM130~150くらいの速度での短い旋律をループさせた音楽です。
同じフレーズを繰り返すことにより、脳に一種の錯覚や幻覚を感じさせる、『トランス状態』に誘うことからその呼び名が付けられています。
クラブシーンで発生したジャンルの音楽で、1980年代後半から90年代初頭に誕生し、発展していったといわれます。
トランス系の有名なDJには海外ではTiestoやArmin van Buuren、Aly&Fila、日本ではDJ moeやDJ TAI IKEZAWAがいます。
トランスミュージックのおすすめ8選
トランスミュージックのおすすめの名曲、人気曲をご紹介していきましょう。日本でもクラブシーンを中心に、音楽界に定着した感のあるトランス系ミュージックは、エレクトリック・ダンス・ミュージック(EDM)の盛り上がりでさらに進化を深めています!
Blah Blah Blah/Armin van Buuren
『Blah Blah Blah』はオランダのDJ、Armin Van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)が2018年にリリースしたアルバム『Live at Ultra Music Festival Miami 2018』に収録されている人気曲です。
マイアミで開催された音楽イベントでの彼のプレイを切り取ったこのアルバムは、まるで会場にいるかのような気分になれる臨場感溢れるものに仕上がっています。
アーミン・ヴァン・ブレーンは本国オランダだけにとどまらず、世界を代表するトランス、EDMのDJです。
Stay/JamesDymond
『Stay』はイギリスの音楽プロデューサー、James Dymond(ジェイムス・ディモン)が2018年にリリースした楽曲です。
疾走感溢れるビートにキャッチーでミニマムなシンセのフレーズが絡んでいくところと、ビートとウワモノが入れ替わるところなどが気持ち良いナンバーです。
フロアーで大音量で浴びるのも堪らないでしょうが、1人の夜のドライブにも非常にハマる、ちょっと懐かしさも感じるようなトランスミュージックです。
Mainhattan/MarkusSchulz
MarkusSchulz(マーカス・シュルツ)はドイツに生まれ、アメリカで活動している音楽プロデューサー・DJです。1990年にキャリアをスタートさせていますから、実に30年以上第一線で活躍しているベテランといえます。
90年代からアメリカのダンスシーンで、多くの有名曲をリリースし、2004年にはトランスミュージック界の名門、『Davis Lewis Productions』と契約を交わし、文字通りシーンの頂点に立ちます。
そして翌年には自身のレーベルである『Coldharbour Recordings』を立ち上げています。
この楽曲『Mainhattan』は2019年の年末にリリースされたということで、冬の乾いた冷たい道路を歩いていることを想起させるようなサウンドが特徴的です。
ReadySteadyGo/Pauloakenfild
Paul Oakenfild(ポール・オークンフィールド)はレイブの島の異名をもつ『イザビ島』を代表するベテランのDJです。
往年の洋楽ファンには懐かしい『ハッピーマンデーズ』などのプロデュースを手掛けた大御所で、ハウス・ミュージックからテクノ、そしてトランスへと常に時代の先端をいくアーティストです。
2018年には世界文化遺産となっているストーンヘンジでのDJプレイを行い、その様子はネット上で世界中のファンを興奮させ、また収益は全てチャリティに寄付されています。
この楽曲『Ready Steady Go』 は2002年にリリースされたアルバム『Bunkka Project』の1曲目に収録されている楽曲で、トム・クルーズが主演した映画『コラテラル』の主題歌としても人気です。
SevenCities/SolarStone
SolarStone(ソーラーストーン)は、1995年にイギリスで結成されたトランスミュージックのユニットで、元々は3人で活動していましたが、現在のメンバーはキーボードのリチャード・モワット1人となっています。
メロディアスなトラックメイクに定評があるソーラーストーンですが、この『sevencities』もミニマムなビートに、綺麗な短いウワモノが絡みながら発展していく様が、実に見事です。
Babe/DJmoe &EGL
DJ moe(ディージェーモエ)は、東京都出身のDJ、サウンドクリエーターです。クロアチアで行われた世界的レイブイベントに日本人最年少で出演を果たし、その後も国内外の大型イベントで活躍をしています。
この『Babe』はトラックメイカーのEGLとコラボして生まれた作品で、Skrillexが主宰するレーベルの「NEST HQ」にピックアップされるなど高い評価を受けています。
彼女自身まだ23歳ということで、これからのトランスシーンを引っ張っていってくれる、頼もしい存在と言えるでしょう。
Yamato/ashura
Yamatoは、滋賀県出身の音楽プロデューサー、DJです。DJを始めてわずか2年でコカ・コーラの主催する大会で優勝したといいますから、天性の才能を持っていたのでしょうね。
Aviciiにも気に入られ、フェスやサポートアクトにも何度も呼ばれて出演しています。
この『Ashura』は2018年にリリースされた楽曲で、心臓の鼓動が高まるようなビートに、思わず心が奮い立たせられる1曲となっています。
トランスミュージックとはどんな音楽? についてのまとめ
トランスミュージックのおすすめをご紹介してきました。音の作りはシンセやリズムマシーンなどで無機質な感じなのですが、一定のビートが心臓の鼓動や歩くテンポにマッチしたり、ループしながら発展していく短い旋律が、言葉を越えたパワーを感じさせてくれます。
私たちの原始的なものに訴えかけてくるような、不思議な高揚感をもたらしてくれるトランスミュージック。これからも進化を遂げ、私たちをワクワクさせたり優しく癒してくれることでしょう。